東門町美食街 中国「小吃」の世界


中華料理や飲茶もいいが、たまには、路上で気軽に、ローカルフードを楽しむのもまた面白いかもしれない。

深セン羅湖の繁華街「東門(ドンメン)」の一角に、いわゆる「小吃(シャオチ)」ばかり集めた屋台街があるので、紹介してみたい。「小吃」とは、蒸し物とか、麺類、串といった、小腹がすいたときに食べる、ちょっとした軽食類のことを指す。

早くてお手軽、しかも、一食あたり10元程度(160円)からなので財布にも優しい。安くて美味しい(又便宜又好吃)ローカルフードである。
しかし、安いからといって図に乗って食べていると、腹を壊したり、蕁麻疹が出たりするので、ほどほどにしておくのが無難であろう。

東門町美食街 中国「小吃」の世界

地下鉄の「老街」駅から地上にでると、そこが、深セン羅湖の繁華街、東門(ドンメン)
若者で溢れかえっている雑踏を抜け、深南大道から、少し入ったところに「東門町美食街」という、いわゆる中国の「小吃」ばかり集めた屋台街がある。こちらが、その入口付近。
dongmen-junkfood (20)

ゲートをくぐると、時代がかった装飾の小さな屋台が、20-30件、並んでいる。
dongmen-junkfood (2)
二階も人でいっぱい。
dongmen-junkfood (9)

烧烤(バーベキュー)

香ばしい匂いと呼び込みの男たちの威勢のよい声がするのは、いわゆる烧烤(バーベキュー/シャオカオ)の店。このあたりは、こういう串焼きバーベキューの店が非常に多い。澳洲烤肉(オーストラリア・バーベキュー) 韩国火爆鱿鱼(韓国イカ焼き)、蒙古香辣(モンゴル◯◯)などの文字が見える。

一本30センチ位の長い串に、鶏肉、羊肉をはじめ、イカ、エビなど海鮮類が、豪快にささっている。これで、3本10元(160円)は、かなり安い。道理で、腹を空かした若い人でいっぱいである。
dongmen-junkfood (15)

同じく、串焼きの店。「香港、尿を撒く??」
 
ネオンとライトがド派手な、外の串焼き屋。競争が激しいので、とにかく目立とうということか。

三階行きのエスカレーターの脇で、かたまって立ち食い中。まあ、通路で食ってると、邪魔になるので、こういうちょっとしたスペースで食べるしかない。串は、とにかく長くて太いので、食っていて、誰かにぶちあたって、怪我でもしたら、しゃれにならない。
dongmen-junkfood (10)

立ち食いなので、たちどころに、このようなゴミの山が出来てしまう。
dongmen-junkfood (13)

豚足

こんがりとあめ色に焼きあがった豚足(トンソク)。台の下の広告に、ブタの蹄、足、手というのは、コラーゲンがたくさん含まれており、いかに美容効果があるかという効能書きが書かれている。肉を余すところなく食べるというのが、彼らのモットーともいえる。
dongmen-junkfood (6)

海鮮

こちらは、カニ、エビ、シャコといった海鮮類。ザリガニっぽいのもある。エビ、カニはともなく、ザリガニは、さすがに今まで食べたことはないが、中国では結構、普通に見かける。

貝類も結構多い。ただ、こういうところで海鮮類を食べるのは怖いので、個人的には食べたことはない。まあ、そのあたりは、完全に自己責任になるだろう。

dongmen-junkfood (19)

麻辣串

こちらは、所謂、麻辣串(まーらーちゅあん)の店。麻辣(まーらー)は所謂しびれるような辛さのことで、四川の文化。とにかく、血の滴るようなスープの中に、串がざっくりとぶち込んである。街中でも結構、見かける。

点心

飲茶には欠かせない点心。広東の文化である点心は、ホテルの飲茶にあるグレードの高いものから、そこいらのコンビニ、スーパーの一画で売っているものまで、それこそ、どこにでもある軽食界の帝王のような存在。蒸し物で、辛くないので、日本人にも合うものが多い。下は、広東の潮州風味の点心。

上海生煎包

生煎包(ションジェンバオ)の店もある。丸い鉄板の上に、行儀よく並んでいる、少し縦長の白い包子がそれ。日本のシューマイに似たような感じか。もともとは上海のものらしいが、他の小吃同様、全国区になっている。

