中国スーパー(超級市場)ミニ知識

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ハウスのカレー売り場専用台も

近年、外資系スーパーマーケットの進出が加速し、中国現地の生活水準も、年々向上しています。 それに伴い、深圳でも、日本食品や輸入品、有機野菜といった食品を手に入れられる場所が増えてきました。ここでは、食品の入手事情について、ご紹介いたします。

知っていると便利 中国スーパー(超市)ミニ知識

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中国のスーパーマーケット「超級市場、略して超市(チャオシ)」へ初めて入った人は、日本のスーパーとの違いに、少なからず驚かれるかもしれない。水族館さながらの魚介類売り場をはじめ、山のように盛られた巨大なキュウリやナス、丸ごとそのままの形で吊るされたブタや鶏を見ると、文化の違いを感じざるをえません。
スーパーでは、特に中国語を話さなくても、買い物は出来るかもしれません。しかし、一応、以下のような知識は知っておいて損はないでしょう。

割引表現いろいろ

露天で売られているものと違い、さすがにスーパーでは、値引き交渉はできません。その代わり、ディスカウントスーパーでは、毎日のように値引きセールをしています。その際、よく見かけるのが、「8折」「9折」という文字です。

〇折

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3折起(7割引より)

(ジャー)」は、日本で言う「〇割引」のことですが、注意が必要なのは、日本では、割り引く方の割合を指すのに対して、中国では残りの割合を指します。例えば「9折」は「9割で売る(1割引)」という意味になります。要するに「〇掛け」という意味で、
以下同様に
「8折」は「8掛け」つまり2割引き
「7折」は「7掛け」つまり3割引き

「9折」と聞いて、「9割引?安すぎ!!」と一瞬、思うのは早とちりです。また「打」という動詞をつけ「打折(dǎzhé)」とすると、割引(する)という意味になります。

日本人は引き算的発想で中国では掛け算的発想をとるともいえますが、なんとなくお国柄が現れているような気がしないでもありません。そういえば、日本人は引き算(と暗算)が得意で、アメリカ人は引き算が苦手という話をきいたことがありますが、中国人はどうなんでしょうかね。

买〇送〇

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「买一送一」から「买一送二」へ

また、「买一送一(マイイー、ソンイー)」もしょっちゅう、耳にする言葉でしょう。ひとつの商品を買うと、もれなくひとつ同じものがサービスされるということです。つまりは、50パーセントディスカウントですね。「买一送二」なら一個買えば、二つただで着いてくるということになります。
スーパーでは、毎日のように値引きセールをしていますが、さすがに値切ることは出来ません。値切りがしたければ、近くの菜市場か個人商店に行きましょう。

あと、どこのスーパーでも「特卖(tèmài)」 特売(とくばい)をやっているようです。先日、中国人の同僚(女性)が、火曜日がジャスコの特売日だと言っていたので、本当かなと思い見渡してみると、エレベーターの脇にそのポスターが張ってありました。今まで、何度と無く通っているのに全く気がつきませんでした。この点、男はそういうのに無頓着です。

生鮮食品は計り売りが基本

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また野菜や果物、肉、魚といった生鮮食品は、最近はパックづめが増えたとはいえ、基本は量り売りとなります。よって、価格は1斤(jīn/500グラム)ごとの価格が表示されているはずです。2斤は、1公斤(gōngjīn/1キログラム)に相当します。

野菜や果物に関しては、先ずそれぞれの食材売り場で、山積みされているものの中から、各自で選んで、備え付けのビニール袋に入れ、各コーナーにあるはかり台に置きます。
すると、重量に応じた価格の付いたシールを貼ってくれますので、それをレジにもっていくことになります。その際、選んだものをそもままレジに持っていっても、清算できませんので注意が必要です。肉、魚に関しては、種類と量を指定しましょう。

日本では、量り売りの習慣が、ほとんどありませんが、中国の場合、それが基本ですので、中国人の主婦は、1斤あたりの値段をちゃんと知っているのだそうです。ニンジンは一斤いくら、ジャガイモはいくらという具合に・・・。ちょっと、これは日本では無い感覚でしょうね。

