香港のおもろい広告

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広告は社会を写す鏡であると言われるが、香港の広告の印象を一言で言えば「おもろい」という言葉になるだろうか。

おもしろいではなく、おもろい。なんというか、あくが強くて、思わず笑ってしまうところがあるのだ。

以下、香港の広告について、ちょっと気がついたことを書いてみた。

政治家、弁護士、医者など、いわゆる聖職

政治家

香港で違和感を感じてしょうがないのが、政治家が、年がら年中、広告?を打っていることだ。政治家だから、広告とは呼べないかもしれないが、自分の認知度をあげるためやっているのだろうから、まあ一種の広告だろう。人の顔が、タクシーとかバスといっしょに、動き回るので、視覚的なインパクトは絶大である。

この人は、立法会の議員のようだ。(上水にて)
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ただ、どうなんだろう。売名行為というよりは、顔が見える政治家と言うか、市民に密着するという意味があるのかもしれない。香港といったって、所詮人口700万人の都市なので、国というよりは、地方自治に近いところがあるのだろう。ちなみに、香港の立法会は60議席(任期4年)で、区議会の議員はずっと多いようだ。

弁護士(律師)

政治家よりも、さらに派手なのが、弁護士(律师)の広告である。まあ、競争社会であるから、仕方ないのかもしれないが、かなり露骨な気がしないでもない。日本も、弁護士がかなり増えて、生き残りが大変そうであるが、香港の弁護士もかなり競争が激しそうだ。

離婚専門の弁護士(上水にて)
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離婚専門 美人女弁護士。もう、それだけで、何かドラマにでもなりそうな感じである。
ていうか、離婚、美人、女弁護士・・・・・・・どんだけ、萌要素あるんだよ!という感じであるが、まあ、そのくらいキャラがたってないと、競争の激しい社会では、勝ち残っていけないということだろう。

狭い香港、そんなに急いでどこへ行く!まっかっか弁護士も登場
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それにしても、香港のミニバス(小巴)の車体広告は、すさまじい。車体丸ごとラッピング、まさに走る広告の塊りである。

ちなみに、ミニバスは、屋根の色(赤か緑)によって、乗り方が異なるとの事であるが、自分はあまりよくわかってない。香港は、バスにしろ、ミニバスにしろ、運転手がスピード狂のようなのが多く、日本に比べると、運転はかなり荒っぽいようだ。

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離婚、破産と、カラフルな文字が踊る香港の新聞。

お医者さん

さすがに、お医者さんの車体広告はない(美容整形とか除く)ようで、看板は実に質素。白地に黒と相場が決まっているようだ。
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一般サービス業

お受験産業

この「現代教育」というのも、いたるところに広告を打ち出している。日本の東進なんかに近い感じであるが、さらに商業くさいと言うか、露骨である。個人名や、個人の写真を前面に出すのは、こちらでは当たり前であるが、教育と銘打っているから、何か違和感を感じてしょうがない。もう、はっきり、お受験はお受験と割り切っているということだろうか。(旺角にて)
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こちらは、その店舗。

とにかく、派手。

こんなところで、学習意欲がわくのかな?

アマさん(阿妈)派遣

フィリピン、インドネシアなどのアマ(阿妈)さんを斡旋する業者の広告。アマさんについては、自分が雇った経験がないので多くを語らないが、写真の会社を検索してみると、以下のようなサイトが・・・・・ JC CASA Recruitment Agent 嘉栢菲印雇佣中心
傭工編號、国籍、類別、年齡、宗教、婚姻狀況、教育程度、海外での仕事経験などの項目を選んで、検索をかけると、条件にあうメイドさんがヒットする仕組みになっているようだが(全然、ヒットしない)
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ダイエット(減肥)

「ライザップ」にしてもそうであるが、文明が極度に発展してくると、ダイエットに関心が向かうというのは、世界共通の現象なのだろうか。香港でも、ダイエットの広告は、地下鉄などいたるところに氾濫している。しかし、あまり、面白い広告がない。
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男もダイエット ~モデルは、アーロンクォック(郭富城)

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香港も中国も、フィットネスクラブ(健身房)を利用する人間は、日本より、一般的だと思う。

日本だと、結構、身近に公園や河川敷などがあるし、気候も涼しいので、走ったり散歩したりする場所に事欠かないが、香港だと、ビルだらけだし、中国も、空気は悪いし、道はでこぼこしているし、人が多いし、おまけに暑いので、結局、フィットネスクラブに行くしかなくなるのだろう。

そういえば、中国人が、休日になると、山に登りに行ってくるという話をよく聞くが、自分なんかからすると、なんで、山ばかり登るの?疲れるだけじゃない?と思ってしまうのであるが、そうではなくて、彼らにとって、山のぼりをするというのは、自然に親しむという意味が大きいのだろうなと思う。

マッサージ(按摩)

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足マッサージ(脚底穴位反射治療)50分  98HKD(円)
体マッサージ(穴位推拿治療) 45分  128HKD(円)
足と体マッサー(足部按摩+穴位推拿)90分 198HKD(円)

こういった、マッサージ屋には、日本語表記をしてあるのが、結構多い。ジとヅを間違えるのは、ご愛嬌といったところか。でも、どうして上では正しく書けているのに、突然、間違っているのか不明である。
あと、実はこれ2007年に撮影したもので、現在は、これより、2―3割増しくらいではないかと思う。香港は家賃が高すぎるのだ。
ちなみに、自分は、もっぱら、大陸でマッサージをうけるので、香港では受けたことがない。大陸だと、値段が半分くらいになる。

