香港深水埗 Ⅱ 鴨寮街ナイトマーケット

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夜になると俄然、怪しさを増すマーケット

次に、行ったのが、ナイトマーケットのある「鴨寮街」。

香港で一般的に有名なマーケットといえば、男人街(廟街)女人街・金魚街(通菜街)あたりになるのであろうが、こちらはぐっと庶民派。一般庶民に混じって、普段着で歩くような街である。
とはいえ、一種、夜店のお祭り的な雰囲気もあって、見ているだけでも結構、楽しいところである。
(写真は、一部、冬に行った時のものが混じってます。)

鴨寮街ナイトマーケット 男人街のデジタル版

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ここが、いわゆる電器類一般を扱っている屋台街で有名な「鴨寮街」 昼は割りと普通であるが、夜になると、煌々とした光が漏れ出し、結構、雰囲気がでてくる。

電器類といっても、本格的なものは、一般的な商店に売っているので、ここではもっと付随的なモノ、例えば、照明器具、電池・磁石、コード、携帯ケースといった、デジタルものを中心として、雑多で実用的なものが多い。
というわけで、正直、華やかさはないし、地味なマーケットではある。ただ、夜になると独特の華やぎがでてくるので、見て回るだけでも十分に面白い場所であることは間違いない。さながら、男人街のデジタル版といったところであろうか。

また、この辺りの店は、デジタル・アナログ、ハイテク・ローテク問わず、すべて専門に特化している。こういった小さい店でやっていくには、いかに店の個性を打ち出すかに勝負がかかっているのだろう。だから、その店なりのこだわり感を出さなくてはならない。それができないと、埋もれてしまって、すぐに淘汰されてしまうだろう。

以下、個別に見てみよう。

ヘッドフォン専門店「許珍記」shamshuipo (207)

磁石専門「華発磁石」
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「専業手表(腕時計専門)」「換電(電池を交換します)」「日本電池」などの文字が見える。
電池交換ってそんなに需要あるのかな?自分は時計の電池交換もしなくなって久しいが(というか最近窮屈なので、腕時計すらはめていない。)
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くさり専門店shamshuipo (221)

携帯のストラップ専門?shamshuipo (222)

サングラス専門店 配鏡 shamshuipo (224)

ブルーレイ、DVDなど shamshuipo (233)

リモコン屋?  そんなもんが商売になるのか?と思ったが、下にテレビの修理(修理電視機)とかもやっていると書いてある。
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ミニ扇風機 いろいろなところで見かけるが、どういう風に使用するのか?shamshuipo (229)
こちらは業務用扇風機? 人を冷やすものではないっぽいが。。。shamshuipo (232)

ペンライト、懐中電灯などを扱う店。
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ペンチ、ドライバー、メジャーといった工具を売っている店。こういうアナログアイテムも無くてはならないものである確か。shamshuipo (234)

携帯電話の番号?shamshuipo (251)

電池の店 こだわり感半端ない電池の並べ方

このあたりでよく見かけるのが、電池屋。まあ、電池はなくてはならないものではあるが、そんなに需要あるのかな?香港の電池はしらないが、中国大陸の電池は、消耗の速度が滅茶苦茶速く、多分、時間的に言って、日本の三分の一くらいしか持たないと思う。そのため、電池のゴミがすぐにたまる。
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それにしても、この並べ方shamshuipo (264)

値札はすべて手書き。shamshuipo (242)

こちらは、別の店。こっちも、電池の並べ方、ラベルの貼り方(全部手書き)に店主の性格がにじみ出てます。電池屋さんって律儀な人が多いのかな?shamshuipo (237)

 

自撮り棒屋

「自拍神器」 最近、流行の兆しがある自撮り棒を扱う店も。
日本でもネット上で「神」という言葉をつけたりするが、それと同じような感覚か?
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しかし、さすがに自撮りだけでは食っていけないからか、他のアイテムもそれなりに扱っている。
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こちらの自撮り棒の店は、かわいい店員さんがお出迎え。
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30ドル(450円)、全自動60ドル(900円)とのこと。
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携帯カバー専門

もはやどこにでも有る、携帯のカバー。人気アイテムとしてはずせないところ。
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shamshuipo (20)SONY HTC iPhoneの文字が見える。
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中古パソコン、携帯、買い取り

「手機・電脳(携帯電話・コンピュータ)を高値で買い取ります。」という業者の看板。おばさん、暇そう。
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中古品マーケット

デジタル物に混じって、こういった中古マーケットも、よく見かける。
何故、こんなところに、中古品が?と思ってしまうが、それは逆で、そもそも、この屋台街は、中古品とかの市場だったのが、現在のデジタル化の波にさらされて、電脳化が進んでしまったというのが、本当のところのようである。
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あと、もう少し遅い時間帯になると、桂林街の近くで(野菜や果物市場の裏手)、中古品マーケットが開かれていてる。ほとんど闇市のごとき情況で、こちらが昔のガラクタ市の名残りらしい。
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照明屋は日没後、本領を発揮

