中国 朝ごはんの主役メニュー

breakfast-doujiang 豆浆(豆乳)と油条

朝、中国の街頭を歩いていると、いたるところに、朝飯をうる出店がたっているのを目にするかもしれない。こういうところで中国人は、そそくさと、肉まんやお粥をテイクアウトして、職場で悠々と食べるのが一般的なようだ。

以下、中国の朝ごはんについて、少し紹介してみる。

中国 朝の風景

写真は会社の近くの朝ごはんの出店。お馴染みの肉まんをはじめとして、卵焼き、とうもろこし、焼き芋、厚揚げパンなどが見える。奥に実店舗もあるので、粥とか豆乳も注文できる。1元から高くても5―6元程度なので(1元=15円)財布にもやさしいといえるかもしれない。
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財布をにぎりしめ、ただいま思案中といったところか。

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これは、肠粉(チャンフェン)を作っているところ。肠粉は中国特有の食べ物で、薄い鉄板の上に、だしと小麦粉を溶いたもの、さらには卵などを薄く広げながら、クレープを作る要領で、薄い皮を重ねるようにして作っていく。4―5元と安いが、割とおいしいものもある。

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白粥(普通の粥)1元,
皮蛋瘦肉粥(ピータン入り粥)2元,
肠粉4元。(1元=15円)
安い!!

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通勤客が、即座にもっていきやすい様に、すでにナイロンの包みに包んである。

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客に手渡し中。メニューをみると、やはり1―3元くらい。薄利多売という感じなんだろうか。


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客と談笑。

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この店は、蒸籠(せいろ)ではなく日本のコンビニで見かけるような、保温機をつかっている。しかも、かなりでかい。ご丁寧に、肉まんのメニュー表まである。種類も豊富そうだ。さらに上に、ハロゲンランプ?もついていて、夜でもかなり明るそうだ。
こういう今風なやり方と「澳门(マカオ)麦记大包」と言う店名から察するに、純粋の大陸の店ではないのかもしれない。

taijiquan
太極拳のおばさん集団を横目に見ながら出勤します。

朝メニューの主役たち

では、朝の食卓を彩るメニューについて、紹介していくことにしよう。

包子

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要するに肉まんのこと。肉包(豚肉)、豆沙包(甘いアン)など、具によって、色々な種類があるので、注文する時に、種類を指定しなければいけない。わからなければ、指を指し示して、「这个(これ)」と言えばよい。
ただ、肉まんと言っても、ダシが違うのだろうか、日本の井村屋のような味ではない。

馒头

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具が入っていない肉まんのことは、馒头(マントウ)といって、四角い形のものが多い。日本では、具が入っていない肉まんというのは、聞いたことが無いが、中国の北方では、ご飯のよりも、もっぱら、これを主食とするようである。

豆浆と油条

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朝の食事には、欠かせないアイテムといえば、この二つも挙げなければならないだろう。
中国では、牛乳も普及はしてはいるが、まだまだ、豆浆(豆乳/ドウジャン)を飲むことのほうが多い。豆浆は、熱い、冷たいの区別のほか、原味(甘くない)、甜味(甘い)という区別がある。油条(ヨウティアオ)のほうは、揚げパンのようなもので、その名のとおり油の棒である。食べ方はいろいろであり、なにかタレのようなものにつけて食べることもあるし、豆浆や粥につけて食べることもあるようだ。

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日本で、お粥といえば、白い粥のことで、病気の時とか、特別な場合にしか食べないイメージだが、ここ中国では、粥はれっきとした日常食である。いつでも食べるし、粥の中に、肉、魚、卵、野菜、何でも入れるので、バリエーションも豊富。
ピータンと、細切れ肉の入った、皮蛋瘦肉粥は割と有名。あと、何も入れない粥のことは、白粥(バイジョウ)という。

肠粉

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中国独特の食べ物で、柔らいペラペラの半透明のうす皮の中に、肉、卵、野菜など具が入っている。皮は非常に柔らかく、箸からこぼれ落ちそうになることもしばしば。食感もぐにゃぐにゃしており、味ツケも甘いものが多く、いかにも広東の食べ物といった感じ。一般食堂のものは、あまりおいしくはないが、飲茶で出されるものは、さすがにおいしい。

烧卖

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日本のシューマイのルーツであるが、日本のものとはかなり、趣を異にしている。左はよく飲茶とかで見かけるタイプで、下膨れのような形をしている。飲茶の場合、海老シュウマイとか、いろいろな種類があるが、朝の場合はそんな種類などはなく、単に「烧卖(シャオマイ)」である。

小龍包

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小龍包(シャオロンパオ)のルーツは上海らしいが、どこでも見かけるメニュー。飲茶のメニューとしてもよく登場する。しかし、街頭で売られているものは、皮も厚ければ、野暮ったいものが多い。まあ、肉まんの一種と思っておけばいい。ちなみに、小龍包といえば、台湾「鼎泰丰(ディンタイフォン)」の小龍包がつとに有名であるが、ゆめゆめ、そんなレベルを期待してはいけないことはいうまでもない。

芝麻球

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肉まんのように、絶対的に必要なアイテムかと言われると疑問であるが、結構、朝のスタンドなどで目にする。外側一面に、ゴマがはりついていて、中は、もちっとした食感、主食というよりはおやつに近いかもしれない。ただ、注意しなければならないのは、周囲は意外と油っぽいので、調子に乗ってたべていると、確実に、メタボ街道まっしぐらということである。

肉まんが買えなくて・・・・・・

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昔、中国に来たばかりの頃、朝、通勤の途中で、その辺の肉まん屋のスタンドで、朝食用に、肉まんを買ってから、会社に向かっていたのであるが、時々、肉まんが買えなくて弱ったことがある。

自分は、買う気満々で待機しているのだが、店員は、なぜか自分より後から来た客に、どんどん肉まんを渡してしまうのである。要するに、放置プレイであるが、「このままでは永久に肉まんを買えないのでは?」という恐怖感にも似た気持ちで、立ちすくんでいたことはいうまでもない。こういうことは、中国で肉まんを買おうとした人なら結構、あるのではないだろうか。
要するに、中国では通常、何かモノを買うとき、後ろに立っているだけでは、買う意思がないと見なされてしまうことが多いので、買いたい場合は、積極的に買う意思をアピールしなければならないのである。

具体的には、買っている人の後ろではなく、横に立たなければならない。そして、人民元を握り締めて、店員の前につきだし、自分の買いたいメニューを声高に叫ばなければならない。まあ、実際は、そこまでしなくてもいいだろうが、それくらいの気持ちでちょうどいいということである。(ただし、これは純ローカルの店のときだけの話で、普通の店でそんなことをしたら、逆に顰蹙になってしまうこともある。要するにTPOに応じてということである。)

ちなみに、自分であるが、その後、しばらくは、中国方式に馴染むべく努力していたが、次第に、堕落して、朝マックするようになってしまった。(朝マックだと15―20元する)ただ、しまいに、朝マックするのも面倒になり、今はもっぱら、自宅でパンとコーヒーという形になっている。

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