サウナ(桑拿)

信号待ちのとき、かなりインパクトのあるミニバスが通ったので、これはと思ってカメラを構えた瞬間、あっという間に眼の前を、忍者のごとく駆け抜けてしまった。そのため、写真はピンボケ状態である。ちなみにサウナ(桑拿)は、こちらでは、時に不健全な印象をもって受け取られることも多く、「サウナへ行く」というと、ローカルから、ニヤニヤされることも多いので、少し注意が必要だ。
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美容院 散髪

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洗吹(シャンプー、調髪)     48HKD
洗剪吹(シャンプー、カット、調髪)88HKD
顔色(染め)           150HKD
電髪(パーマ)          200HKD
離子直/曲髪(ストレートパーマ/カール)300HKD
挑染(ハイライト)        180HKD
焗油護理(オイルトリートメント) 60HKD

これも2007年当時、撮影したものなので、現在より安いかもしれない。

自動車教習所(驾驶学校)

繁華街で、よくこういう登記所がでている。以下の教習所のサイト。李健驾驶学校
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香港の薬は、正直、奥が深すぎてわからないところがある。極彩色に彩られたパッケージや、創業者のおっさんの写真は怪しさ満点である。

極め付けがコレ。もう説明の必要はないかもしれない。(かなり以前に撮影)

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勃勃素」というネーミングと、この満面の笑みを浮かべている、国籍不明のスーパーマン。インパクトがありすぎである。
以前、この広告を見かけたとき、笑撃を受けて思わず、写真に収めてしまったわけだが、横で見ていた香港人が、こんなもの撮ってどうするんや?というような顔をしていたが、撮るでしょフツー。これを見て、何とも思わないというのは、感覚が麻痺しているとしかいいようがない。

ネーミングでも分かるとおり、男性機能の増強剤であるということは一目瞭然であるが、本当にそんな効果があるのだろうか? 勃勃素(ぼつぼつそ) 

バスも丸ごとラッピング。屋根までペイントをしているのは、高層都市香港ならではといったところか。香港では〇〇油というのを、よくみかけるが、効能のほどはわからない。この、おかっぱのおばちゃんタレントは、TVで結構、見かける。
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正露丸も、もちろん香港では有名。
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香港の薬屋の中、だいたいこんな感じ。
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外食関連

利用できそうなものは、何でも利用するというのが、ホンコン流。韓国ドラマの主人公を、韓国料理の広告塔に仕立て上げるのも朝飯前。
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ギャンブル関連

場外馬券売り場

日本のWINSに相当する、場外馬券売り場は、結構、みかける。確実にWINSよりも多いと思う。「請尊重自己、勿明知故犯」写真中の男性が、18歳未満の人は、馬券を購入してはいけませんよと警告している。
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雀荘

おもに風俗上の配慮だろうが、どの店も窓がなく、のっぺりした外観で、外からは、中の様子がうかがい知れないようになっている。でも、そこがまた底知れぬディープ感を、かもし出していて、今にもヤクザの抗争でも始まりそうな雰囲気すらただよってくる。
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ちなみに、自分は、麻雀をやらない人間なので、よくわからないが、麻雀好きな人に言わせれば、こちらの麻雀のルールは、日本と違って、あまり役をつくる醍醐味がないらしい。アカギみたいな奴がでてくる余地もないのかもしれない。

夜、風俗関連

夜になると、俄然、香港の街は、怪しさを増してくる。闇の中に、怪しげなネオンが浮かび出し、誘蛾灯のごとく、男たちを吸い寄せていく。浮かれ騒ぐのもよし、しかし、ほどほどにしておかないと、手痛いしっぺ返しが待っている。底知れぬ、怖さももつ街でもある。
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闇に浮かび上がるネオンサイン。フィンランドサウナ(分蘭浴)、カラオケ(卡拉OK)、ナイトクラブ(夜総会)の文字が並ぶ。

夜総会(ナイトクラブ)

佐敦、油麻地の西側あたりに、こういう怪しげな看板がいっぱいある。
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怪しいマッサージ

「幸運 女子理髪公司 足沐穴位押拿」(ラッキー女子散髪公司、足浴つぼマッサージ)

怪しさ満点である。

狭くて角度の急な階段を上がっていったところに、どんな快楽が待ち構えているかはしる由もないが、いろいろな意味で、リスクが多すぎることはいうまでもない。ちなみに、このあたりは立ちんぼが多く出現する場所でもある。一夜限りの逢瀬を楽しむのもいいが、基本は君子危うきに近寄らずである。
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壁貼りポスター

佐敦(ジョーダン)油麻地(ヤオマデイ)あたりの裏通りに入っていくと、とにかく、この壁広告が目に付く。はがされては、ハラレ。またはがされてはハラレの繰り返しなのだろうが、ポスターもまた一夜限りということか。しかし、そもそも、何故、こういった風俗になると「日本城」になるのだろう?韓国城でもいいはずだが・・・やはり動画の氾濫で、日本人の男=スケベという図式が固定されているのだろうか?だとしたら、ゆゆしき事態である。
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コスプレ服装専門店

ナース(護士)バニーガール(兎女郎)学生 何でもアリ。
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