「おにぎり、暖めますか?」に日本的心意気を感じる中国のファミリーマート(全家)

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ツナサラダおにぎり(吞拿鱼沙拉 三角饭团)

さて、先日、就業証の書き換えに行く道すがら、ファミリーマート(全家)があったので、ちょっと立ち寄ってみた。

以前は、上海に寄った時に、見かけるだけだったが、この数年間、深センにも、ようやく、ファミリーマートをポツポツ見かけるようになってきた。


一瞬、ここは日本かと錯覚してしまいそうな  中国のファミリーマート(全家)

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ファミリーマート、中国語で、「全家(チュエン・ジャー)」

今回、入ったのは、深セン羅湖、ライチ公園の鄧小平の絵のある向かい側の店。

中に入ると、とにかく、照明の明るさ、清潔感に圧倒される。内装や間取りも、ほとんど、日本のファミマを踏襲したもので、一瞬、ここは日本ではないかと錯覚してしまいそうである。(ただ、商品ラインナップが完全にローカルなのは悲しいところだが)
しかも、店内は掃除も行き届き、チリ一つ落ちていない。店員の接客も、マニュアル風ではあるが、きっちりとしている。

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お馴染みのユニフォームを着て、整理整頓に余念が無い。familymart (15)

無駄の無い商品棚

棚の商品は、常に整理整頓されていて、しかも多品種で数品しか置いていない。徹底的に、無駄が省かれている。中国のスーパーでよくあるような、一つの棚、全部同じ商品なんてありえない。

カップヌードル、あるにはあるが全部ローカル。familymart (5)

サンドイッチとおにぎり、弁当コーナー(でも日本の味を期待すると、大きく失望することに)
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きっちりと整頓された飲み物類 このあたりは結構高く、7―12元(130-200円)くらいする。カフェラテ風はさらに高く20元近く(350円)familymart (10)

お馴染みのおでん&肉まんコーナー

カウンター内には、日本のコンビニでもおなじみのおでん&肉まん。
左から、肉まん(包子)豆乳(豆浆)茶叶蛋(茶たまご,茶葉の汁の中で、ぐつぐつ煮込むゆで卵の一種)、おでん
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今回、具体的に確認出来なかったが、おでんといっても、多分、中国おでんなので、日本のおでんを期待すると、失望することになる。
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肉まんは、日本同様、保温機に入って、しかも律儀に種類別にラベルがはってある。
さすがに、肉まんの本場、中国だけあって、かなり品種が豊富である。
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雑誌コーナーもちろん、日本のような漫画もなければ、成人雑誌も置いていない。健全そのものである。
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大胆な、飲食スペース

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日本では、一般的になっているのかどうかはしらないが、ゆったりとした飲食&談笑スペースが店内に設置されている。店内の半分くらいが通路とこういったスペースという大胆な間取りで、まったく、従来の中国のコンビニ(便利店)の常識を超えている。要は、一種の外食機能も兼ね備えているといえるかもしれない。

また、ちょうどこのあたりは、地下鉄と地下鉄の駅の中間ぐらいにあり、しかも周囲は、公園とビルばかりで、気の利いた食べる場所がない印象がある。しかも、このような暑い日で、涼める場所もないのでは、自然とコンビニでも立ち寄らざるをえなくなる。この調子だと、昼時などは、付近のサラリーマン(白领)によって、ちょっとした食堂状態になっているのではないだろうか。

この日は、周囲のオフィスで働いていると思しき女性が、三々五々、買ったものを、その場で食べながら、だべっていた。
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「おにぎり、暖めますか?」に、日本的心意気を感じる。

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腹が減っていたわけではないが、自分も試しに何品か買ってみた。
ツナサラダおにぎりと、ハム玉サンド(7元)、さらにレモンティー(7元)で、しめて18元(350円程度)。
もう値段的に、あまり日本のコンビニと変わらない。本当に、最近の中国は財布に優しくなくなった。(おまけに、これで不味いときたら最悪である)

まあ、それはいいのであるが、レジで、会計をするときに、暖めますか?(加热吗?)と店員に聞かれ、思わず「え?」となってしまった。そんなこと、もう久しく聞かれた記憶が無い。イオンでも、弁当は、自分で勝手に暖める形式だったし、中国で、そんなことを聞かれるのは違和感がある。

とりあえず「結構です。」と答えたが、お釣りを貰うときに、手から小銭がこぼれてしまって、下に落ちてしまったのだが、その時に、隣にいた店長?が、レジ担当に「釣銭を渡すときは、お札の上にちゃんと小銭を載せて・・・」云々かんぬんと指示を与えていた。
何か接客マニュアルのようなものがあるのかもしれないが、こういうところも、中国の服務員という感じがしない。

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カウンター。店主?が店員に指示を与えている。おなかの大きな女性が働いているのが、いかにも中国っぽい

で、店内のテーブルに座って、買ったものを食べてみたのであるが、やはりというか、おにぎりもサンドイッチも日本にあるようなモノを期待すると、大いに失望させられる。
ツナサラダおにぎりは、味は確かにツナなんだが、肝心の米がボロボロしていて、暖めたほうが無難だったかもしれない。
サンドイッチ(ハム玉サンド)に関しては、もうほとんど語るべきものは無い。中国では、まともなサンドイッチを食べた記憶が、ほとんど無いような気がする。

中国のコンビニの概念を変える?

familymart (14) レジ袋 加盟店募集中

このようなファミリーマートの店舗であるが、日本のコンビに様式を、ほぼそのまま持ち込んでおり、いろいろな意味で、中国のコンビニという概念を、変えていく感じがする。
ちなみに、店舗によって、受けられるサービスはマチマチで、上記の店舗では、日本のコンビニのような、店内ATMは無いし、快递(宅急便サービス)も扱っていないようである。その代わり、外送(出前サービス)はやっているとのこと。

ちなみに、上海地区では、すでに1千店舗以上あり、ATMや宅配サービスを持っている店舗もあるようだ。
全家Family Mart—店舗検索

思えば、30年前、初めてファミリーマートの店舗が、家の近くに出来て以来、一番身近なコンビニという印象をもっている。その頃は、コンビニという形態が浸透しはじめた時期で、セブンイレブンが、まだ関西に進出していなかった。

中国の現在が、日本の過去を早送りしているようなものであるとすれば、ファミリーマートのようなサービスが浸透するのも、時間の問題といえるだろう。

その他 セブンイレブン等

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ファミリーマートついでに、セブンイレブンについても少しだけ。

セブンイレブン、中国語では七十一(チーシーイー)とそのまま読み下すようだが、香港にはやたら多く、広東省でも昔からある(というか世界中にある?)

日本のセブンイレブンと、どこまで資本関係があるのかはしらないが、何となく、日本のコンビニというよりはローカルのコンビニという印象がある。しかし最近は、店舗によっては、飲食スペースやコーヒーのコーナーを見かけるようになった。
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