出鱈目感にさらに磨きが? 超光速の中国健康診断を受診

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気がつけば、今年も就労ビザ取得の時期に近づいてきた。

何か、先日、取得したばかりのような気がするのだが、気がつけば一年。時間の経つのが本当に早く感じられて仕方がない今日この頃である。まあ、それはいいが、自分の一人会社だから、誰も何も言ってくれないので、うっかりすると期限をやりすごして不法滞在になってしまうところである。

というわけで、まずは健康診断(体検)を受診しに、深圳口岸医院へ行ってきた。

健康診断を受診しに行く 深圳口岸医院

健康診断の指定病院である深圳口岸医院は、皇崗イミグレ近くの滨河大道沿いにあるが、こういった社区の門(写真)をくぐって、中に入っていかなければならないので、初めての場合、少しわかりにくいかもしれない。(場所は一番下を参照されたし)
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病院は、門をくぐって前方右手にすぐに見えてくる。
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とにかく、中に入って、受付のある三階へ。

先ずは、必要事項を記入して提出

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まずは、受付で、番号札と申請用紙(中国語と英語の表記)をもらう。
香港人など華人も、ここで検査しているので、しっかりと、外国人である旨を伝え、外国人用の黄色い申請用紙(写真)をもらうこと。

ちなみに、中国語が不安なかたは、初回くらいは、誰か、中国人スタッフに付き添ってもらうのがいいかもしれない。(まあ、言われなくとも、そうすると思うが)ただ実際は、中国語ができなくとも何とかなってしまうし、職員は外国人に対して、まともに応対してくれないので、中国語が上手であろうがなかろうが、あまり関係が無いような気もする。(要は、向こうの言うことが聞き取れなくとも、自分のやりたいことを伝えればいい)

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この黄色い用紙に、必要事項を記入する。あと、この用紙の他にパスポートと証明用写真が必要である。
写真を忘れた場合は、3階の廊下の突き当たりにスピード写真(20元、写真)があるので、心配は要らない。
スピード写真機
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認証

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受付(写真)で自分の番号が呼ばれたら、記入した申請用紙とパスポート、証明用写真を出して認証を受ける。中国では、番号が飛ばされたり、呼ばれなかったりすることも結構あるので、おかしいなと思ったら受付に確認すること。

支払い

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受付で手続きが完了したら、その左側にある窓口(収費)で支払いを済ませる。
料金480元(約9,000円)受け取りは、約1週間後。急ぎの場合、料金を割り増しにすると、スピード受け取りも可能。何でも金次第、というのが中国的な気がしないでもない。

いざ、検査へ

登録

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個別の検査を受ける前に、受付(登記)で、登録しなければならないようである。
検査項目は、全部で7項目。どこから行ってもいいが、とりあえず、採血の方へ行けと指示されたので、そちらへ回る。
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採血

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毎年思うが、ここが一番、検査らしい検査かもしれない。

採血を終え、左腕の注射の跡を押さえながら、じっと紙をながめてていると、すかさず、赤たすきの看護師が近寄ってきて、勝手に、次はここに並べとか指示をする。そのくせ、こちらからの質問には、ほとんど答えてくれず、親切なんだか、不親切なんだかわからない。とにかく、こっちのいうことを聞いておけば間違いないといわんばかりである。
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B超検査

次に向かったのが、B超検査。腹部にヌルヌルの液体をかけてぐりぐりするアレ。
検査するおばちゃん技師が、妙にテンパっており、とにかく早くまわしたいみたいで、せかすように指示する。また、自分が終わったしりから、次の人間を入れるので、全くプライバシーも何もない。

ちなみに、すべての検査は、男女一緒に行われている。もちろん、カーテンで仕切るなどしてはいるが、何かプライバシーへの配慮が足りない感じがする。自分は男であるから、別に構わないのであるが、女性の場合は、気になる人は気になるだろう。

心電図

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洗濯ばさみみたいなのを、胸と足首につけて行う。
ここだけは、さすがに胸に、測定装置を挟まなければならないので、上着を脱がなければならないが、ここのおっさん検査官も明らかに、急いでいる。1分もかからず終了。

五官科 視力と色盲検査

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視力検査は、日本と違って「」という形がどちらに開いているかで調べる。
(「ヨ」だと左、「E」だと右。)中国語で「上、下、左、右」といえなければ、ジェスチャーでやればいいようである。