支払い方法

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レジでは、まず「会员卡有吗? (会員券は持っているか?)」と聞かれると思いますが、これは店独自に会員券を発行しているところが多いためです。通常、カードを提示すると数パーセントの割引があったりします。
支払いは、現金で支払うか、あるいは中国の銀行カードは、デビットカードとして使えますので、刷卡(シュアカー)して払います。銀行カード上に「銀聯」というマークがあればできます。要するに、銀行の預金残高の範囲内で決済ができるということです。中国では、クレジットカードよりも、預金の範囲内で使用できるデビットカードの方が、一般的なんですね。それだけ、人民に信用がないということでしょうかね。
中国人は、この機能を結構よく使っています。カウンターでサインをしているのは、これのことなんですね。でも、たった10元くらいのモノを買うのに、サインをしているのを見て「何と、大げさな」と思う日本人は自分だけではないでしょう。そんなもの、お札で払えばいいだろうと思いますが、なんなんでしょうね。偽札対策というのもあるのかもしれません。
あと、現金払いの際、店員が札を透かしてしげしげ見ることもありますが、偽札が多く出回っている中国では、致し方ないところでしょう。偽札検知器に通すというのも、一般的ですね。疑われているようで、気分は悪いですが、しょうがないです。

レジ袋

以前は、レジの袋は無料でしたが、2008年から環境保全を目的とする法律が施行され、レジの袋を買わなければならなくなりました。値段や種類はいろいろで、一枚につき、0.2~1元。
会計のときに「要不要袋子(袋は要りますか)?」と決まって聞かれるので、「要(要る)」と言えばくれます。毎回、袋を買うのが面倒なときは、自分で買い物袋を持参したほうがいいかもしれません。しかし、結構、面倒なんですねこれ、毎回毎回、必要かどうかを聞かれて、それに答えなければならない。しかも、「要」「不要」が逆に受け取られることもしばしば。だからといって、毎回、持参するのも面倒というか、家庭主婦じゃないし。

おつり

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中国のスーパーで、買い物をして、レジで大きな札を出すと、決まって「1元あるか?」とか「五角ある?」とか細かいお金を要求される。これは少し、中国で買い物をした人であれば、誰もが経験済みと思います。
そして、そのお釣りの量を少なくしようというこだわり?が、半端ないのである。確かに、日本にいたときでも、510円のところを1000円札を出したら、さすがに常識的に考えてまずいなと言う感覚は働くから、1010円くらいは出すと思うのであるが、中国ではそんなレベルではないのである。
例えば、合計126元だったとして、130元だすと、もう1元ないか?とか。(131元だと、おつりが5元札一枚ですむから)
多分、小銭を銀行に行って用意するのが、手間だからだと思うが、

深センのスーパーマーケット(超級市場) 案内

ジャスコ(吉之島)

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中国にも、日系スーパーが進出しています。日本人としては、やはりなじみのある日系スーパーに足が向いてしまいますが、自分の住んでいる広東省深圳市内にも、イオン(ジャスコ)が、5-6軒営業しています。
冷凍食品やインスタント食品をはじめ、缶詰、調味料、お菓子類から、納豆、豆腐に至るまで、そのラインナップは、他の追随を許しません。
しかし所詮は中国なので、日本にあるような品揃えは期待してはいけません。開店当初は、日本人向きの商品も結構ありますが、だんだんとローカル向けに変わってくるのが、悲しいところです。でも、しょうがないですね。いくら日系スーパーだといっても、消費対象はあくまで中国人ですから。
また、日本からの輸入品は総じて高いです。どんべえが250円位したり「何が悲しくて、どんべえに250円も出さなきゃいかんのか」と言いつつ、買ってしまったりしますが。
また、輸入品はともかく、現地生産されている日本のブランド商品については、他のスーパーよりも多く取り扱っています。「ポカリスウェット」「午後の紅茶」「サントリーウーロン茶」といった飲料や「明治のアイスクリーム」「ポッキー」等の菓子類、「スーパードライ」「一番絞り」等のビール類など、日本の品質水準の商品が、現地価格で手に入るのも有難いところです。
それでも隣りの香港ジャスコと比べると、品揃えで、やや物足りなさを感じてしまわなくもありませんが、一昔前に比較すれば、日本人が食生活するに当たって、格段によい環境が整いつつあると言えます。
深センでは、中信城市広場(科学館)をはじめ、COCO Park(購物公園)店、南山店(海岸城)などがあります。
イオン他、スーパーについては、以下のページもご参照ください。
深センのイオン(永旺) | 広東省深圳@老板日記

