旧正月を中国で過ごしてみる ~中国の紅白、年越し餃子など


年越し焼肉?

新年好!(新年、おめでとう!)

といっても、日本にいる人には??だろうが、本日28日は、旧正月の初日で、いわば中国の新年にあたる。ちなみに旧正月は、毎年1月末から2月末くらいで、年によって日程が変わる。今年は、1月末だから、すこし早めの正月といっていいだろう。

この時期、大半の中国人は、田舎に帰ってしまうか、家でじっとしているので、街を歩いても、人影もまばらで、閑散としている。自分も、いつもなら、日本に帰っているはずなのであるが、何故か、今年は、まだ中国にいる。昨日の大晦日は、昼間、会社に来て、パソコンの中を大掃除したりしたが、そんなことをしているのは、多分、自分くらいのものだろう。

それにしても、普段は、うるさくてかなわない中国も、この日ばかりは、さすがに、水を打ったように静かで、気味が悪いほどだ。向かいのお稽古ごとの子供の声も聞こえないし、普段はグズグズしているエレベーターも、ボタンを押せば、一瞬で来る。なにか、ゴーストビルの中に、自分ひとりでいるような感じである。

要は、中国全体が、お休みモードなわけであるが、日本の盆や正月でも、こんなに徹底して休んでしまうということは、有り得ないのではなかろうか。

おおみそかに中国の「紅白」?を見る

昨日の大晦日は、何もすることがないので、久しぶりに、中国のTV番組を横目で見ていると、何か、お好み演芸会を豪華にしたような番組が演っていた。

「ああ、これがいわゆる、中国の紅白というやつだな。」

中国にも、紅白みたいな番組があると、話には聞いていたが、実際に見たのは初めてである。

春节联欢晚会」略して「春晩(チュンワン)

大晦日の夜八時くらいから始まる、中央電視台CCTVの年越し番組。日本の紅白とは違うところは、紅白(男性と女性)に分かれて、競い合うというのではなく、昔ながらの寸劇や漫才(相声)、少数民族の踊りなどを、ひたすら演っているというところ。

というか、歌よりも、芝居や話芸の比重がかなり高いので、そもそも歌番組ではないから、紅白と比べるのは変である。また、歌にしても、普通に歌っているだけで、小林幸子のようなのが出てくるわけでもない。
2017春晚官网_春节联欢晚会_央视网(cctv.com)

2017鸡年春晚-综艺频道-爱奇艺(動画)

中央電視台だけではなく、北京、遼寧など各地で行われているようである。

視聴率は下降線、南北で二極化

しかし、どうもつまらない。

確かに、中国語だから、そもそも日本人がつまるわけがないのであるが、そういう言葉の問題を差し引いても、おもしろいものとは思えないのである。

とにかく、プログラムが、古臭い。NHKで正月にやっている、吉本の大御所漫才師とかが出てくるのを、もっと、つまらなくしたような感じとでも言えばいいのだろうか。たしかに、劇の役者さんも非常に演技が上手なのであるが、こんな演目、果たして今の中国人(特に若い世代)が、面白がって見ているのだろうか?

そう思って、視聴率を調べてみたところ、やはり、近年、この番組の視聴率は、下降の一途を辿っているとのことで、結局、日本の紅白と同じ問題を抱えているようである。(下の写真は、演出家。冯小刚など、有名な名前も見える。)

また、地域差が、非常に大きく、南北で、完全に二極化しているようである。

熱心に見ているのは、中国の北の方で北京で70%、東北三省に至っては80%以上もある。逆に、南は関心が薄く、上海で10-20%、広東省に至っては10%以下であるが、ここまで、地域格差がある番組も、珍しいのではないだろうか。

演目を見ていると、皆、バリバリのそり舌音でしゃべっているし、いかにも北の文化であると感じてしまうのも無理はないとと感じる。ビリビリ動画見てるような若者は、そっぽを向いてしまうかもしれない。

年越しそばならぬ、年越し餃子

あと、日本で大晦日の夜といえば、年越しそばであるが、中国でも、一年最後の食事ということで、大晦日の晩、一家そろって「年夜飯」というのを食べるようである。

一般的に、よく食べられるのは、餃子、馄饨(ワンタン)、长面(長い麺)、元宵(団子)、年糕(鏡餅)、魚などで、餃子は「餃(ジャオ)」が、交流するの「交(ジャオ)」に通じることから、あと、団子は丸い形が一家団欒を象徴することから、縁起が良いとされるとか、いろいろ由来があるようである。

一般的に、北の方は餃子を、南のほうは、団子とか他のものを食べるらしいが、そのあたりは、地域差が有るらしい。
さながら、年越し餃子あるいは年越し団子といったところだろうか。

写真は、年越し焼肉ではないが、先日、行った焼肉屋さんの様子。なにか、オープンして間がない感じで、結構、人で賑わっていた。

一緒に行った、お客さんによれば、現地では、現在、日本の焼肉ブームであり、こういった焼肉店が、最近、増えているとのことである。

旧正月中の注意

あと、旧正月中は、大晦日の夕方から、正月の三が日は、ローカルの大部分の店が、閉まってしまうので、旧正月中、中国に滞在する予定の日本人は、少し、注意が必要であろう。元旦から、営業しているところというのは、マクドナルドかセブンイレブン、あとは大手のスーパー(時間限定営業)くらいのものである。

あと、銀行も休むので、注意が必要である。お金をおろしたり、両替をしたりするのであれば、連休前に済ましておいたほうが、いいだろう。ATMはあるが、金欠だったり、まれにマシーンが壊れていたりすることもあるからである。

ちなみに自分は、春節ではないが、ある三連休の初日に、銀行のATMにカードを吸い込まれてしまい、三日間、現金を引き下ろせず、不安の日々を過ごすことになってしまった経験がある。連休が明けてから、取りに行ったのだが、マシーンのほうに、問題があったようで、自分以外にも、マシーンにカードを吸い込まれていた人が、かなりいたようである。滅多にあることではないが、中国ではありえなくもないので、一応、注意したほうがいいだろう。

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