日が暮れるにつれ、照明関連の店先が、怪しく瞬き始める。
とにかく香港の商店のライトに対するこだわりは半端ない。光量もすごいが、扱う商品の種類ごとに、その商品の魅力を上手く引き出すような、照明機材を選んでいる。いかに商品を魅力的に見せるかへの力の入れ方がすごいのだ。また、電気の使用量もすごいから、消費効率のよい照明器具が必要であることは、言うまでも無いだろう。
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並べ方といい、値札の書き方といい、こだわり感がすごい。shamshuipo (254)
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照明屋は光が命。 昼間でも、店の庇を深くして店内を薄暗くして、照明の効果を高めている。shamshuipo (261)

日が暮れるにつれ、光と闇のコントラストが鮮やかに。煌々としたLEDライドの光の束が闇に浮かび上がる。
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業務用看板。最近はネオンに変わり、LEDライトを使用する店舗が多くなっている。shamshuipo (25)

小型カメラ

「興記」 無線監視用、車用等の小型カメラを売る店shamshuipo (16)

ドローン 何かと世間をお騒がせ

今、何かと世間を騒がせているドローンの専門店
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飛行機専門店  説明をしながら、ドローンを売る店員
最近の小型航空機もコンピュータ制御であるから、素人でも、かなり精度の高い飛行が可能である。shamshuipo (270)

ケーブル・アダプター等を扱う店

ケーブル、コンセント、アダプター、地味ではあるが、各種電子機器の接続に無くてはならない「縁の下の力持ち」
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裸電球が、夜の闇をバックに、鮮やかに商品を映し出す。
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夜も更けて、すっかり夜店の雰囲気が出てきた。治安の関係もあるので、夜のそぞろ歩きは七時から九時くらいまでがベストか。shamshuipo (31)

実演販売も

夜店とくれば、やはり威勢の良い、香具師の声であろう。
このあたりでは、そこかしこで、店主がヘッドフォンマイクをつけて、忙しく手を動かしながら実演販売しており、アチコチから威勢のいい広東語が聞こえてくる。
下は、何だか、すごいアイテムのようであるが、実はただの雑巾
いかに吸水力に優れているかということをみせるために、店のおばさん、雑巾をつけたり絞ったりと、忙しそう。
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「極強吸水力」
香港の、メイドインジャパンへの信頼感は絶大である。大陸側では、そこまで日本製への信奉はあつくない。というわけで、否が上にも日本語の使用頻度も増え、「とりあえず、日本語をつけておけばいいや」的なノリを感じる。特に、日本語の「」はすっかり市民権を得ており、別格扱いのようだ。
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話術がイマイチなのか?段取りが悪いのか、あまり客がいない店も。こういう世界ですら、能力差が出てしまうという、社会の風は真に手厳しい。
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屋台街の裏通り

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屋台の裏側にもデジタル関連の店のほか、色々な店がひしめいている。というか、こっちが本来、表なんだが。
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加湿器
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ミリタリーショップ
「鴨記 軍用店」 香港では、結構、ミリタリーショップを見かける。軍事マニアが結構、いるようだ。shamshuipo (214)

アダルトビデオ屋

店がオススメする超イケてるビデオ(写真右下)」だそうです。
こういった分野も、香港では、メイドインジャパンの独壇場である。中に入ってみていると、店の親父が近寄ってきて、アレコレ話しかけてくるので、オチオチ観察も出来やしない。
ちなみに、大陸ではこういう店は、さすがに見かけない。
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その他

さくらんぼ売り屋台

地下鉄の駅を出たところに、(地下鉄出口AまたはC)またしても、さくらんぼ(車厘子)売りのおばさんの屋台が。
「あれ、この屋台、さっき大通りの向こうに無かったっけ?」

こういった無許可の業者は、警察の見回りとのいたちごっこで、見つかったら、全部、没収されたりするので、どんどん場所を移動するようである。おそらく、もう一人見張り番がいて、警察が競うになると、知らせるのかもしれない。「走鬼、走鬼(ゾウ・グァイ)」とか言って。
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お馴染み日本語Tシャツ。でも、日本語が間違ってないので、面白くはない。shamshuipo (275)

通りすがりの親父、悩み多き中年世代の図shamshuipo (245)

蛇王協 ここにも蛇の店が

ナイトマーケットの鴨寮街の裏で、ひときわ異彩をはなっているのが、この蛇の店。

「蛇」の看板がshamshuipo (205)

「蛇王協」 この迫力! 赤地に白抜きで、否が上にも目立つshamshuipo (213)

蛇の店の内部、そっけなく、商売っ気はないが、一番奥の年季の入った箪笥とか、老舗の貫禄は、そこはかとなく漂っている。
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ガイドブックによれば、毒蛇も使用したりするので、一種の熟練が必要で、誰でもすぐに始められるような業種ではないようだ。
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香港深水埗Ⅲ に続く

深水埗 鴨寮街へのアクセス

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