広東省南国フルーツの誘惑

ドラゴンフルーツ(火龙果)

さて、広東省は亜熱帯に属し、一年のうち、ほとんど夏なので、果物の生育には非常に良いようで、その品種も豊富である。日本にある果物はもちろんあるし、日本では、あまり目にすることができないフルーツも多い。

また、中国人にとって、果物は、非常に身近な食べ物で、最近はしらないが、以前は、女子が、オフィスで、朝ごはん代わりに、林檎一個、まるかじりしているのを、見かけることも多かった。

というわけで、今回は、広東省の果物について、語ってみる。

広東省 南国フルーツの世界

ウリ類

スーパーの「」コーナー。こんな感じで、そのまんま売っていることが多い。手前はスイカ(西瓜/シーグア)、奥のほうが、ハミウリ(哈密瓜/ハーミーグア)、等のウリ類となっている。

ハミウリは、道端でも、よく串に刺したのが、一本一元とかで売っているが、水っぽくて、あまりうまくない気がする。

ドリアン(榴莲)
まずは、果物の王様、ドリアン。日本では、ほとんど見かけないが、南国では、たいがいの場所に置いてある。表皮には、非常に鋭い棘があり、ちょっと手では扱いにくい。また、ドリアンの実は高いところになっているので、ドリアン刈りは、結構、危険な作業だとも聞く。

ドリアンは大きなナタを使わなければ、切断もできないので、スーパーなどでは、通常、あらかじめ、皮をとって、実になったものが、ラッピングされて売られている。(写真は半分に割ったもの)さすがに、他のウリとは違って、かなり高く、100元近くする。

味はかなり濃厚でねっとりとして、マニアにはたまらないらしいが、いかんせん匂いが強烈なので、扱いに注意が必要であろう。何重に、ビニール袋に包んだつもりでも、知らないうちに、匂いが漏れていることがあるくらいだ。

やし(椰子/イエズ)
椰子の中身は、ほとんど水分で、椰子の実ジュースとして、そのまま飲むことができる。味は、ほんのりと自然の甘みで、夏場、涼をとるには最適である。ただし、皮は厚いので、開けるのは、ナタなどが必要。(ドライバーとかの工具で穴をあけてることも。)
また椰子は、料理との相性も良いためか、料理のメニューにもしばしば登場する。応用範囲は、結構、広いようだ。

こちらは、緑色の大型の椰子であるが、このように、路上に、どっさりと、置かれている。その場で、ナタで割って中身を飲む。

 こんな感じで、ストローを差して飲む。

パパイヤ(木瓜/ムーグァ) 中身は紅い実。独特の臭みが有る。

ジャックフルーツ(菠萝蜜/ボーローミー)
とにかく、馬鹿でかいのが特徴で、売り場に置けないのか、こんな片隅に、追いやられていた。これ、まるごと一個、買う人間は、さすがにいないのかもしれない。図体は大きいが、中の実は結構、少なく、ネバネバしているだけで、あまり美味しいものでもない。菠萝(パイナップル)の蜜というだけあって、パイナップルに近いもののようだ。

近所の街路樹。こんな感じで、小型のジャックフルーツがなっていることも。

その他、南国フルーツ

マンゴー(芒果/マングオ)

南国のフルーツの代表といえば、やはり、マンゴー(芒果/マングオ)を挙げないわけにはいかないだろう。

その何とも言えない独特の形といい、フルーティな香りといい、ここ広東省でも、もっとも、ポピュラーなフルーツのひとつで、日本でリンゴやみかんを食べるような気安さがある。

応用範囲も広く、マンゴープリン、マンゴージュースなど、各種デザートがある。

実は、マンゴーは、広東省であれば、どこでも取れるフルーツで、深センの街なかの街路樹に、なっていることがあり、たまに、市民が勝手にマンゴー狩りをしていることもある。

また、一口に、マンゴーといっても、大小、風味など、イロイロな種類があるようだ。

 

ドラゴンフルーツ(火龙果/フォロングォ)

 

衝撃的な形をしているが、中は意外と普通。白い実に、黒いゴマ状の小さな種がいっぱい入っている。味のほうも、結構あっさりしている。

ただ、中には、実が紅色(かなりえげつない)をしているのもある。

 

スターフルーツ(杨桃/ヤンタオ)

