香港深水埗 Ⅲ 香港下町パワー全開の生鮮市場

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深水埗の魅力は、電脳マーケットだけにとどまらない。
少しでも街を歩けば、そこには、肉や野菜、魚など香港一般庶民の生活市場が無数に広がり、夕方ともなると、家路を急ぐ客なども混じって、大勢の行きかう人で賑わう。
庶民に混じって、店先を眺めているだけで、そこはかとない香港の下町パワーを感じることのできる場所である。


桂林街~北河街あたり 肉・野菜・魚など パワフルな香港人の台所を覗いてみる

鴨寮街から、もう少し、駅からはずれると、そこはもう一般香港人の生活エリア。肉、野菜、魚など、日常の食生活に欠かすことが出来ない店が、無数に広がっている。

以下、ちょっとだけ紹介してみよう。

野菜が主役といわんばかりの 八百屋さん劇場

以下の八百屋さんだが、ネギ、たけのこ、きゅうり、ニンジンといった日本でもおなじみの野菜が並んでいるが、商品がやたら綺麗だ。
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それにしても、この一画の明るさは、尋常ではない。

上を見上げると、通常の蛍光灯の他、円筒状のピンスポットがずらりと並んでいる。一瞬ここは劇場か?と思ってしまうほどだ。
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道理で、野菜が活き活きとして見えるはずである。しかし、逆に言えば、それだけ商品に自信をもっているのかもしれない。shamshuipo (458)

プチトマト、アスパラガス、等 とにかく、一定量ずつ小さな籠の中に取り分けている。商品構成が少数精鋭で、同じ商品を大量に積んだりしないのも、この店の特徴。
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別の店

ごぼう、レンコン、ニンジンといった土の中の野菜が並んでいる。ごぼうはひたすら長く、ニンジンは、まだ土がついていて、いかにもとり立てという感じ。ごぼう18元(270円)、ニンジン6元(90円)shamshuipo (331)

 

果物屋

この果物屋もやたら明るい。
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やはり天井に、大きなハロゲン球がギンギンに光っている。
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次に、別の果物屋。

果物の王様とも称される、ドリアン(榴莲)が山盛りで売られている。タイ産ドリアン88元(1300円)、ハミ瓜( 哈密瓜)20元(300円)。
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ドリアン(榴莲)は、このあたりでは、どこのスーパーへ行っても見かけるが、かなり重く、しかも表皮のトゲが結構、鋭いので、素手で持つのは到底、不可能である。一個丸ごと買っても、普通の包丁では無理で、ナタのようなものがないと割れないので、多分、店員さんに頼んで、その場で解体してもらうのかもしれない。(店員さんは手袋をしている)
もちろん、あらかじめ解体してあるものも、売っているが、その場で解体してもらったほうが、新鮮であることは言うまでも無い。
あとドリアンは、その独特の匂いでも有名であるが、二重三重にパックしても、匂いがもれてしまうほどで、もって移動するときは気をつけたい。

「地球人は皆知っている、興記(店の名)は平靓正(ペン・レン・ゼン)(安い、美味い、純粋?)」だそうです。shamshuipo (320)

ドリアン(榴莲)の解体

ちなみに、ドリアンの解体は、こんな感じ。以下、深センのスーパーにて

durian (6) ドリアンの山
durian (1) 自分の希望を告げる
durian (2) 二つに割る
durian (3) 実をほじくり出して
durian (4) さらに四分の一に
durian (5) さらにほじくる

 

肉屋

「そろそろ店じまいにすっかな」と画策している親父shamshuipo (313)

こちらは、やはり赤と白の蛍光灯を交互に組み合わせて、肉の赤身を引き立てている。肉屋は、どこも、このパターンである。
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チャーシュー屋

鴨、鶏、チャーシュー、のローストしたものが吊るされている店先。日本では、こういったものは、原型のまま、一般の市場で目にすることは少ないが、こちらではごく普通の風景である。shamshuipo (302)
夫婦が協力してヤリクリするのが、このあたりの基本。
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外から店先を臨む 裸電球に照らされて、夜の闇に客のシルエットが浮かび上がるshamshuipo (339)
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昭和テイスト溢れる 香港のパン屋さん

香港には、こういったいかにも昭和テイストの昔ながらのパン屋さんを結構見かける。ステンレス製のガラスケースが、いかにも年季が入っている感じ。
商品は、おなじみの「菠萝包(メロンパン)」「鸡尾包」「老婆饼」など、甘いパン類が中心で、サンドイッチなどは置いていない様子。一番下の紅いパン(紅包)が少し気になるところ。

