中国社会」カテゴリーアーカイブ

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最近、日本における中国情報は、格段に増え、毎日、中国のニュースをみかけない日は無いといってもいいくらいです。ここでは、普段、中国で暮らしている経験を交えつつ、より日常にねざした虫の目で、中国社会を見ていきます。
【目次】

中国お財布事情 ~財布がカード入れに変わる日 

以前、ウェブサイトか何かで「中国人は財布をもってないらしい。」とかいう記事を見て、「さすがにそれはないわ。」と思っていたが、あながち嘘でもないのかもしれないと思っている。

というのも、最近、自分が、だんだん、そんな感じになってきたからである。

まあ、さすがに財布を持たないということはないが、財布を一度も使わない日は確実に増えたと思う。家に帰ってきたとき、よっこらしょと、小銭でパンパンにふくらんだ財布をとりだすたびに「これ、無駄じゃない?」と、思うこと、しばしばなのである。

写真:「向銭看」号、発見!!

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深センの地下鉄に、女性優先車両が登場したが・・・


近頃、地下鉄に乗っていると、ピンク色で「女性優先車両」という標識を見かけるようになった。

八両編成のうち、先頭車両と最後尾の車両が女性優先車両となっているようだ。

「おお、中国の地下鉄も、ついに、そんな配慮をするような時代になってきたか・・」と、うかつにも、一瞬、思ってしまいそうになったが、見ていると、どうも様子が変だ。

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深セン側のイミグレで外国人の指紋採取が始まった模様


先日、香港からの帰り、深セン側のイミグレから入境するとき、外国人が、スキャンする装置に、手を載せているのを見かけた。

「ああ、なるほど、これが例の指紋採取か・・・」

他の人から聞いていたが、イミグレの外国人レーンの後ろ側に、専用の装置があって、指紋をまだ採っていない外国人は、係員の指導のもと、両手ともスキャンされているようだ。

この外国人に対する指紋採取、今年2018年1月より、中国入国側のイミグレで、すべての外国人を対象に始まったとのことだ。(すでにe道で指紋を取っている外国人は除く)

しかし、自分らみたいな居住者はともかく、旅行とか出張で中国に来て、いきなり、手のひらスキャンされるって、どんな気持ちなんだろうか。

話を聞くだけで、なんとも、暗澹たる気持ちになってしまう。

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深センのバス 電気バス(EV)に完全移行中


最近、年を取ったせいか、中国の速度についていくのが、大変になっている。スマート化(智能化)もそうだが、エコ化もかなり進行中である。

例えば、最近バスに乗ることが少なくなったので気がつかなかったが、深センのバスは、いつのまにか、ほとんどが電気バス(EV)に変わってしまったようだ。

予定では、年末までに、市内のバス1万8000台が完全にEV化、さらに、タクシーのほうも、20年までに完全EV化されるのだという。

そういえば、最近、停車中のバスが吐き出す排ガスにむせながら、交差点を渡ることがなくなったが、なるほど、そういうことだったのかと納得。

中国では渋滞したときに、排出される排気ガスも格別だったが、それがゼロになれば、画期的であることは言うまでもない。大気汚染が待ったなしの中国では、EVへの移行は、やはり不可避といえるのかもしれない。

写真は、深センBYD社製の電気バス「K8」 外見は、今までのバスと全く同じ。ただ、車内は心なしか静かにはなっているようだ。

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スマホ100%依存社会、中国はどこに向かうのか?

昨日、スーパーで、はじめてスマホ払いをした。これまで現金払いで押し通してきたが、なんとなく、周囲の人間がスマホで払っているのに、自分だけ現金というのもなんなので、まあ仕方なくという感じである。

スマホを取り出し、ウィーチャットの画面を開いて、「我(本人)⇒銭包(マイウォレット)⇒付款(クイックペイ)」の順番に開くと、バーコードとQRコードが出てくるので、店員の持っているバーコードリーダーに当ててもらって(もしくは備え付けのセンサーに自分が当てて)、ピッと鳴ったら完了。実に簡単である。

これで、店員から「5毛ないか?」と小銭のおねだりを聞かなくて済むし、偽札さえも、入り込む余地がなくなりつつあるというから、大したものだ。一種の消費革命と言ってもいいのかもしれない。
今の中国は、一事が万事、この調子で、スマホ無しで生活が成り立たなくなりつつある。スマホを使うか使わないかで、生活上の自由度に、大きな差ができてしまうのだ。

周囲がそういう状況なので、自分も、最近、しょうがなく、スマホを使って決済をするようになったが、これが、意外と便利で、今では、アマゾン(亚马孙)でモノを買うときはもちろん、電気代、ガス代といった生活費から昼飯の出前まで、アリペイ(支付宝)とか、ウィーチャット(微信)といった決済サイトである。