こだわり派~高級路線スーパー

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近年、中国人の経済力が上がるにつれ、こだわり感のあるスーパーがでてきました。きれいに包装された商品、落ち着いた照明、ディズプレイは、いかにも高級といった雰囲気で、中国のローカルスーパーとは完全に一線を画しています。また、肉、魚、野菜、果物など生鮮食品は、量り売りではなく、ほとんどパッケージングされて販売されています。
また、高級ワインやチーズ、厚切りステーキ肉、日本の寿司、刺身といった高級感のある食材や、有機野菜、有機卵といった、こだわり感のあるコーナーもかなり大きく設けられています。日本で言えば、「成城石井」とかそういう感じになるんでしょうか。
ただ、言わせて貰えば、中国にあるこういった高級スーパーですが、値段がやたら高い割りに、本当に中身が伴っているのかなと、イマイチ疑問に思う事も多いです。
※写真(上)はオーレ(Ole)
深センの万象城とか、ホリデープラザ(世界の窓)にある、香港系の高級スーパー。

コンビニエンスストア(便利点)

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深センでもかなり見かけるようになった「全家」

日本でもお馴染みの「「セブンイレブン」「全家(ファミリーマート)」をはじめ、「百里臣」「VANGO」「万店通」などローカルのコンビニエンスストアがあります。24時間営業あるいは、それに準ずる形で運営されています。便利である反面、値段はスーパーよりもやや高めです。
セブンイレブンなど日系コンビニエンスストアですが、外見は日本と全く同じ用に見えますが、かなり現地化しているため、日本にある同店の品揃えは期待しないほうが良いでしょう。また、お弁当、おにぎり、おでん、サンドイッチなども置いてあっても、かなり中国ナイズされたものなので、日本人の口に合うものは少ないです。
日本の商品としては、現地で生産されている「ポカリスウェット」「午後の紅茶」等の飲料や「明治のアイスクリーム」「出前一丁」「カップヌードル」「ポッキー」といった食品が、店頭に並んでいる場合が多いです。また、一定金額以上の買い物をした場合、自宅まで配達もしてくれるサービスもあります。日本では、まず考えられませんが、人件費が安く、マンションが高層化していて、移動に時間がかからない中国では、一般的によく利用されているようです。
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セブンイレブンでは、コーヒースタンドと、カウンターを設置してある店もちらほらと。

地元密着型コンビニ  フレンドリーすぎる店員も

セブンイレブン等大手コンビニではなく、ローカル度が高い地域にあるコンビニの店員はかなりフレンドリーというかおせっかいな人もいる。何か探すそぶりでもしようものなら「何がほしいのだ?」といってすぐに寄ってくる。最近では、店員から「お前、今、仕事から帰りか?」とか「最近、見かけないな。お前。」とか声までかけられる始末。
別に、自分はそんなに頻繁にコンビにを利用した覚えはないのであるが、いつの間に顔を覚えたのであろうか。というか「コンビニごときで、そんなに気さくに声かけるか?普通?」日本では100パーセント考えられないシチュエーションである。
また、そのコンビニでは、渡すつり銭が無いとき現物支給されたりすることもあった。
いつだったか、レジの釣銭が切れていたようで、2毛か3毛(4-6円)の代わりに、ガムを貰ったことがあった。また、それすらない時もあり「今度払うから」って言われたこともある。しかし、今度払うって言われても、今度きたとき、あんたがレジにいるという保証はないし・・・・・・
客に対して、ツケにしてくれとは、全く、何でもありの中国のコンビニである。

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