社員旅行で日本へ

yinlian

銀聯カード

先日、うちのお客さんの会社から、今度、社員旅行で日本へ行くという話しを耳にした。聞けば入社後1年以上経過した社員を全員つれていくのだそうだ。なんとも太っ腹な会社である。ちなみに、この会社、一昨年はタイ、昨年は韓国と、毎年社員旅行にでかけているらしい。非常に景気がいいようで、なんとも羨ましい限りである。


中国人が日本に行くには、当然、ビザが必要となる。団体旅行の場合は割とハードルは低く、要件としては、そこそこの年収と資産証明として銀行の残高が3万元(50万円程度)以上必要であるらしい。
で、当然ながら、それに満たない社員もいるわけで、彼らは他からお金を借りてきては、とりあえずその時だけ、残高をクリアさせ、審査が通ると、お金を返すというやり方で、まあ事なきをえたとのこと。
こういった方法は、中国人の十八番で、家を買う頭金や、会社の資本金が足りない場合の常套手段となっているのは言うまでもない。

しかし、この会社に限らず、最近、自分の周りで、日本に旅行へ行って来たという人をかなり耳にするようになった。
しかも、以前よくあったような、団体旅行で、お決まりのコース「大阪・京都⇒富士山⇒東京」で、お土産屋ばかり回らされるといった感じのツアーではなく、結構、自由なスタイルで旅行しているようである。
まあ、昨今の円安というのが、やはり非常に大きいんでしょうが、他にもビザ要件の緩和や、LCCのおかげで、海外旅行へのハードルがぐっと下がったようである。

peach ピーチ航空(LCC)

日本旅行のビザの要件であるが、会社に就職しているかどうか、また戸籍の種類によっても違ってくるようである。当然ながら、在職中で、かつ有名な会社ほど信用力が高いことは言うまでもないし、田舎の省よりも深センのよな沿海部の大都市の戸籍のほうが、信用度は高いようだ。

しかし、全くの個人でいく場合は、まだかなりハードルが高く、残高証明以外にも、旅行会社に払う保証金(押金)等、なんだかなんだで、25万元(450万円)必要なのだとか。
まあ、これはいた仕方ないかもしれない。これが50-100万円程度だと、軽々とクリアする不法就労目的の人間が一気に押し寄せてくるはずですから。しかし、たかが、海外旅行に行くだけで、何が悲しくて何百万も用意しなけりゃいけないのかと思いますが・・・ていうか、中国人、どんだけ信用されてないんだという。
こんな話を聞くと、普通に諸外国を行き来できる我々日本人は、本当に恵まれているんだなあと思います。(まあ、実際は金がなければしょうがないというのはさておき)

中国人にとっては、日本(とアメリカ)は要件が非常に厳しく、そこまでこだわりのない人たちは、韓国とか、タイ、台湾あるいはシンガポールあたりにでかけるようである。これらの国は、比較的条件が緩いので、中国人にはかなり手軽にいける海外になっている。

うちの講師のような中国人の若い人と話をしていると、家や車と同時に、話題になってくるのが、海外旅行の話で、海外に対する憧れのようなものが、非常に強いようなんですね。逆に、日本の若者は内向き志向で、海外旅行に行く人が少なくなっているというのは皮肉です。(ちなみに、自分も最近は、あまり旅行へ行く気力自体がなくなってますが。)

Yahoo!ニュース – 関空の外国人客数、日本人を「逆転」 LCC増加やビザ緩和後押し (産経新聞)

まあ、こういった流れは、しょうがないところかもしれません。これから、消費税もまだまだ上がりそうな勢いだし、一般庶民としては海外へ旅行へ行くどころの話ではないですから。しかも、円安で割高になっているわけだから余計でしょう。
せいぜい、他国からの観光客に、外貨を落としてもらうということでもしないと、円安メリットがない。だから政府は2020年までに、外国人観光客を2000万人にしようと躍起になっているわけですね。

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