热狗(ホットドッグ)

別に「小吃」に含めるほどでもないが、热狗(ホットドッグ)。熱い犬(狗)でホットドッグと、そのままのネーミングであるが、もちろん犬の肉ではない。写真は、屋台街からほど近い場所の店だが、ジャーマンソーセージ風で、割りとまともな味を予感させる。

煲仔饭(バオザイファン)

土鍋で炊き込んだ、パリパリとしたご飯の食感が何とも言えない、香港の冬の味覚。夏場はちょっと熱すぎるかも。あと、注文してから、かなり時間がかかるので、急いでいるときには、注文してはいけない。(ていうか、これ「小吃」違うし)・・・・ときどき、こういう店も紛れ込んでいる。
dongmen-junkfood (7)

揚げアイスクリーム

甘いもの系の「小吃」もある。以下、毛虫のようなのが、揚げアイスクリーム(油炸冰淇淋)

そんな冷たいものを、どうやって揚げるか?であるが、食パンで作った衣の中にアイスを包んで、揚げているようだ。 揚げアイスクリーム(油炸冰淇淋)の作り方

台湾名物、ピーナッツ巻きアイスクリーム(花生卷冰淇淋)なんてのもある。

鉢仔糕

鉢仔糕(ボーザイガオ)小さな小鉢の中に、とうもろこし、パイナップル、緑豆、紫イモなど、色々な具材が入った、中華タルト風お菓子。視覚的にも楽しめる。一個、2元。

椰子の実バー

「小吃」に疲れたら、少しこんなものでも飲んで、涼を取るのもよし。その場で、一個、ナタでズドンと切って、ストローで吸うような感じ。一個10元くらいか。
dongmen-junkfood (17)

東門町美食街 


羅湖の繁華街「東門(ドンメン)」の南側、永新街の「東門町広場」にある。
地下鉄「老街」駅の、A出口かC出口からが比較的近い。

その他、定番の「小吃」

この屋台街以外にも、中国には「小吃」の類も非常に多い。ここでは、どこでも見かけるような、定番「小吃」について、ちょっと紹介してみる。

臭豆腐(チョウドウフ)


定番中の定番。とにかく犯罪的な臭さ。文字通りその匂いは強烈で、こいつがあると、数メートル先からすさまじい匂いが漂い、よく周囲からクレームが来ないものだなあと思ってしまう。しかし、食べると意外にも、これがそれほど臭くない。

重慶酸辣粉

 重慶酸辣粉(チョンチン・スァンラーフェン)。とにかく、大きなカップの中に、春雨のような面と、酸っぱ辛い四川系の出汁が入っている。プラスチックの小さな椅子に座って、若者が一生懸命に食べているが、よくこんな酸っぱいものが食べられるものだと思ってしまう。

土家饼


少数民族、土家族の烧饼(シャオビン)。鉄板の上に、小麦を引き伸ばして、その上に具を載せ、タレで味付けをする、中華風ピザといった感じ。烧饼は、土家族のものだけではなく、どこにでもあるので、適当に試してみるとよいだろう。

その他、関連する記事

breakfast-doujiang中国 朝ごはんの主役メニュー 2016年9月5日
朝、中国の街頭を歩いていると、所々に、蒸籠が湯気を立てている店があるのを目にするかもしれない。こういうところで中国人は、そそくさと、肉まんやお粥をテイクアウトして、職場で悠々と食べるのが一般的なようだ。中国の朝ごはんについて、少し紹介してみる。
yoshinoya1中国深圳の吉野家で牛丼を食べてみる2007年5月25日
深圳に吉野家ができたらしい。という噂をふと耳にしたのは、昨年の暮れのことであろうか。吉野家が好きでたまらないというわけでもないが、やはり日本人として、あの牛丼は気になる存在ではある。ということで、早速、食べに行ってきた。
pidan皮蛋(ピータン)2012年10月15日
中国のスーパーへ行くと、日本では見かけない食材が、いっぱいあって、「どうやって調理するんだろうか?」と、思わず首をかしげたくなることは、しょっちゅうである。例えば皮蛋(ピータン)。いかにも中国な食材であるが、色々な料理の中にコレが入っている。

 その他、関連する記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA