香港九龍の裏町を歩くⅠ 上海街から広東道あたり

canton-road (32)
突然ひょっこりと

中国にいると、どうしても疲れてしまうところがあるので、たまに違う空気を吸いたいとき、香港側に出かけることにしている。
この日は、九龍側でうらぶれ感のある道を歩いてみることに・・・・・・


まずは、軽く腹ごしらえ。
旺角ランガムプレイスでモスバーガーのセットを注文。
shanghai-street (1)

お値段 51HKD(760円)

円安がかなり進行してしまったので、こちらの物価が非常に高く感じられる今日この頃。
(別に日本円で給料を貰っているわけではないが、癖で換算してしまう。)
数年前まで、このセットは40HKDで、しかも円高のときは1HKD=10円で40×10=400円という感覚だったが・・・つまり、この2-3年で、日本人にとっては、2倍近くなってしまっている。
インフレと円安のダブルパンチである。

日本の商品の広告が多いのも、香港の特徴。日本の商品は、香港人にとっては、ステータスが高いです。shanghai-street (2)

まずは、上海ストリートへ

腹ごしらえもできたことで、上海街へでてみる。

上海街は、ネイザン道の西を平行に走っている細い道路で、人通りはかなり少ない。かつては、ここがメインストリートであったことが嘘のように、ひっそりしている。ランガムプレイスやネイザン道東側に、若者がすべて吸い寄せられてしまったのかもしれない。でも、若者がいない分、散歩にはうってつけである。
(以下、ストリートビュー)

お馴染みの香港名物の看板。しかし、このあたりの看板の突出振りはすごい。
場所柄、夜総会(ナイトクラブ)、卡拉OK(カラオケ)、押のマーク(質屋)の看板が多い。
かなり重量がある横長の看板を、落ちないように固定しなければならないわけで、壁に相当負担がかかっているだろうが。台風とかの時、大丈夫なんだろうか?

マージャン屋shanghai-street (13)
さすが香港は本場だけあって、マージャン屋は、あちこちにあるが、かなり防音がしっかりしている為か、そばを通っても、ほとんど音がしない。入り口の戸が開いている時だけ、マージャン牌のガラガラという音が、たまに響いてくるだけだ。
また、風俗上の配慮だろうが、どの店も窓がなく、のっぺりした外観で、外からは、中の様子がうかがい知れないようになっている。でも、そこがまた逆に、ディープな世界の存在を、浮かび上がらせている。何かヤクザの事務所のような雰囲気すら漂っている。ちなみに、マージャンは香港では日本同様「麻雀」、大陸では「麻」である。

マッサージ屋shanghai-street (11)
マッサージ屋も結構多い。また日本語表記も欠かさない。
50分足ツボマッサージ  138HKD(2100円)
50分全身つぼマッサージ 178HKD(2700円)
20分ローソクを使った耳掃除?なんてのもある。
お値段は、日本と同じくらい?ちなみに自分はマッサージは、もっぱら大陸側で受けているので(値段がスコブル安い)香港でうけたことがない。

しょうゆ街?(豉油街)shanghai-street (7)
ネーミングも面白い。ちなみに香港には、〇〇街と〇〇道があって、〇〇街はストリート、〇〇道はロードと英訳されている。このあたりは、街がちょうど、碁盤の目のようになっていて、歩いていると、すぐに小さな通りを横切るような按配になる。

救急車shanghai-street (9)
デザインがヨーロッパの救急車っぽい。

涼茶屋shanghai-street (12)

このあたりで、上海街に一旦別れを告げ、もう少し奥の道にそれてみる。(でも結果として、これが正解だった。)

広東道 思いがけない展開に遭遇

メインストリートのネイザン道から離れれば離れるほど、ローカル度がどんどん高くなる。香港は1ブロック違うと、全く異なる風景が見えてくるので、歩いていても厭きない。(以下、ストリートビュー)

広東道(カントンロード)といえば、尖沙咀のシャネルやグッチだのの大型店で、成金中国人がワンサカ押し寄せているイメージしかなかったが、こんな庶民的なところもある。
この辺りは、日差しがあまり差し込まず、しかも繁華街の喧騒からかなり外れているので、ひっそりとしている。おばあさんが、道の真ん中の露店で野菜を売っていたり、上海街より更に裏町という雰囲気。さすがにガイドブックも、フォローしていないようだ。

canton-road

で、何枚か写真を撮っていると、突然、前方にこのようなものが。。。。。

ん、なんだ?canton-road (2)
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なんと、亀が道を散歩。しかも、特大の陸ガメ。

