ある外人さんの目に映った1978年の広州

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「ある外人さんの目に映った1978年の広州」 より

ウェブを検索していたら、こんなものがでてきたので、ちょっと紹介してみる。



ある外人さんの目に映った1978年の広州より

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デビッド氏(右)

浅黒く日焼けした顔、好奇心の塊りのような目、質素な服、粗末な食卓、前時代的なスローガン・・・・
これって、自分が子供の頃に、思い描いていた中国そのものだ。

広州日報の報道によれば、これは「David.Gleit(葛大为)」というアメリカ人が、1978年に、2度、広州に訪れた時に、町の景色、公園、学校等を撮影したときの写真とのことである。2007年に彼がネット上に投稿したところ、彼の想いとは別に、はるか遠くの広州で人々に注目されるところとなり、ネット上で広まったようだ。
撮影者のデビッドさんは、大学で中国語を勉強した後、1977-79年に台湾に留学、その後、中国各地を度々旅行する。その後、中国人と結構するが、彼の奥さんが「番禺」出身の華僑で流暢な広東語を話すため、彼も、広東語を聞き取ることが出来るようだ。

写真は、カラーフィルムで、30年を経過したにもかかわらず、保存状態がよく、色彩など非常に鮮やかである。当時、中国でカメラを所有している者自体が少なく、専門の撮影家であったとしても、ほとんどが白黒フィルムであったので、貴重な写真であるようだ。

関係ないが、ちょうど70年代の終わり頃、自分の学校の教師が、中国に旅行に行ってきたといって、散髪をして、いかに安かったか(多分、5円とか10円)とか、いろいろ自慢げに土産話を披露していたが、当時、逆に日本は、高度経済成長の真っ只中であったわけで、中国との経済格差は、数十倍はあっただろう。
それが、今や日本のGDPの二倍の規模になっているのだから、この30年の中国の変化が、いかに急激だったかということがわかる。

今、中国には、モノが溢れているが、一方で貧富の格差が広がり、何でもカネ、カネの「向銭看」の世の中になっており、そのスピード感に、社会全体に疲れがでているのかもしれない。
日本でも、古きよき昭和を懐かしむという風潮があるが、こういう写真が注目されること自体、中国人も「全員が貧しかった古きよき時代」を懐かしむ風潮が出てきたということだろう。

引用元

ある外人さんの目に映った1978年の広州 (一个老外眼中1978年的广州)【图】-搜狐滚动
老外(ラオワイ)は、日本語の所謂「外人さん」のこと。

老照片:美国摄影师眼中的70年代中国图片_互动图片

こちらの写真の下のコメントには「これは、アメリカの「LIFE」という雑誌の記者が1971年4月のアメリカの卓球チームが、中国を訪問した時の記録写真とあり、アメリカの卓球チームが中国を訪れたニュースが、世界的なうねりを引き起こした所謂ピンポン外交についてふれているが、それだと、もう少し前の70年代前半になってしまう。ただ、基本的には、広州の写真を引用していると思われる。

別のサイト  注;かなり写真が多い。

中国簡易年表

1949年 中華人民共和国成立  蒋介石政権は台湾に
1950~53年 朝鮮戦争
1958年 大躍進運動 人民公社設置。
1963年 この頃、劉少奇などの改革により、経済が復興し始めていた頃。
1964年、四清運動
党から政治工作班が送り込まれ、反体制者や資本主義者を追及。
1966年 文化大革命 始まる。劉少奇、鄧小平は自己批判。
1971年 林彪クーデター失敗。
1972年 ニクソン訪中  日中国交正常化
1976年 毛沢東 逝去  四人組(四人帮)逮捕
1978年 鄧小平体制確立
1979年 経済特区設置深センなど四都市)

ちなみに、上記写真の撮影当時(1978年)都市としての深圳は、まだ存在していないということになる。

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