中国かぜ・香港脚ほか ~中国の病気と薬について

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メンソレータム(曼秀雷敦)

広東省は長い夏が続いています。

もう慣れてしまいましたが、ちょうど日本と逆で、こちらは一年のうち半分が夏で、冬が二ヶ月くらいといった感じでしょうか。個人的には、寒いより、暑いほうがましなのですが、それでも、さすがに身体にはこたえます。

しかし、幸いというか、自分は中国へ来てから、まだ大きな病気になったことがありません。だからどうなんだという感じですが、これは非常にありがたいことです。

年を取ってくると、健康であるということが、人生の中で順位が高くなってきます。周囲の駐在員の人でも、40代後半から50代くらいになると、一見、何不自由なく過ごしているように見えても、かなり大きな持病を持っておられる人もいます。腰痛で定期的に腰にものすごい針をさすとか、脊髄の損傷で手に麻痺が残っている、あるいは重度の蓄膿でのた打ち回るなんて人もいました。

まあ、こういった重病は別としても、海外では病気はしないに越したことはありません。病院へいったってろくに言葉も通じないし、歯の治療など日本の保険がきかないということもあります。また、単なる風邪でも、結構、心細いものです。

中国の薬について

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正露丸タクシー 香港にて

自分も軽い風邪などは、しょちゅうひきます。ですが、中国の薬は、現在、ほとんど使いません。

というのも、中国へ来て間もない頃、一度カゼの時に、中国人に勧められて飲んだ薬(液体)が、怖いぐらいに利きすぎて、身体がふらふらになってしまい、風邪よりもむしろ、薬の副作用の方が怖かった経験があるからです。もちろん、使用上の量はしっかりと守った上でのことなんですが、中国の薬は日本人にとって、相当きついのではないかと思います。一本、丸々飲んでいたら、とんでもないことになるところでした。日本では許可されていないような薬品もあるのではないかと思います。

あとは、水虫の時、これも中国人に二種類の薬を勧められて使ってみたところ、そのうち、ひどい出来物ができて、腫れがひくまで難儀したことがありました。腫れ物にさわると、飛び上がるほどの痛みが走るのです。
最初、粉末状の薬をお湯に溶かして、しばらく脚をつけ、その後、塗り薬(达克宁)をつけるといったやり方でしたが、达克宁のほうは、かなり有名な薬なので、多分、最初の粉末のほうが良くなかったのだと思います。

それ以来、懲りて?中国の薬は使ってません。

水虫(香港脚)

ちなみに、水虫ですが、自分は、ひとえに高温多湿の環境の原因だと思っています。

広東省、香港というのは、異常に湿度が高く、革靴をはいて仕事をするようなことになると足が蒸れるので、確実に発生します。自分も、サラリーマン時代は、よくお世話になりました。
水虫のことを香港脚という場合もあるそうですが、アヘン戦争の時、英国軍が軍靴をはきっぱなしで脚が蒸れたところを、そのように称したことが始まりだとか。確かに、乾燥した気候のヨーロッパでは、革靴のようなものがいいのでしょうが、こちらでは、素足にサンダルが一番、合理的ということになるのでしょうね。

中国かぜ

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あと「中国かぜ」なるものについて少々。

「中国かぜ」というのは、最初は、通常の風邪と同じ症状なのですが、その後、咳が断続的に続く日が、1-2ヵ月、長い時は3ヵ月くらいも続きます。喘息というほど、きつくは無いですが、期間が長く、しつこいのが特徴です。
原因のほうは、あまりよくわかっていないようですが、PM2.5などの大気汚染物質と関係があるのではとか、ストレスと関係がありそうだとかイロイロあるようです。要は、一種の現代病といえるかもしれません。

自分の場合、過去、二度、そういうことがありました。
一度目は、3ヵ月くらいも続いたと思います。本当に、最後のほうは怖くなりましたが、気候が暖かくなるにつれ治りました。仕事を変わる節目だったこともああって、ストレスが酷かったということもあるのかもしれません。

二度目は数年前ですが、これも二ヶ月くらい続いたときに、人から「龍角散を飲んでみては」と言われ、飲んだところ、たちまち治りました。ただ、龍角散を飲んだから治ったのか、もう治る時期だったから、自然に治ったのか、因果関係は不明です。ただ、試してみる価値はありそうです。

薬を食べる?

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スーパー内の薬コーナー

 余談ですが、日本では薬は飲むものであるが、中国では薬は食べるものである。といえば、どう思われるでしょうか。
というのも、中国語では、一般的には吃药(薬を食べる)と言い、喝药(薬を飲む)は液状の薬を飲む時以外は使わないからです。中国では「医食同源」という考え方があり、中药(漢方薬)は西药(西洋医薬)と違って、食べ物に近いものという発想なのかもしれません。
 また、中国語の「吃(チー)」というのは、日本語の食べるより少し範囲が広く、もともとは「」という漢字だったようで、日本では「喫茶」「喫煙」という形で定着しています。これ以外には、赤ん坊がおっぱいを飲むときは、「吃奶(チーナイ)乳を食べる」という表現もあるようです。
 あと有名なものに、吃醋(チーツ)(酢を食べる)という表現がありますが「やきもちを焼く」の意味です。日本では、餅を焼き、中国では酢を食べる(飲む)というわけです。

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