中国のキリスト教徒 休日は地下教会へ

christmas

以前、自分の教室で講師希望の中国人と面談をしていて、休日はどう過ごされているのか?という話の流れから、彼女の口からこんな言葉が飛び出した。

「日曜日は教会へ行きます。」

中国人がキリスト教?

自分は、当時、少し意外に感じた。というのも中国は共産党支配、基本的には無宗教のはずだからだ。

写真:香港上水広場のクリスマスイベント

日曜日は教会へ出かけます

その女性は、日本人の旦那さんの影響で入信されたのだそうだが、面白いのは、週末教会へ行くとき、旦那さんは香港の教会へ、ご自身は深セン側の教会へ別々に行くのだそうだ。

さらにその方が言うには、現在、中国人の10%がキリスト教徒なのだとか?10%と言えば、1億3000万人である。日本の人口に匹敵する人口でにわかに信じがたい数字だ。

ただ、さすがに10%は言いすぎだとしても、実は、最近「自分はキリスト教徒です。」という中国人に会う機会が増えてきたような気がする。しかし、日本などと違い、中国の街を歩いていても、キリスト教の教会を見かけることはない。しかし、話をうかがうと、どうも独立した建物ではなく、ビルの中にあるらしい。

で、少しネットで調べてみたところ、以下のような記事が。。。。

急増する中国のキリスト教徒

http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20121226/Recordchina_20121226015.html
中国で急増するキリスト教徒=大半は「地下教会」に参加、共産党の警戒招く―スイス紙

「中国のキリスト教徒数は6000万~9000万人と推定されている」ということで、実感的には、中間層を中心として、このくらい中国にキリスト教徒がいてもおかしくないと思います。
確かに、貧富の差が開き、これだけ拝金主義が横行している中国であるのだから、それとは逆のゆり戻しの動きがあって当然だろう。
人間と言うのは、金、金、だけではどうしても疲れてしまう。それを埋める何かが、彼らにも必要になっているのかもしれない。不満を解消したり、心の隙間を埋めるため、ある人はペットに癒しを求め、又ある人々は広場で踊り狂う、そしてまたある人は宗教に救いを求めると。

ちなみに、香港、深圳という場所は、貧富の差がすごいんで、ジニ係数、めっちゃ高いだろうなあと思って、検索してみると。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%8B%E4%BF%82%E6%95%B0#mediaviewer/File:Gini_Coefficient_World_CIA_Report_2009.png

香港周辺、0.6越えてるし・・・・日本はおろか、アメリカ、南米より高い。

もちろん、各国、事情があるので、だから駄目とは一概にはいえないが、一定の参考にはなるとは思う。

香港民主化デモの根底に流れるキリスト教的価値観

ちなみに、香港のデモのことについて、記事を読んでいるうちに、こういう記事があった。

香港の民主化運動の底流にあるキリスト教価値観 – WSJ

なるほど、民主化とセットで宗教の問題というのも出てくると・・・

中国は、もちろん共産主義であるから、基本的には、宗教とは相容れないはずで、その点からしても、今回のデモが、さらに解決困難に思えてくる。単に制度だけの問題ではないのだ。

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