とにかく、酸っぱいので、一個、まるごと食べられるような代物ではない。細かく切って、食べるのが、よいと思われる。

ライチ(荔枝/リーズ)
マンゴーとともに、南国を代表するフルーツ。ライチというのは、広東語風の読み方。味は、酸味はあまりなく、けっこう甘い。シーズンは、初夏(5月下旬~)で 広東省近郊に、ライチ農園がいっぱいあり、特に、広東省茂名市はライチの故郷としてしられているとのこと。(写真はウェブ上から拝借)

龍眼(龙眼/ロンエン)
ライチ系の果物。これはタイからの輸入もの。確かに、龍の眼のようでもある。

ザクロ(石榴/シーリウ)
ザクロ。写真は、かなり大粒のザクロ(タイからの輸入品)で、一個39.9元と非常に高い。こういう見栄えがよく包装されているものは、概して高い。

サトウキビ(甘蔗/ガンジャ) 

フルーツと呼べるかどうかは、わからないが、一応、あげておく。写真のように原形のままだと、ナタか、でかい包丁がないと無理。中は、黄緑色の硬い棒状で、全部食べるのではなく、棒をしがんで水分だけ吸って、カスは吐き出すという感じになる。

道端では、このように、絞って、ジュースにして売っていることも。

その他、お馴染みのフルーツ

お馴染みフルーツというのも、少し変な感じだか、林檎とか、みかんとか、いわゆる日本でもよく見かけるフルーツも、もちろん、売っている。 

レモン(柠檬/ニンモン)、オレンジ(橙子/チェンズ)

黄色、オレンジ、赤。三色パレット。かの、岡本太郎氏が生きていれば、何といっただろうか?

フルーツは試食できるようになっている。(二時間に一度、交換)

すもも(李子/リーズ)   てんこ盛り

りんご(苹果/ピングオ)
果物も、基本的に野菜と同様、このようなビニールで、自分の好きな分だけ、とって秤に載せる。

ベルギーナシ(比利时梨)
いわゆる西洋ナシ。ちなみに、病気の見舞いに、梨はもっていっては、いけないらしい。「梨」(リー)という発音が、「离」(リー/離れる)に通じるからで、死をイメージさせるからだそうである。

ローカルの八百屋さん

大きなスーパーもよいが、たまにはローカルのスーパーや八百屋さんを、覗いてみるのも、面白い。大通りから、ちょっと路地に入っていくと、こんなのがいっぱいある。

黄皮、龍眼、ライチと、ライチ系の果物が続く。店はあまり清潔感はないが、モノはそんなに悪くはなさそうだ。

こちらも、個人スーパーの店先。結構、雑然として、あまり清潔感がない。水晶紅富士という文字が見える。

個人の八百屋さん。最近では、こんな小さな八百屋さんですら、ライトアップしている。

個人スーパーの店先にて

地元の八百屋さん。結構、律儀に並べており、店主の性格がうかがえる。

フルーツ屋
八百屋ではないが、こういうフルーツを切ったものを売る店もある。照明の光量がものすごいが、おそらく、香港あたりでやっていることの、マネと思われる。

青空スーパー

街なかで結構、こういう露天商をみかける。トラックで、ここまで運んできて、そのまま露天で商売を始めるようである。こういった店は、だいたい、場所は決まっているので、一応、行政に許可を得て、商売をしていると思われる。

行商のおばさん

街中を歩いていると、天秤棒を担いだ行商のおばさんを、見かけるかもしれない。担いでいいるのは、蓮の実、龍眼、ライチ、さくらんぼといった、重量が軽いフルーツが多いようだ。定価はあってなきがごとしで、値段交渉を楽しむには、もってこいかもしれない。

こちらは、地下鉄の出入り口の階段の踊り場。蓮の実(右)とチェリー(左) 果物ではないが、蓮の実も、こういう行商では、よくみかける商品の一つである。日本ではあまり食べないが、中国のデザートや、スープといったところによく、入っている。

どれどれ、といって、品定めする客。重さは、おばちゃんがもっている、小さな天秤ばかりで量るようだ。

台車の上に、バナナ(香蕉)だけを、大量に載せている。

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広東省南国フルーツの誘惑」への2件のフィードバック

  1. 匿名

    スターフルーツはスライスして砂糖漬けすると食べやすいです。
    冷蔵庫で冷やすとさらに美味しいです。

    返信
    1. 老板老板 投稿作成者

      なるほど、そういう食べ方もあるんですね。
      たぶん、何か食べかたはあるんだろうなとは思ってましたが・・・
      一度、試してみる価値はありそうです。
      ありがとうございます。

      返信

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