また、少額のアルバイト代を払うときも、こういう決済サイトを使うことが増えた。数百元程度であれば、ウィーチャットで十分である。最近では、客からも「ウィーチャットで支払っていいか?」というような依頼を受けることも増えてきた。

このサービス、中国人もそうだが、むしろ、外国人居住者である我々にとって、より便利かと思う。なぜなら、手順さえ覚えておけば、言葉を使わなくとも、すんでしまうからである。

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中国人とワークライフバランス

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旧正月(春節)が近づいてきた。

今年は、正月が早いので(1月28日が元旦)スーパーなどでも、すでに正月の飾り付けグッズで真っ赤っ赤である。

うちの中国人講師たちも、そろそろ、田舎に帰る準備を初めているようだ。帰るのは、湖南や湖北、江西といった中国南部が多いが、そのあたりだと汽車で10時間以上、中国新幹線(高鉄)でも3-4時間くらいは、かかるようだ。国土が広大な中国では、このくらいの移動は当たり前らしい。

しかし、春節中は、チケットを取るのが、かなり困難のようで、国家が規定する春節休みにドンピシャの日程だと、チケットが売り出されて、五秒後には、空席がなくなるとのことである。まさに中国語でいうところの「秒杀(ミャオシャー)」である。

その為、多くの中国人たちは、希望の日程より、少しずらして休みを取るようだ。また本人の代わりにチケットを取る代行業者もいて、その業者に頼むと、いくらかの手数料を支払わねばならないが、自分でチケットを取るより、効率は良いのだそうである。

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中国 動画サイト「ビリビリ(bilibili)」

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ここ最近、在中日本人や中国人の間で、ビリビリ (bilibili)という名前の動画サイトを、よく耳にするようになった。

ぱっとみ、どこからどうみても、ニコニコ動画を真似したとしたか思えない外観に加え、内容的にもアニメの二次創作や、「◯◯してみた」などのコンテンツ、さらにはライブ実況や、よくわからないイベントなど、完全に、オタクや萌えといった、サブカルチャーに特化した動画サイトのようである。というか、なにより弾幕が流れるところなど、ニコニコそのものである。

日本人の大人が見て、面白いと思える動画があるかどうかは、かなり微妙であるが、弾幕を眺めているだけでも、中国人の反応が面白かったりする。

今回は、このビリビリ動画について紹介してみる。

注:最近になって、このビリビリに規制がかかりだした模様だ。中国人の話によれば、日本の最近のTVドラマや、アメリカや韓国の海外ドラマなど、全部、見れなくなってしまったようである。まあ、版権の問題や中国側の検閲の問題もあるだろうから、そのうち何らかの規制がかかるだろうとは、思ってはいたが、結構、早かった。ただ、最近は、中国人も、ほとんど、VPNを使っているようなので、ビリビリが見れなくなっても、別に構わないと思うのであるが、彼らから言わせると、VPNだと回線が不安定だし有料なので、やはりできれば、国内の回線で普通に見たいのだそうだ。

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中国人は「オタク先進国」日本をどう見ているのか? 

メイドインジャパンは、なにも家電や薬、日本料理だけではない。いわゆる、日本のオタク文化などもまた、れっきとしたメイドインジャパンである。

中でも日本の漫画、アニメというのは、中国サブカルチャーでも、もはや欠かせない存在であり、「漫画」「動漫」(動く漫画)として、一つのジャンルを確立している。

また日本のアニメや漫画が浸透するにしたがって、いわゆる、御宅族と呼ばれる集団も、日々量産されているようである。

中国では、オタクの男は宅男(ジャイナン)、女は宅女(ジャイニュ)と呼ぶようだ。やはり、多少は、蔑視するニュアンスはあるだろう。さらに、かなりディープなオタクのことを、死宅(スーザイ)と呼ぶこともあるようだ。

今回は、中国人が、オタク先進国、日本を、どう見ているか?ウェブサイトの記事を紹介してみる。

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「中国人社員も一緒ならいいです」 日中プライバシー(隠私)感覚の違い

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広東省は、このところ、冬とも夏ともつかない気候が続いている。
一昨日は、日中27度にも達し「12月にクーラー?」と思いつつ、スイッチを押してしまったが、今日の朝は一転して肌寒く、電気ストーブを入れるような感じ。
といっても、十度を切らない程度なので、たいした寒さではないのであるが、いかんせん広東省の暖房器具は貧弱なので、日本よりも寒く感じてしまう。

さて、もう十年近く前の話になるが、以前、まだ自分が、会社勤務していた頃、こういうことがあった。

会社が、ある日本人向けの雑誌に広告を出すことになり「日本人社員の顔写真を広告に出したいので、これからいっしょに写真をとりましょう。」という話になった。

その会社は、日系ではなく中国ローカルの会社だったので、「自分の会社に、日本人の窓口担当がいますよーー。」というのをアピールしておきたいということなのだろう。まあ、担当が中国人だと、日系企業からコンタクトされないので、理解はできるし、よくある話である。
有り体に言えば、日本人を広告塔として利用したいということであるが、そもそも、そのために、わざわざ金のかかる日本人を雇っているということもある。

