文武廟あたりをぶらり散歩

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シェンムーより

教室が生徒が来ない時に、お休みをとることにしているが、この日は中秋節明けで、イミグレも人が少なくよさそうだと思ったので、久しぶりに香港まででかけてみた。

散歩くらい中国ですればいいだろうと思われるかもしれないが、中国で散歩という感じの場所は、探すのに至難の業である。道はでこぼこだわ、空気は悪いわ、リアカーや電気自転車とかがいきなり飛び出してくるわで、正直、散歩どころではないのである。

まあ、中国のことはおいといて、今回の目的地は、香港島の上環、文武廟という古い道教寺院のある辺り。
とりあえず、まずフェリーで中環の船着場で降り、流れのままにデッキをまっすぐに歩いていくと、フィリピン人アマさんでごった返している、環球プラザあたりに、たどり着く。
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休日になると、フィリピン人アマさんで一杯です。

環球プラザから下の様子
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そこまでは、いいのだが、ココから先、具体的な道はわからないし、地図ももっていない。とりあえず、ある程度、見当をつけて歩いてみて、最悪わけがわからなくなったら、下に下りてくればいいのだ。

セントラルから上環へ

メインストリート沿いに歩いていって、銀行や有名ブランド店が途切れる辺りから、それっぽい雰囲気になってくる。
よし、このあたりから、上ってみるとしますかね。
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このあたりは、付近に金融街があるとは思えないくらい庶民的な雰囲気。
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どんどん坂を上がっていく。
sheungwan5 欧米人観光客もちらほら
sheungwan14 フェイスブック?
sheungwan16 ホームレスというバー

この辺まで来ると、さすがに人が少なくて静か。
何より、あのうるさい大陸人の普通話が聞こえてこないのがいい。
普段、中国側に住んでいる自分からすれば、奇跡のような場所である。
ただ、9月の香港は、まだまだ暑い、しかも坂と階段だらけなので、すぐにへたばってしまう。
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ココから先は、荷李活道(ハリウッドロード)と呼ばれる骨董品屋が軒を連ねる通り。
その骨董品を横目にみながら、もうしばらく歩いていくと、前方にそれっぽい白い建物が見えてきた。

あれは、もしや・・

文武廟に到着

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 文武廟 香港最古の道教寺院。

観光ガイドにちょこっと載っているといった印象であるが、なるほど地味だ。しかも、すこぶる小さい。おまけに、工事中で竹の足場で覆われている。
でもまあ、折角来たんだからと、入ってみることに。

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館内は、しかも小さくて薄暗い。おまけに、線香のにおいでむせ返りそうだ。
ただ、かなり荘厳な雰囲気で、いわゆるパワースポット?的な雰囲気を十分にかもしだしているのは、信仰心の低い自分にも十分に感じられた。
ガイドブックによれば、左が武勇の誉れ高い関帝、右が学問の象徴である文昌帝。正面が文武二帝という構成。
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天井には、無数の線香が吊るされている。しかも、どれも、らせん状の独特の形をしている。香を絶やさぬようにということだろうが、すべて燃やし尽くすのに、どのくらいかかるのだろうか。
まったく日本の蚊取り線香どころではない。
manmo-temple5 文武廟内の線香
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館内は、平日だからか人の入りはそれほどでもなく、香港人が、線香をもって三顧の礼を行っていた。
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シェンムーⅡが描く文武廟

ただ、そんな歴史的な由来や信仰よりむしろ、自分は以下の動画で、文武廟には馴染みがあった。

シェンムーII 支那ぶらり旅28 – YouTube

「あんたと話しているんではない。俺は、こちらの老師と!!」
「老師はこのお方だ」
「えっ・・・」
いかにも未熟者の涼さん、老師に点穴(テンケツ)を打たれ、こってりお灸をすえられてます。

この「シェンムー」というRPG。
シェンムーⅠが横須賀、シェンムーⅡが香港のワンチャイ、文武廟、九龍城あたりが舞台になっている。昔の香港の街を再現しており、実に興味深い。また、キャラクターの作りこみが非常にリアルで、一人ひとりの通行人にまで、キャラクター設定がなされ、話しかけると、なんらかのリアクションをするという。また一説によれば、セガが、この制作費のために、経営が傾いたとかなんとか。道理で作りこみが半端ではないはずなのだ。
ただ、もうかなり昔のゲームで、ドリームキャストというハードがないと出来ないらしいのが残念であるが。

さて、文武廟からの帰りは、坂を下りて、中環の方に戻ってくる。
HSBC本店のあたりまでくると、休日ともあって、そこかしこフィリピンアマさんで一杯である。いつも変わらぬ、香港の休日風景である。
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文武廟 周辺マップ

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