忘年会 ~紅と白で攻められて

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そんなに出せません。

 日本に居る方はピンと来ないかもしれませんが、春節前のこの時期、中国の会社では、忘年会たけなわとなっております。もちろん忘年会というのは日本語であり、中国では、本来は「年终聚会(年末会合)」とか、単に「年会」とか言うようですが、日系企業などでは、忘年会という言葉をそのまま使っているようです。しかし、忘れるという言葉は、やはり日本的な響きがありますね。日本人というのは、忘れることを良しとするところがありますから。
 また、最近、生徒さんが、中国語でスピーチをしなければならないかもしれないので、スピーチ用の原稿を作って欲しいといった要望を持ってくることが結構、多くなっております。日頃の中国語の学習成果を試すいい機会かもしれません。是非ともがんばっていただきたいです。

忘年会 紅と白で責められて

紅包とは?

 で、この忘年会ですが、ローカル職員から「紅と白で攻められて」逃げ回っておられる日本人駐在員もいらっしゃるようです。紅白といっても、紅白歌合戦のことではありません。紅と白、つまり、紅包と白酒でやられっぱなしというわけです。
 紅包(ホンパオ)というのは、中国独特の風習で、春節の前後に「老板(社長)から社員へ」「年長から年下へ」「既婚者から未婚者へ」お金の入った赤い包み(紅包)を渡すという、言わばお年玉の大人版のようなものです。お金を媒介にするというのが、いかにも中国的な習慣ですが、赴任したての日本人駐在員等は、このルールがいまいちよくわからず、「誰にいくら渡せばよいかわからない」という話もよく聞きます。

相場は?

 「そんなに一杯払っていたらキリが無いし、かといってケチと思われるのも嫌だし・・・」と、悩ましいところですが、とりあえずは、周囲の誠実そうな中国人部下・同僚に聞きながら渡すしかないでしょうね。逆に、間違っても相場を高く誘導しようとするような輩には、絶対に聞いてはなりません。

お年玉(压岁钱)の相場は?

 ちなみに、子供に配るお年玉は、「压岁钱(圧歳銭/ヤースイ・チェン)」といい、元来、歳(suì)は祟(suì)に通じ、祟りを圧するという意味があるようですが、最近では、これが、かなり高額化している模様です。100元、200元では足らず、500元、1000元単位になっているとかで、もはや全然、ヤースイ(安い)チェン(銭)ではありません。
 これだと、例えば、一人っ子中国人が、正月に親戚をあいさつ回りをすれば、容易に3000元(4万円)くらいにはなりそうです。これは都市部のオフィスで働く社員の1か月分の給与に相当するので、子供にすればかなり使い手があるといえるでしょう。道理で90後(ジューリンホウ)(90年代生まれ)の子供は生まれたときから金持ちと言われるはずです。中国では、ここのところ、食堂のメニューから、工員の最低賃金、賃貸オフィス代など、いろいろなものが値上がりしているので、お年玉も上がって当然なのかも知れませんが、これでは大人の出費も馬鹿になりません。
 というか、調査によれば30歳以上の大人になっても、20-30%の人間がこの「圧歳銭」をもらうとのことで、うちの中国人講師に言わせれば「未婚のうちはもらってもいい」のだそうです。どうも日本のお年玉とは、ニュアンスが違うようです。

「白酒」はほどほどに

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 さて、一方の白ですが、白酒(バイ・ジュー)というのは、日本の白酒(しろざけ)とは全く別物で、白色ではなく無色透明の蒸留酒ですので、むしろ日本の焼酎に近いものです。いわば中国のウィスキーといったところですが、「五粮液(ウーリャンイエ)左写真」「茅台酒(マオタイジウ)」といったブランドは耳にしたことがあるかも知れません。
白酒は、とにかくアルコール度数が高く、38度~50度はありますので、「干杯(カンペーイ)、干杯」(日本語は、乾杯)と調子に乗って、中国人に言われるがままに飲んでいると、自分が酒に「完敗」してしまうので注意が必要でしょう。ちなみに「干杯」は文字通り、杯を飲み干すの意味ですが、自分は、飲み干さなくとも、うるさく言われた経験はないですが、男が多い職場の場合、そうは行かないのかもしれません。

白酒 (中国酒) – Wikipedia

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