深セン側のイミグレで外国人の指紋採取が始まった模様


先日、香港からの帰り、深セン側のイミグレから入境するとき、外国人が、スキャンする装置に、手を載せているのを見かけた。

「ああ、なるほど、これが例の指紋採取か・・・」

他の人から聞いていたが、イミグレの外国人レーンの後ろ側に、専用の装置があって、指紋をまだ採っていない外国人は、係員の指導のもと、両手ともスキャンされているようだ。

この外国人に対する指紋採取、今年2018年1月より、中国入国側のイミグレで、すべての外国人を対象に始まったとのことだ。(すでにe道で指紋を取っている外国人は除く)

しかし、自分らみたいな居住者はともかく、旅行とか出張で中国に来て、いきなり、手のひらスキャンされるって、どんな気持ちなんだろうか。

話を聞くだけで、なんとも、暗澹たる気持ちになってしまう。

中国当局は実名制がお好き

指紋採取もそうであるが、とにかく、ここ数年、中国では、やたらと個人認証を求められる場面が増えているような気がする。

汽車に乗る時は、身分証の提出しなければならないし、シムカードを購入する時も、電話番号とパスポート番号をリンクさせられる。また、不動産の契約の時は指紋を取らされるし、発票の発行の際は、納税者識別番号を求められるようになった。

とにかく、あらゆる場面で、個人認証(実名制)が求められ、規制が強化されており、面倒でしょうがないのである。(写真はチャイナテレコム(中国電信)の実名制専用窓口。

マクドナルドも、すでに実名制?

「そのうち、マクドナルド(麦当労)のカウンターで身分証を提示するように、言われるんじゃないのか?」と一瞬、思ったが、「ウィーチャット(微信)で支払ったら、身分証提示しているのと同じ」なのである。

つまり、「マクドナルド⇒ウィーチャット⇒携帯番号⇒パスポート番号」と、すべてリンクされているので、自分が◯年◯月◯日に、どこどこのマクドナルドで、◯◯元の消費をしたという情報は、筒抜けということである。

要するに、誰が、いつ、どこで、いくら払ったか?が一目瞭然で、中国当局は、なんの圧力をかけることもなく、国民と外国人の一挙手一投足をすべて管理できる。なにか、SF社会かなにかと勘違いしそうであるが、これは現実の中国なのである。

 実名マック?

便利さと自由の等価交換

ただ、中国人民は、そんなこと、ほとんど考えずに「便利だ、便利だ」といって、喜んでスマホを使っている。

まあ、もちろん便利になったことは事実だろうし、性悪説社会の中国で、お互いに、騙されるリスクが少なくなり、流通が増え、結果として、色々なイノベーションが生まれているのは、確かである。

ちなみに、個人的には、自分は外国人なので、そもそも政治上の自由など必要ないし、悪いこともしないので?別にそれでも構わない。ただ、どうしても、便利さと引き換えに、その分、自由が制限される、等価交換に見えてしまう。

まあ、そんなことを、中国人に言ったところで、一笑に付されるのがオチなのだろうが・・・

写真:羅湖イミグレにて、ウィーチャットペイ(微信支付)の広告。

香港でも、ウィーチャットペイやアリペイが使える場所が増えてきているようだ。

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