中国で新聞配達を頼んでみる

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中国に住んでいても、中国のローカル紙を、読んでいるという人はかなり少ないかもしれない。

かくいう自分も、最近は、ウェブサイトで少し中文サイトを参照する程度で、紙の新聞は、ごくたまに、街の売店で買うくらいであるが、ウェブとは違った面白さがある。もちろん中国語だから、日本人にとってはハードルは高いが、漢字だから何となくはわかるし、見出しを拾い読みしていくだけでも、今、中国で起こっていることが感じられて面白い。

中国語の学習がある程度、進んだ方であれば、見出しだけではなく、自分の好きな分野にしぼって記事を読んでみるのも、いいかもしれない。中国語に慣れ親しむ、きっかけにはなるだろう。あと、会社で注文すれば、中国人同僚との話題作りにもなるかもしれない。他の費用に比べれば、新聞なんて安いものである。

以下、現地の新聞の購入方法について、語ってみる。

ちなみに、日本語の紙の新聞(しんぶん)は、中国語では「报纸(バオズ)」、逆に、中国語の「新聞(シンウェン)」は、日本語のニュースという意味になる。ちょっとややこしいが、間違わないようにしたいところ。

売店で新聞を買う

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中国で新聞を、一番手っ取り早く読むには、街中にある、売店で買うことだろう。

中国といえば、一般には、「人民日報」とかを想像すると思うが、ここが広東省だからか?あまり存在感はない。少なくとも、日本でいうところの読売とか朝日とか、そういう感じではなく、はっきりいって、地元の新聞の方が、ずっと目につく場所においてある。

ちなみに、深センでいえば、「南方都市報」「深セン特区報」「深セン商報」などの深センローカルの新聞、さらには、「香港商報」など香港系の新聞もたまに置いてある。値段はマチマチで、大陸側の新聞は、1―2元(16-30円)と、総じて激安である。新聞の料金それ自体より広告料金でまかなわれているようである。

中国で新聞配達をたのむ  申し込みは郵便局で

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日本人の場合、外国人だし、たまに、売店で買えば十分という気もするが、新聞配達を頼むこともできる。申込みは、最寄りの郵便局で行う。

日本のように新聞社単位でやるほどの部数は無く、郵便局がすべての新聞につき、一括して請け負っているようで、要は、郵便物扱いということのようである。
この点、日本の新聞は、発行部数が非常に多いので、自前の配達システムを持っているが、世界的に見れば、日本のほうが、かなり特殊だと思う。また、朝日や読売のように独自で、勧誘するようなことはきいたことがない。

値段はピンキリ  香港紙は深セン紙の10倍も

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左は、一部あたりの年間購読料金表であるが、購読料は、新聞によりけりである。

具体的には、「深セン特区報」「深セン商報」などの深センローカルの新聞が、年間480元(7500円程度)と、かなり安い。深センのタブロイド紙で、読み応えがある「南方都市報」(2元)は、年間720元(1万円+)とやや高めであるが、それでも大したものではない。

大陸側でも売っている香港の経済誌「香港商報」になると、年間1440元(2万円程度)とかなり高くなる。一番、高いのは、純粋の香港の新聞で、「東方日報」が、年間4600元(7万円)「経済日報」4800元となっている、深センのローカル新聞のざっと10倍である。

一部あたりだと、そこまでの開きは無いはずだが、たぶん、香港から輸入しているという意味があるのだろう。深センには、香港人はかなり住んでいるし、茶餐厅とかもあるので、配達の需要はかなりあるのかもしれない。

表の、9月、10月、11月、12月とあるのは、いつ申し込むかによって、値段が変わってくるという意味らしい。年末になればなるほど、割引率は少なくなっている。ちなみに、9折は1割引き、8折は2割引き、の意味であり、中国語は日本語とは逆に、引く方ではなく、引かれて残った方の割合で、表現するので覚えておくと良い。

注文は、1ヵ月から可能

以上は、年間の購読料であるが、実際の注文は一ヵ月単位で申し込めるようである。まあ、だいたい、三ヶ月とか半年くらいで、申し込めばいいのではないだろうか。配達は、さすがにマンションの戸口までは来ずに、エントランスの郵便受けに差していくのが一般的のようである。

ちなみに、自分は以前、広州日報という新聞を配達してもらったことがあるが、当日の新聞ではなく1―2日遅れの新聞が配達されていた。「全然、ニュースの意味ないやん!」であるが、広州の新聞だからなのか、あるいは、単に配達員がサボっている(中国ではよくある)だけなのか、結局、原因はわからなかったが、そのあたりは、事前に確認をしたほうがよいだろう。自分は、単に中国の新聞に親しむために置いていただけなので、別にそれでも、十分であったが・・・・

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ちなみに何故、深センではなく「広州日報」?ということなのであるが、色刷りで写真が多く(ぱっとみ、香港の新聞に近い)外国人が見るには、とっつきがよさそうだったからで、特に理由は無い。要は、何でもよかったのだ。

中国人に言わせると、広州日報は省の新聞ではなく市の新聞で、格付け的に言えばやや低めらしい。確かに言われてみれば、天気予報で「気象女郎(お天気お姉さん)」の写真とか、お軽い要素があったりするが、逆にそういうお遊び的要素が楽しいともいえる。(しかし、一日遅れで配達だと、そもそも天気予報の意味が無いのであるが・・)

ウェブでも新聞を見れる

中国の新聞は、大抵ウェブサイトでも、紙媒体と全く同じ内容のものを公開していることが多い。従って、パソコンがあれば、わざわざ新聞を買わなくとも、同一内容のものを見ることができる。(ただ、証券の専門誌など、一部は読めないものもある)  AB报_原版数字报刊赏析学习网

例えば上記の広州日報のウェブ版は、こんな感じ。 広州日報ウェブ版

PDF版は「上一」で前ページへ、「下一版」で次ページへ移動可能。
また「上一」で前日の新聞、「下一期」で翌日の新聞へ移動可能。

PDF状の新聞記事をクリックすると、該当する記事(HTML版)に移動。また、音声による読み下し機能(语音阅读)までついている記事もある。

ただ、現地の中国人がニュースをみるとき、こういうサイトを見るかどうかはわからない。我々がヤフーのニュースを見るように、普通に、こんな感じのポータルサイトのミュースを見るのではなかろうか。 搜狐(SOHU) 漢字ビッシリ!

日本の新聞を定期購読するには?

ちなみに、現地で日経新聞など、日本の新聞を購読しようということになると、かなり高くつく。
香港で購読する場合、1ヶ月あたり、朝日と読売で(520HKD/8320円)日経新聞だと(780HKD/12500円程度)。
大陸側であれば、輸送の関係でもっとするだろう。会社で購読するならともかく、個人では、おいそれと手が出ない感じだ。

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