2008 中国の旧正月(春節)

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笑う門には福来る マネキンも爆笑中

このところの例の冷凍ギョーザ事件の話ばかりで少しうんざりしている。被害にあった方々にはお気の毒としか言いようがないが、「また、そんな話題!?」という感じで、普段、中国で何の問題も無く過ごしている自分からすると、不思議でしょうがない。

こういう事件は、実際は当事者間の問題であると思うのであるが、時として国家対国家の問題にすり替わってしまう危険性があるから始末が悪い。両国とも、あまり感情的にならずに、まずは原因の追求を進めてもらいたいものである。

さて現在、中国は春節(中国の旧正月)に入ったところ。中国では、日本人が正月にモチを食べるように、正月にギョウザを食べる習慣があるとのことで、その縁起物のギョウザが、日本では不幸を招いているというのであるから、全く皮肉なものである。【一説によれば、餃子は交子(子供が授かるという意味)と同じ発音なので、縁起がよいのだとのこと。】

今回は中国の正月について少し取り上げてみることにする。

中国の旧正月(春節)

以下、年末ムードの中、スーパーに買出しに行ったときの様子である。(写真は、日系のジャスコ(吉之島)米系のウォルマート、中国系の天虹商場で撮影したもの)

衣類、下着

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紅い靴下、紅いシャツ紅いブラジャー紅いパンツと、とどまるところを知らない、まっかっかぶり。日本人の感覚からすると、ありえない色彩の下着であるが、どこのスーパーに行っても売っている。とにかく、中国人の紅色に対する恐ろしいまでの、思い入れを感じてしまう。

しかし、こんな紅い靴下なんて履きたくないし、間違って別の衣類と洗濯した日ニャー目も当てられないことになってしまうことは火を見るより明らかである。以前、中国に来て間もない頃、白いシャツと、中国で買った色物のYシャツをいっしょに洗ってしまい、見事にシャツを染色してしまったことがあるが、そのことを、ある中国人に訴えたところ、「それは、分別して洗わないお前が悪い。」と当たり前のように言われたことがある。

「自分の国の製品の品質の悪さを棚に上げ、何をいっとるねん!!」と思ったが、ここは我慢。郷に入っては郷に従えで、現実を真摯に受け止めなければならない。周りの状況は、変わるはずもないのであるなら、自分が変わったほうが早いのである。

マネキンもこの通り、すっかり春節モード
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笑う門には福来る
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春節の飾り・ステッカー類

春節にまつわる品々chinese-newyear2008-7
この時期、やたらと目に付くのが春節のお祝いグッズコーナー。
春節グッズというのは、日本で言えば、鏡餅、門松などにあたるのであろうが、中国のそれは、その種類が豊富かつ派手である。

去年の春節のことであるが、銀行からもらった「福」ステッカーをなんとなく見よう見まねで玄関に貼り付けてみた。福を逆さにすると「福到(福が来る)」といって、中国では縁起がよいとされるらしい。
ただ、春節もとうに過ぎ、そろそろいいかなと思って、はがそうとしたのであるが両隣りさんは依然として張り続けたまま。
「いつになったら、はがすんだろうか」と思いつつ、「まあ、いいや。隣りの家がはがしたら、はがせばいいだろう」と思っているうちに、夏が過ぎ、秋が過ぎ、ついにそのまま、翌年の春節を迎えてしまった。
chinese-newyear2008-8 一年間、張りっぱなしの「福」

 

これはご近所の玄関先を無断撮影させていただいたものであるが、両脇に、このような「対聯(ドゥイレン)」といって、対(つい)にして戸口の両脇に貼り付けるのが一般的であるようである。言葉は、おめでたい決まり文句のようなものである。
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また、以下のようなものも。
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年画風のお稚児風のステッカー(1セット3元)であるが、大小あわせて5組入っている。これは、よく店先で、入り口に貼り付けてある。

春節にまつわる品々

福袋のようであるが、最初から中身は見えている。
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七夕のお願いごとよろしく、カードに自分の願い事を書いて、くくりつけるような按配か。
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年糕(ニェンガオ)

魚の形をした、めでたい餅。なぜ、魚なのか?であるが、これは、年年有余(年を追うごとにゆとりがでてくる。)の「余」と「魚」がかかっている為。
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正月SONG

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正月のおめでたソング集。日本で言えば、「もういくつ寝るとお正月 ♪」といった感じの曲を、子供が歌っているDVDである。しかし、中国では、子供に化粧をさせて、大人びた様子を楽しむような傾向があるようであるが、これもよくわからない感覚である。
北京オリンピック前ということで 劉翔、郭晶晶、卓球の選手も
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次に外に出てみる。

中国の旧正月(春節) 街の風景

門ミカン(キンカン)

中国では、この時期、路沿いに、門松ならぬ、門ミカン(金柑)が、このように、放置される。もちろん、市民の目を楽しませるため、こんなところに放置しているのではなく、商売用として各レストランやホテルといったところに出荷されるまで、ここに一時的に、放置されているに過ぎない。chinese-newyear2008-18
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この門ミカンであるが、だいたい、こんな感じで門前に飾られる。
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なかには、こんな、吊り札が。
chinese-newyear2008-20 一粒摘むごとに十元の罰金、一粒で二度おいしいどころの騒ぎではない。

「しかし、こんなもの書いてみたところで、こんな風に道端に放置していたら、誰かが持っていくんじゃないの?」と思ってしまうが、そこは問題はないらしく監視係をつけているようである。倉庫を用意したりするより、監視員一人つけて、道端に放置したほうが、安上がりなのだろう。
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chinese-newyear2008-23 監視員、発見。ただし熟睡中。監視の役目、果たしてないし・・・・。

春節のネオン

正月になると、街中、春節用のネオンサインの花が咲く。(華強北にて)chinese-newyear2008-26

紅包(ホンパオ)

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日本で言えば、お年玉のようなものに当たるのが、この紅包である。しかし、日本のお年玉と言うのは、親戚のオバチャンとかが、子供に与えるものであるが、中国の紅包は、それとはかなり違うようである。
職場の社長が社員に、上司が部下に、時には既婚者が未婚者に送る場合もあるようで、日本のそれよりも、少し複雑である。
中国人に言わせれば、額の問題ではなく、要は「今年もよろしくお願いします」という気持ちの問題であるようである。

街中の風景、街頭は、紅いぼんぼりで、春節気分を盛り上げる。(深南大道)
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街角の春節グッズ売り
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新年快楽!
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