当時、会社には私を含めて日本人は3人いて、自分は、日本人的には抵抗を感じないわけではなかったが、これも中国系の会社に勤務した因果だとあきらめていたのと、ある地域限定の雑誌だからまあいいのではという感じで「とりあえず、日本人3人一緒であれば・・・」ということで応諾した。(別に、特段、自分の顔に自信があったわけでもない。)

中国人老板も、それで了解した。

しかし、ここで問題が発生する。

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钉子户 抵抗する中国人

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まさに崖っぷち

中国には、そもそも、個人が土地を私有する権利というものがない。したがって、基本的に、自分の住んでいる土地が、区画整理の対象になって、「出て行ってくれ」といわれれば出ていかなければならないはずである。

しかし、そうは言っても、やはり人間であるから、自分の住んでいる場所には、愛着があるのも道理で、なかには、最後まで、立ち退きを拒否する人間もいたりする。いわゆる「钉子户(ディンズフ)」という人たちがそれで、钉子は、釘(くぎ)のことであるから、打ち付けられた釘のごとく、立ち退かないということのようである。

そういえば、日本のバブル時代、地上げ屋が跋扈していた時、同じような話があったが、中国の場合も、それなりにドラマチックなようである。

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チャイナ・ブラックホール

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中国の穴

日々、どこかで、何かが起こる中国。

こんなに国土が広く、人口が多ければ、当たり前であるが、とにかく、中国にアクシデントはつきものである。

ブログの記事を書くとき、ローカルサイトを参照していると、いろいろな写真が出てくるが、今回、その中から、以下のようなものを紹介してみることにする。

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中国人のイングリッシュネーム

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深センの散髪屋の広告

中国で生活していると、日本人にとって不思議に感じることは尽きない。
「どうして、中国の男は角刈りばかりなのか?」
「女の子同士、どうして腕を組んで歩くのか?」
「掃除係のおばちゃんは、人が飯を食っているときに、どうしてわざわざテーブルの下を掃除しようとするのか?」などなど・・・・

 その中のひとつに、「どうして中国人は、イングリッシュネームをつけるのか?」と言うことがある。

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もう一つの中国 中国人就学生について 

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国慶節も終了

先日、うちの中国人講師の一人が、留学の為、日本へと旅立っていった。

うちに来る講師ほ、大抵日本語は問題なく話せるが、それでも、日本に留学する人間というのは、少数派であり、ほとんどは、年頃になったら中国で所帯をもつ人が多い。特に女性の場合は、留学してから中国に戻ってくると、場合によっては、婚期を逃すリスクもあるから、なおさらである。

こういった留学生というのは、まずは日本語学校で一定期間、日本語の習得をした後、日本語のレベルに応じて、行ける大学に編入されるのであるが、中国人が、旅行以外の目的で日本へ行くのは、実はかなり厳しく、財産証明等、とにかく提出しなければならない証書が多く、大変だったようである。

まあ、どこまで続くかわからないが、本人には、がんばっていただきたいものである。

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割り勘しない中国人 

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1香港ドル=0.826人民元(羅湖イミグレにて)

さて、中国は、国慶節の一週間休みに入っている。

今日は、久しぶりに香港にでも出てみようと思って、イミグレまで行ってみたが、とんでもない人の数に圧倒されて、すごすごと自宅に戻ってきた。あれでは、イミグレを越えるだけで、1時間以上は確実にかかってしまうし、香港に入るだけで、体力を消耗してしまっては元も子もない。
今年は、中国人観光客が、海外に流れるので、香港へ行く中国人は少ないという風に聞いていたが、それは爆買いをするような中国人のことであって、一般の中国人にとっては、あまり関係ないようである。

実は、国慶節期間中に、中国国内を移動するのは、あまりお薦めではない、というか、出来れば、やめたほうがいい。どこへ行っても、人だらけで、もみくちゃにされてしまう危険性があるからである。人ごみが嫌いな人間にとっては、まさに悪夢のような一週間である。

おかげで、こちらは、イミグレまで行って帰ってきただけで、汗だくになって、おまけに風邪までひいてしまった。というわけで、国慶節は、何もしないでブログでも書くのが関の山となりそうである。

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健康はお金で買えるか? 中国の医療について

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中国に初めて来て驚いたもののひとつが、病院の広告である。

エレベーターの中やバスの車体広告等、いろいろなところで見かけるが、美容整形とかではなく、ごく普通の病院が、広告をだすというのは、やはり違和感がある。
広告を打つということは、つまり各病院が、独自で営利を出す必要があるということだろうが、それって医療行為が単なるサービスの提供、つまりビジネスに堕する危険性はないのだろうか?

深センのバスの車体広告(写真)

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