ちなみに中国大陸側には、こういうパン屋が無く、ほとんどが自分でテイクアウトするベーカリーしか見かけないので、あまり面白くない。
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照明もセピア色の非常に懐かしい感じで、パン屋さんらしさが、一層引き立っている。shamshuipo (285)

こういう縦長のステンレス製の入れ物が、何かレトロっぽくていい。
右側に「買二個、送一個(二個買うと一個ただ)」の文字が見えるが、焼きたてから時間が経って、夕方くらいになると、こういう風になる。さらに時間が経過して、閉店間際になると「買一個、送一個(一個買うと一個ただ)つまり半額」状態になる(はずである)。shamshuipo (286)

肉まん屋

日本のコンビニの肉まん同様、保温機の中に入っている。とびらを明けたとたん、もうもうとした蒸気が立ちこめ、それがまたライトに照らされて、なんともいえない雰囲気すら漂う。
こっちの、肉まん(チャーシュー包とか)は、少し癖があって、日本の肉まんとは一味違う。どっちがいいとは言えないが、井村屋の肉まんなどは、やはり日本人の舌にあうように、和風ダシで作られていると感じる。
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桂林街の街角で、インド系外国人がたむろしている。ここでも、外国人労働者が目立つ。
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ストリートビュー 腾讯地图

http://map.qq.com/?l=313216794

北河街街市 ウェットマーケット

このあたりの生鮮市場は、外だけでも相当な規模であるが「街市」と呼ばれる公設市場もある。この近辺にあった北河街街市に入ってみた。shamshuipo (376)

だいたい、こういう香港の街市は、地階が肉、魚。その上が野菜、果物。最上階がフードコートと相場が決まっているようである。shamshuipo (373)

魚屋(地階)

中に入ると、前方に魚屋の煌々と輝くライトが目に入ってくる。魚と肉の生臭い匂いが鼻をつく。時間が時間なので、すでに店じまいに取り掛かっているところも多い。shamshuipo (343)

おばさん、お疲れかな?

魚は生き物であるから、氷の上に載せたり、空気を入れたり、常に鮮度を保たなければならないから、色々手間がかかって大変そうだ。(見ている分には面白いのだが・・・)
こういった仕事は、おそらく、一日中、立ちずめだから、実際、かなりきついだろう。自分みたいな人間だと、半日ももたないような気がする。shamshuipo (345)shamshuipo (346)

アロワナ?ではないか・・・・・shamshuipo (347)

男たちの熱い視線を感じつつ、魚屋のかみさんが見事な包丁さばきで、魚をさばいていくshamshuipo (348)

器用に丸められてshamshuipo (349)

商談成立! このあたりは、結構、男性の姿も見受けられるが、香港の男は、結構、こういうところに出入りするのだろうか?それとも業者?shamshuipo (350)

ちょっと変わった魚もshamshuipo (352)

蟹が結構、目立つ。shamshuipo (353)shamshuipo (356)

蟹、シャコ、鮑、ミル貝 海鮮類が勢ぞろいshamshuipo (357)

カエルは飛び出さないように、籠の中。shamshuipo (359)

魚屋さんは皆、白い前掛けです。  写真を撮って、商売の邪魔ばかりしているとにらまれますshamshuipo (327)

こちらは、ホースで水まきをしているところ。かたづけの時間のようですshamshuipo (358)

鶏屋

一楼(通常の二階)へ上がってみる。こちらは、活きのいい地鶏をそのまま解体して提供するような店のようだshamshuipo (360)鶏の足(風爪)shamshuipo (367)

 

八百屋・果物屋

なすびのこの曲がり具合が、何とも・・・。こっちのナス、胡瓜、は日本のに比べてかなり大きい。shamshuipo (362)

八百屋のおばさん、野菜に埋もれちゃってますshamshuipo (365)

果物屋さんストリートshamshuipo (371)
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女性店員さん募集中だそうです。shamshuipo (369)

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さて、だんだん夜も更けてきた。おまけに携帯の電池もなくなってきたので、急いで、最終目的地に向かう。

香港深水埗 Ⅳ に続く

北河街街市へのアクセス

鴨寮街ナイトマーケットからすぐ、北河街街市を中心に、生鮮食料品市場が広がっている。

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