「四足のものは机以外何でも」という広東省食文化

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ミニ動物園?

四足のものは机以外何でも、空飛ぶものは飛行機以外何でも

中国、なかんずく広東人の食文化を表す諺であるが、深センももちろん例外ではない。夜の街を歩いていると、いやがうえにも、そういったものを提供する店に遭遇する。


まずは海鮮の店

getemono1 水族館?ではない。

海鮮料理を食べさせる店先は大抵こんな感じである。
泳いでいる魚も、どこで釣ってきたのか不思議なくらい、大きくて珍しいものもある。
魚は新鮮なものが一番ということで、こういった店では、自分が水槽で選んだものを、その場でおろして、調理してもらうわけであるが、たまに店の主人が、魚の頭を棍棒で叩いたりして、なかなかすさまじい。

また、魚以外も、以下のようなものが・・・

getemono2 ザリガニ

getemono3すっぽん

getemono4 カメ
龟苓膏(亀ゼリー)はよく食べるが、カメそのものとはいかがなものか?

四足のものは机以外何でも という広東省食文化

さて、アクエリウム風の水槽の横の一角には、いわゆる「野味」(ゲテモノ)が占める。
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ウサギ、蛇、野鳥、ゲンゴロウ・・・・・・
さすが、広東省、なかなかディープである。

getemono5  天鹅 一羽 288元(4500円くらい)

しかし、この馬鹿でかい鳥、いったいどこから捕ってくるんだろうか。どうも違法くさい。またこんなものを食って鳥インフルエンザにでもかかってしまったら目も当てられない。

隣には、が見える。
広東省で蛇はぜんぜん珍しくない食べ物である。自分の場合、一度だけ火鍋店(鍋物の店)で食べたことがある。(というか食べさせられた)

火鍋を食べていて「この肉、やけに骨ばってるけど、何の肉かな?」と思いながら食べていて、一緒にいた中国人に聞くと「あ、それ蛇ですよ」って。「それを早く言わんかい!」という感じで後の祭りである。

やはり形が似ているせいか、食感はうなぎに似た感じ。ただうなぎよりも骨ばった感じがしたが・・・深センの街には、蛇料理専門店で、蛇丼とかの蛇料理を食わせる店もあるようだが、以来さすがに食っていない。
ただ、蛇を解体する現場を見たことがあるが、頭に釘を打ち込んで、皮をつるっと剥いでしまうのであるが、本当にあきれるくらい器用に解体していくのは見ものである。皮をはがれた後も、蛇がしばらくはのた打ち回っているのを見て、蛇の生命力にほとほと感心してしまった。

その後ろは、ウサギだろうか。
ウサギというのは、自分的には、食ってもOKの動物のような感じがするが
まだ一度も食べたことがない。
一度、うちの中国人スタッフがウサギの肉の調理したので差し入れに持ってきたことがある。
まあウサギならいいだろうと思い食べようとして弁当箱の中をみた瞬間、絶句。

ウサギの頭が六つ、ゴロゴロと転がっていた。

「おいしいよ」といって、ガツガツ食べている女性スタッフを横目に、私は遠慮しておくことにしたが、やはり中国人女性恐るべしという認識を新たにしたことは言うまでもない。まあ、彼女らにしてみれば、魚の頭くらいの認識しかないのかもしれないが・・・。

またウサギの横は、雉(キジ)が見える。
getemono6雉も鳴かずば打たれまい

別に、こんなものまで捕って食べなくともと思うのであるが、鶉(うずら)とか野鳥系もしっかり食べるようだ。

あとは、定番の蛙(田鶏)なども、もちろん並んでいる。
かえるは学生時代にバイト先の上司の方に、日本の小料理屋で食べさせてもらった覚えがあるが、結構上品な味で鶏のささ身と変わらない感じだったような気がする。
田んぼの鶏というのもわからなくはない。味、食感が似ているのだ。
その後、台湾で旅行に行ったとき、蛙丼なるものを屋台で注文したのはいいのだが、ご飯の上にのっかかっていた肉が原型をとどめすぎていて、さすがに気持ち悪くなって途中でリタイアした覚えがある。

とどめはこれ、以前通りかかったときに撮影したものであるが、なんとこんなものまでが
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 黒猫
cat-nabe 猫鍋?

恐怖の猫鍋、登場。
動物愛護団体の人間が見たら、どう思うだろうか?

論争の多い犬鍋も(閲覧注意)

そして冬の風物詩?といえばこれ。

getemono8  犬?真っ二つ

こういったガラスケースの中に体バラバラの羊やイヌが煌々と裸電球に照らされて、スプラッターさながらに、展示されている。トラウマになってしまいそうだ。

「こんな恐ろしいものを見て、食欲が出るかよ。バカタレがーー。」
と以前は、心の中でそう叫びながら、出来るだけ見ないように通過していたが、今では、もう横を通っても、へいちゃらになってなってしまった。
人間の環境順応力というのは恐ろしい。というか、こんなところで育った中国人、道理で精神構造が強いはずだ。

さて、イヌであるが、中国人の中では、羊と同類として扱われているようである。狗(イヌ)羊といったカテゴリー区分に従った看板をよく見かける。確かに、ブタ、牛とかに比べればかなり似ているとは言える。もしかしたら、イヌというのは羊に近い味がするのかもしれない。
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 野味火鍋、羊狗肉火鍋の看板(火鍋は中国風しゃぶしゃぶのこと)

冬になると、この犬鍋を食わせる店があちこちに立ちはじめる。
犬鍋は体があったまるとか言って、食べているようであるが
「鍋物食ったら体温まるの、当たり前やん。」と毒づいてもみたくなる。
このときばかりは牛を食わないインド人の気持ちもわかろうものである。
その他、イヌ専門店などといったものもあってハングル文字が店先に書いてあるので、韓国人系の店もあるようだ。

ペットとしての犬も

さて、そんな中国だが、食べる犬ではなく、ペットとして犬を飼うのがブームになりつつあるようである。食べる犬とペットの犬は、違うということでしょうかね。
先日も道を歩いていると、こんなものが・・・・
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路上の即席ペットショップ

ムクムクしてかわいらしいのであるが、あまり人が、買っているのを見かけたことがない。また、いったいどこから仕入れてくるのかも謎である。

関係ないが、先日バス停にて、バスを待っていたところ、手前の女性がなにやらバックの中をしきりに気にしているので見てみると
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ショルダーバッグの中に忍ばせていたものは、なんとパグ。
バスでパグもろとも移動とは、なんという大胆な。
でも、中国人でこういう人、結構いますね。

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