このあたり、いかにも香港な展開。隣りのグレーのチャイナ服で歩いている男性が、どうやら持ち主の様子。

http://youtu.be/3PBkkugsFok(YouTubeにもアップしてみました)この存在感! 猫も興味津々

道行く人が、シャッターを押したり、動画をとったりしてます。さすがに亀の散歩はめずらしいようです。しかしこれ、何ガメっていうんでしょうか?かなり綺麗で、おとなしそうな印象です。

その後も、暇に乗じて、亀の散歩を追跡。
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線香とかを売っている店に入っていく。取材?
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亀を抱っこして、記念撮影canton-road (7)

と思っているうちに、また、のそのそと外へでてきて、今度は子供と記念撮影
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亀は、真っ直ぐしか進めない。時々、周りの人間が方向転換して、事なきをえるということも。

その後、自分が別のところに目をそらしている隙に、亀と持ち主は消えてしまった。多分、すぐそばに住んでいるのかもしれない。たまに、この辺りだけ散歩させていて、この近所では、もう名物なのかも。

以下、広東道周辺の様子

広東道、何か静かだなあと思っていたら、ここの区域は、車道じゃなくて、歩行者優先道路みたいである。だから、一種の解放区っぽい雰囲気をかもし出してる。
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本来、車が通るべきところに露店が並んでいる。

レトロ茶餐厅発見。
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ここは、いかにも昔ながらの茶餐厅って感じ。店のロゴといい、そっけない概観といい、茶餐厅では必須の鴨すらも吊るしてない。canton-road (15)

エスニックな店も、ところどころに点在しているのも、香港ならでは。
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散髪屋 单剪(カット)68HKD(1000円程度)こういった店はかなり安い。
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日本にいるときは、1000円程度のスピード散髪屋はよく利用してたので、本来、こんな感じの店でさくさく切ってもらうのが、性に合ってるのだが、中国大陸側だと、カットだけではすまなくて、やれマッサージだ、やれ耳掃除だとうるさくて、結局割高になったりする。(まあ、それはそれで、別の面で面白いが)

漢方薬局? 日本のドラッグストアとは異次元の世界。canton-road (19)

八百屋shanghai-street (16)
一見、普通の八百屋だが、よく見ると「そこまでするか!!」というくらい、律儀に野菜が並べられている。その割りに、値段のつけ方はテキトーっぽいが。(「8元」と「6元」だけ)

おばちゃん専門服店 カラフルという領域を超えています。
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クリーニング店(乾洗店) 白と赤の看板が却って、新鮮。canton-road (24)

猫が店番。つくづく猫が似合う街です。canton-road (26)

角の八百屋、まだ夕方まで小1時間あるというのに、この半端ない電球の数。真っ赤な電飾が、煌々と野菜を照らしている。商売への意気込みを感じないわけにはいきません。
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縦長のハッポースチロールにマジックでびっしりと値段が。。。

場外馬券売り場も、すっかり周囲の風景に溶け込んでいる。canton-road (20)

このあたりで、広東道に別れを告げ、さらに南に進むと、割と、広い通りに出くわす。その先に、かなり寂れた倉庫のような建物が、鍵が下ろされて並んでいる一画が・・・
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実はここ「九龍水果批発市場」という果物市場のようです。

その寂れた市場の裏に回ってみると、カトリック系の学校という、意外な展開。
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東莞ストリート
東莞(ドンガン)は、深センの北にある街ですが、香港の通りの名前になっていたとは驚き。別に東莞出身者が多いというわけではないと思うが・・・shanghai-street (19)

再び上海ストリートに

ちょっと、求めている雰囲気と違うようなので、また、上海街の方に戻ってきた。
この辺、上海ストリート南側には、仏壇屋や花嫁衣装屋の店が多いようだ。
「自在神仏」?白抜きに赤の看板がいかにも香港という感じ。temple-street (1)
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temple-street (25)銀聯カードももちろん、使えます。

このあたりまでくると、「廟街(男人街)」に、もう一息です。

香港九龍の裏町を歩くⅡに続く予定

上海街周辺 地図

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