中国の「旬」の野菜を紹介


中国のナス、とにかく巨大。

とかく、外食だのみになりがちな、中国での生活であるが、中華食がメインになると、どうしても、油ギトギトになって、栄養が偏ってしまうので、最近では、自炊することも多くなってきた。

スーパーマーケット(「超级市场」略して「超市」(チャオシ)をぶらぶらして、色とりどりの野菜や果物を、観察してみるのも、ちょっとした息抜きになっている。

今回は、中国のスーパーで売られている、野菜について、少し紹介してみる。

写真は、イオン(永旺)、ウォルマート(沃尔玛)、華润万家、テイストなどで、撮影。

中国の野菜は、量り売りが基本

まずは、中国の野菜の買い方について、簡単に説明してみよう。

近年、あらかじめ、ラップして値段が貼り付けてあるものが、増えてはきたとはいえ、中国の野菜は、やはり、一般的には、量り売りが基本である。

野菜は、各コーナーに山盛りに、積まれている場所から、自分で適当なものを選び、ナイロン袋の中に入れ、近くにある、小さなカウンターにもっていく。すると、係の店員が、秤にのせて、重さに応じた値段のついたシールを張ってくれるので、それをレジに持っていく、という流れになっている。(直接レジに持って行くのは駄目)


日本では、全商品、スーパーの側で、あらかじめラッピングしてあるが、海外では、むしろこのように、自分で、好きな量を、取り出すことのほうが、多いのではないだろうか。

単位は「斤」が基本

量り売りの単位は、一斤(イージン/500グラム)表示が多い。ちなみに、キログラムは公斤(ゴンジン)という。

例えば、上の写真では、すべて、斤あたりの値段が表示されている。

きゅうり(青瓜)2.8元/斤、は、一斤(イージン/500グラム)2.8元ということ。あとは、それぞれ、トマト(西紅柿)3.5元/斤、新じゃが(新土豆)2.4元/斤、はくさい(白菜)1.18元/斤、のようになっている。

あと、あらかじめ、まとまった形になっている野菜類については、そのまま、レジに持っていけるようになっている。

例えば、一盒(イーハー/一盛り)はプラスチックの受け皿に入っている場合、一袋(イータイ)は、網の袋に入れられている場合、一束(イーシュ)は、ネギみたいに、ゆわえられる野菜で使われる場合に使われることが多い。


また、端的に、一个(一個)◯◯元、というのもある。写真は、一個、一元の紫の西洋タマネギ(红洋葱)

個別で中国の野菜を紹介

次に、以下、個別で中国の野菜を、紹介してみる。広東省は南国ゆえ、成長が早いためか、きゅうりでもナスでも、非常に大きいのが特徴である。

青モノ野菜

チンゲン菜(青梗菜)
ご飯物、ラーメン・・・・とにかく、いろいろなメニューの中に、これが入っている。中国の食卓には、欠かせない野菜の一つ。パリパリとした食感がある。また、茎が硬いものもあり油菜(ヨウツァイ)と呼ぶことも多い。(写真は、後ろ向きのところを撮ったところ。)

チンジャオ(青椒)
ピーマンというより、巨大とうがらしという感じであるが、青椒(チンジャオ)は、用途が非常に多く、日本でも、チンジャオロース(青椒肉丝)などは、ご承知のとおりである。となりにある見慣れない野菜は、麦笋(マイスン)

手のひらに収まりきらないサイズ。

パクチー(香菜/シャンツァイ)

日本でも、パクチーあるいはコリアンダーという名前でお馴染みの「香菜」であるが、中国、東南アジアでは、欠かすことができない食材で「中国パセリ」とも呼ばれるようだ。
ご飯物や麺類などの上に、パラパラと申し訳程度に、ふりかけられていることが多い。

においに独特のクセがあるので、結構、好き嫌いが分かれる食材としても有名。自分は、結構、好きなので、スーパーで買ってきて、ラーメンなどに載せたりすることもある。
ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいるようだ。

豆苗(トウミャオ) 
これも中国では欠かせない食材。茹でて食べると、非常に美味しい。

トマト(西红柿,番茄)
中国のトマトは、一般的に、かなり皮が硬いし、甘みも少なく、あまり美味しくない。これは、多分、冷えたトマトを生のまま食べる習慣がないからではなかろうか。中国では、トマトといえど、熱を加えて食べるほうが一般的である。(卵と炒めて食べるなど:番茄炒蛋)そのため、熱を加えて調理しても、形が崩れないよう、硬いモノが多いのではないかと思っている。

パプリカ(红辣椒)
食べ物というより、もはやプラスチックのおもちゃのようだ。

「魔法でもおこせるんじゃないか?」

 

