「老碗会」biangbiang面 ~進化する中国の麺屋


最近、深センの街並みも、随分ときれいになってきた。

小汚い裏道が、いつの間にか、レンガを敷き詰めた洒落た小径になっていたり、薄汚い食堂が、小奇麗な中華ファーストフードに変わっていたりする。

安い、美味い、汚いと三拍子揃っていた?中国の麺屋も例外ではなく、ここへ来て、随分とおしゃれになってきた。以下の店なんかも、そんな感じの店といえるかもしれない。

「老碗会」biangbiang面 中国陕西の新感覚ヌードル


「老碗会」biangbiang面

最近、深センの街中で見かけるようになった麺屋である。biangbiang面というのは、中国陕西地方の、裤带面(ズボンの帯の麺?)という幅広の麺をベースとしているが、なんといっても、特筆すべきは、この麺のシンボルとも言える「biang」という漢字だろう。いったい、何画あるのか知らないが、見た目、かなりインパクトがあり、視覚効果は絶大である。

ちなみに、陕西(しゃんしー)というのは、中国の西北部の省で、西安を首府とする省で、兵馬俑なんかで有名であるが、自分はまだ行ったことがない。

今回でかけたのは、羅湖国貿に程近い店。一見すると、バーかなにかと間違ってしまいそうな感じの外観で、とても中国の麺屋とは思えないが、たしかに面と書いてある。(ちなみに、中国ではヌードルは「面」であって「麺」ではない。)

では、早速、入ってみることにしよう。

注文は、カウンターで、メニュー表を指させばいいので、外国人にも楽だ。チラシ(写真)もあって「老碗会8大必吃(老碗会の8大必食メニュー)」とあるので、その中から選べばいいだろう。とりあえず、今回は、biangbiang面(24元、400円)を注文。値段は普通だ。

店内は、こんな感じで、こじゃれた雰囲気になっている。木製の机とテーブルは、和の雰囲気さえ、感じさせる。

美しく、温もりのある照明。店主のこだわりを感じさせる。

とりあえず、腰を掛けて、注文した麺がでてくるのを待つ。どでかい箸を入れる素朴な風合いの箸入れもいい感じだ。

店内では、黒服の店員さんが忙しく歩きまわっている。店員さんの背中に、この店のシンボル「biang」という漢字がプリントされている。

店内の写真を写しているうちに、注文した、biangbiang面が出てきた。どっしりとして重量感のある深鉢の中に、幅広のコシの強い麺と紅焼肉(ほんしゃおろう)それにトマトなど。汁は、少ないようだ。

味のほうは、いわゆる、紅焼肉をベースとしている。紅焼肉は、要するに豚の角煮を一回り小さめにしたような感じであるが、味付けに少し癖があって、日本の角煮とはだいぶ風合いが違っている。ただ、辛さは、それほどでもない。

鉢は深いし、箸は長いし、麺は長いしで、途中で手が疲れてしまう。腕力?も相当、要求されるかもしれない。子供は食べられないんじゃないか。これでは。

とかなんとか言いつつも、結局、全部、食ってしまった。

一つだけ難を言えば、店員の態度は素っ気なさすぎという感じがしないでもない。まあ、中国だからしょうがないといえば、しょうがないが。

このbiangbiang面以外にも、以下のようなものがある。

胡麻ダレ牛肉冷やし麺(胡麻酱牛肉凉拌面)

以下は「胡麻ダレ牛肉冷やし麺(胡麻酱牛肉凉拌面)」。涼面とタレに、もやし豆とピーナッツのコンビネーションがすばらしい。視覚的にも、なかなか、気が利いている。しかも、これで19元(320円)は、安すぎる。biangbiang面の紅焼肉系の味が合わない人はこちらのほうがいいかもしれない。

烤肉夹馍  陜西風?バーガー

豚肉を、パンを硬くしたような生地に挟んで食べる、陜西風バーガーといったところか。定番商品っぽいが、とにかく、油が多いし味が濃いので、日本人にはちょっときついかもしれない。全部、食べるのは一苦労だ。(写真は、他の店のもの)

出前もある

饿了么(アーラマ)のような、出前サイトから、注文をすることもできる。以下は「biangbiang面」

ただ、麺の場合、伸びてしまうことも有るので、できれば、店内で、食べたいところである。

「老碗会」 ロケーション

今回訪問した「老碗会」国貿店は、地下鉄「国貿」駅、B出口を出て、下車2-3分のところ。国貿ビルの銀行と大きなバーの間の通りを、100メートル位、入っていったところ、セブンイレブンの隣りにある。近くに日本料理屋が多いので、見かけた人も多いだろう。
「老碗会」は、2014年にできたばかりの若い店で、深センに店舗を拡大中。現在、福田を中心に数店舗ある模様。 支店マップ(百度検索)
ただ、ホームページを探したが、企業ページ以外は無いようだ。

以下、福田華強路近くにある店。ラーメン屋には見えないので、素通りしてしまいそうだ。

もし、最寄りに「老碗会」がなければ、似たようなbiangbiang面の店もあるので、探してみるとよいだろう。中国では、何かが流行りだすと、速攻で似たような店が氾濫するので、場合によっては、そちらでも構わないと思う。

新規店舗も続々と

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