色盲検査
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色盲検査もある。

どうでもいいが、質問の回数が、年々減っている。
最初は、5―6回だったが、2―3回になり、今回、たった1回!
「さすがにそれは、省略しすぎやろ!」といいたくなったが、自分のカルテ?に、これまでの健康診断の受診回数が載っているので、もうやらなくとも十分と思っているのかもしれない。

身長・体重と血圧

内科か外科で、身長・体重、血圧を計測。まあ、それはいいが、服の上から聴診器を当てるのは、さすがに、ありえないだろう。

レントゲンは着衣のまま

レントゲンは、微量とはいえ、放射線を扱う項目であるから、通常、かなり時間がかかるはずなんだが、ここも行列ができてない。というのも、中国では上着をつけたまま、胸透(レントゲン)検査を行うからである。
しかも、専用のガウンもなければ、レントゲン台にしっかりと上半身を固定させて「吸って、はい、息を止めて」という指示もない。

すべてがテキトー。しかも放射能の扱いもずさんそうだ。

尿検査

あとは尿を提出して終わり。

健康診断の用紙に、プラスチックの小型のカップがついているが、これが尿検査用のカップ。底が浅いので、こぼれてしまわないか、非常に心もとない。

トイレに入って、尿を採取し、隣りの窓口の前にある、大きなトレイに置くだけであるが、トレイは、通路脇に置いてあるだけなので、誰かがいたずらして、何かの液体を混入したとしても、わからない。
しかも、他人の尿が丸見えで、プライバシーゼロ、もちろん、男女の別も無い。

テキトーすぎる中国の健康診断  日本で健康診断ツアーに来る中国人も

以上、全行程30分くらいで終了、正味の検査時間だけであれば、10分くらいだろう。

しかも、年々、高速化(つまり手抜き化)しているような気がしてならない。以前は、行列を待つ時間というのがあったが、今回はその待ち時間すらなかった。また、以前は1階から3階まで使っていた検査室も、すべて3階のワンフロアで完結してしまえるようになっている。
それで安いというのであればまだしも、検査代は、結構いい値段である。480元(9000円)

ちなみに自分は、あまり細かいことにこだわる人間では無いし、むしろ早めにサクサクとやってもらいたいほうであるが、それでも、さすがにあのテキトー感には、閉口してしまう。

とにかく、次から次へと、大量にさばかなければならないので、ある程度、事務的になってしまうのは仕方ないのだろうが、医療なんだから、もう少し丁寧にやってもらいたいものである。こんなんでは、たとえ身体に異常があったとしても、見過ごしてしまいかねない。

最近、中国人富裕層を中心に、わざわざ日本へ来て健康診断を受けるツアーが増えているらしいが、高いお金を払ってでも、日本まで受診しに来る、彼らの気持ちは、十分過ぎるほどにわかる。日本の健康診断では、しっかり検査してくれるし、何より、客として扱ってくれるからである。

デリバリー(快递)サービス

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希望者には、検査結果をデリバリー(快递)してくれるサービスもある。申込用紙を貰って、自分の住所と電話番号を記入して、提出すればいい。料金は20元
わざわざ、病院まで受け取りに来るのは面倒なので、申し込んでおいたほうがいいだろう。場所は、最初の申し込み受付の右手のほうである。

深圳口岸医院へのアクセス

深圳口岸医院
深圳市福田区滨河大道皇岗口岸生活区内
多くの日本人がタクシーに乗って行くと思われるので、上記行き先を運転手に告げればいい。
場所は、皇崗口岸(ホアンガン・コウアン)の近く、滨河大道(ビンハー・ダーダオ)沿い、バス停でいうと「岗边村」あるいは「福滨新村」下車となる。滨河大道南側の社区の門を入って右手にある。

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出鱈目感にさらに磨きが? 超光速の中国健康診断を受診」への2件のフィードバック

  1. ジョン

    初めまして、私も深圳で何度か健康診断を受けていますが、本当に適当ですよね。しかも折角受けに行ったのに、ここ数年はビザ更新時に健康診断書の提出が不要みたいで。。。時間とお金だけ取られました。

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  2. 老板老板 投稿作成者

    コメント、ありがとうございます。

    そうですね、確かに、ここ数年、就労ビザの更新のとき、窓口で、提出を求められませんね。
    ただ、中国の場合、そのあたりの方針が、コロコロ、変わったりするので、
    自分は、気休めとは思いつつも、一応、受けております。

    ただ、確かに、時間とお金の無駄ではありますね。

    返信

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