瓜 類

中国の瓜モノは、とにかく長くて太い。以下、きゅうり(青瓜/チングァ)、ゴーヤ(苦瓜/クーグァ)などが見える。グラデーションも色鮮やか。

かぼちゃ(南瓜/ナングァ)と、ゴーヤ(苦瓜/クーグァ)のコラボレーション。
あまり似ているとは思えないが、どちらも瓜ということで、いっしょにされている。かぼちゃは試食もできるようだ。試食品は、二時間に一回交換されていると書かれている。

一口にかぼちゃといっても、いろいろ種類があるようだ。

なす(茄子/チエズ)
とにかく、こちらのナスは巨大で、その見た目に圧倒されてしまう。味は、大味であるが、中華料理との相性は抜群で、日本でも、マーボーナス(麻婆茄子)とかあるが、肉との炒め物がかなり多い。ただ、ナスに油がたっぷり染み込んでいるので、太りやすい人は、要注意である。
瓜の仲間ということからか、茄瓜ということもあるようだ。写真には、凉瓜,青瓜,茄瓜,南瓜,冬瓜の表記が見える。このあたりは瓜のコーナーのようである。

きゅうり(青瓜/チングァ)
こちらの、きゅうりは、とにかく、長くて大きい。このスーパーは売り場も大きいので、野菜も、このとおり特盛りになってしまう。

トウガン(冬瓜)
日本では、あまり見かけないもので、一個単位だと、あまりに大きすぎるので、このように、輪切りにしたものを、ラップして売るのが通例。

そのままだと、小型爆弾並みの大きさになる。(香港の市場にて)

根菜類

ごぼう(牛蒡/ニューバン) 
豪快な盛り付け。こちらのごぼうは、ひたすら長い。 

レンコン(藕/オウ)
土がいっぱいくっついて、かなりワイルドな感じ。

にんにく(大蒜/ダースァン) 
となりは、赤大根?か

たけのこ(竹笋/ジュースン)
手にとって見ると、まだ、しっとりとしている。山からとってきたばかりのようだ。

ウオスン(莴笋/ウォスン)
ウオスン(莴笋)あるいはマイスン(麦笋) 「」だから、たけのこ(笋)の一種だとは思うが、まだ食べたことがない。茎レタスという別名があるようで、茎を食べるもののようだ。スーパーでよく見かける。

紫イモ(紫薯/ズーシュー)
南方の特産として「紫イモ」なるものがある。見かけは、さつまいもとそんなに変わらないが、問題は、中身まで、紫色をしているということ。紫イモジュース、紫イモパンなど、イロイロな商品に応用されている。

切ったところ

 紫イモのポテトチップス。かなりエグい色をしている。

ラッピング野菜

中国でも、あらかじめ、こういうきれいに包装した野菜が増えてきた。山盛りのものよりも値段は、やや高めであるが、粒がそろっていて、見栄え良くなっている。すでにラッピングされ、値札もついているので、日本と同じ感覚で、そのままレジに持っていける。

 

有機野菜

中国では、やはり農薬をかなり使うということで、富裕層を中心として、有機野菜の需要も、一定は、あるようである。
ただ、ちょっと手にとってはみたが、非常に高い。ここのスーパーは、高級路線であるが、有機野菜は、特に高いようだ。例えば、以下のような感じ。

ニンジン(胡萝卜/フーローボ)27.8元/包、320グラム

斤あたりに直すと、43.4元/斤(740円)!!

一瞬、桁を間違えたのか?と思ったが、これで正しいようだ。ウォルマートとかで、普通に売っている野菜の10倍くらいの値段がついている。本当に有機野菜であれば、それでもまあ、買う意味もあるのだろうが、本当かどうかも確認できないし。しかも、国産(広州産)

値切りは?

中国といえば、値切りだろうと、思う人もいるかもしれないが、こういう、市内の一般スーパーでは、値切ることはできない。

そういうのがやりたい人は、大通りからちょっと、中に入ったところにある、個人経営の菜市場(八百屋さん)とかなら、可能かもしれない。

その他、関連する記事

supermarket-curry中国スーパー(超級市場)ミニ知識 
中国のスーパーマーケット(超市、チャオシ)水族館さながらの魚介類売り場をはじめ、山のように盛られた巨大なキュウリやナス、丸ごとそのままの形で吊るされたブタや鶏を見ると、日本との文化の違いを感じざるをえません。中国スーパー(超市)での買い物の仕方について。
深センのイオン(永旺) 2017年7月14日
深センには、「イオン(永旺)」が進出している。店内は、スーパーを中心として、日用雑貨、衣料から、10元ショップ、さらには外食チェーンにいたるまで揃っていて、もはや一つの街になっている。また中国人店員がお辞儀したり、妙に礼儀正しかったりするのが、いかにも日系という感じ。イオン、その他スーパーについて。
広東省南国フルーツの世界 2017年3月8日‎
マンゴー、ドリアン、ライチなど、広東省では、日本では、あまり見かけないフルーツを目にすることができる。亜熱帯に属し一年の大半が夏である広東省は、果物の生育には非常に良いようだ。イロトリドリ南国フルーツの紹介。

 その他、関連する記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA