中国深圳の吉野家で牛丼を食べてみる

yoshinoya1 深圳に吉野家ができたらしいという噂をふと耳にしたのは、昨年の暮れのことであろうか。吉野家が好きでたまらないというわけでもないが、やはり日本人として、あの牛丼は気になる存在ではある。ということで、早速、食べに行ってきた。

(以下、もとの文章は2007年当時書いたものだが、2017年現在でも基本的には変わりは無いので、所々修正加筆して掲載してみる。ただし、店舗数はその後、着実に増え、現在33店舗(2017年6月)とのこと)

深圳の吉野家

この時、訪問したのが、香港との国境、羅湖に程近い春風店
ちなみに、この春風店は、かなり昔に閉店。羅湖の吉野家は、その後、転々としている。(店舗情報は後術)自分は店舗には行かず、たまに出前をとっている。

カウンターが無い!!

さて、吉野家といえば、先ずはカウンター席というイメージであるが、どうも中国では様相が異なるようだ。吉野家のアイデンティティというべきカウンター席が無く、向かいあわせのテーブル席しか無いのだ。
これでは、5分か10分で立ち去るという客のイメージは描きにくく、20-30分は、長居できそうであるし、実際、そういう客を想定しているのであろう。
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また内装にもこだわりがうかがえる。店内の照明が落ち着いたムードを演出。なんとなくおしゃれな空気さえ漂っている。男女カップルで来ても十分説得力を持ちうる空間である。
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さらに視線を右側の壁に移すと「いつも同じ空の下。」「SINCE1899年」というキャッチコピーが並ぶ壁の広告
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そういえば自分が子供の頃「牛丼一筋、80年」(CM)だったから、道理で100年経つわけである。
https://www.youtube.com/watch?v=1Z-ERB0EG6U
吉野家CM「やったぜパパ、明日はホームランだ。」のフレーズが流行。牛丼を食えば、ホームラン。単純明快。思えば幸せな時代だった。

実際に、吉野家で食べてみる

では実際に食べてみることにしよう。
今度は場所を変えて、福田の中信広場地下のフードコート内にある吉野家へ。ここは吉野家だけではなく他の店と共通なので、雰囲気がローカル風で落ち着かない感じだ。
(この吉野家も、フードコートの消滅に伴って閉店。その後、またイオン内に復活したみたいだ。)
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接客はまずます

「歓迎光臨!(いらっしゃいませ)」
接客態度はまずまず。ここでは、最初にカウンターで支払いを済ませ、トレーで自分で席まで持っていくといういわゆるセルフ方式である。

調理場は、カウンターの後ろだから見ることができない。
よって日本の吉野家のように、バイト君が、牛丼の網をしゃかしゃかやるのを横目で見たり、店長とバイトのまったりした会話を盗み聞く醍醐味はない。まあ、どうせ中国語だから分からんけど。

メニューの方はどうか?

メニューであるが、日本の吉野家とはかなり異なるようである。

牛丼 並13.5元(セット17元)大17元(20.5元)
コンビ 20.5元(23.5元)  
あとは、和風牛丼(ブタ丼のこと)、チキン丼、東波肉(トンポーロー)サイドメニューとしてはコロッケ、茶碗蒸し、ポテトサラダ
お米バーガー(モスバーガーのパクリかな?)
上記はすべて2007年当時の価格 1元=15円

まあ、もはや何でもありといったところだろうか。ここ中国では、さすがに「牛丼一筋」というわけにはいかないようである。といっても本家の日本吉野家も、最近はカレーまで販売している店もあると聞くが。

私はこの日、私は牛丼(並)とサラダを注文。
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占めて13.5+4=17.5元(約260円)実にリーゾナブルである。
しかもお箸は、きっちり包装、七味唐辛子もご丁寧に小さなパックに入っている。さらにサラダ用のプラスチックのフォーク、オマケにキューピー胡麻ダレドレッシングまでついてくるという気の入れようである。

しかし、その後、中国ではインフレが進行し、2017年現在、並盛り20元(約320円)セット26-31元(420-500円)に値上がりしている。(1元=16円換算)全然、リーズナブルではなくなった。

本来あってしかるべきものが無いという中国の吉野家

しかし、何かが足りない。「味噌汁と緑茶」が無いのだ。

店員の出し忘れ?ではない。緑茶と味噌汁は、サイドメニュー化されており、コーラやオレンジジュースといった飲料と同列で、有料(3.5元)なのである。

うーーん、ありえない。

味噌汁はともかく、緑茶まで有料化とは、いったいどういうつもりなのか?
「そんなコーラみたいなもんいらんから、普通にお茶入れてくれりゃーいいねん。」と文句の一つも言いたいところだが、ここはぐっと我慢。ところ変われば吉野家のメニューも変わる。それが世界の常識である。(ただしお湯はタダ)

お味のほうはといえば、それほど悪くは無い。牛丼に関しては、日本の牛丼だといえる。他のメニューはしらんが。。。。
yoshinoya13 ごちそう様

しかし、この吉野家、中国人からは、そんなに評判がいいわけではない。一度、知り合いの中国人に吉野家の味の印象を聞いてみたところ「(味が)普通だと」思ったという。また、女子事務員に聞くと「高い!」と言われた。

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椅子の背もたれの穴が、どんぶりの形に・・・吉野家のさりげない演出。

吉野家 深セン店舗情報

2017年現在、深センには、吉野家が33店舗もあるとのことであるが、そんなに多いようには、実感できないのだが・・・。(ちなみに、大体、国貿に近くにいる)
深センの具体的な店舗については、百度で検索をかけると、以下のような感じででてくるが、かなり頻繁に店舗を移転したりするので、やはり実際に足を運んで確認をすることが大切である。深センの吉野家
以下、自分が認知しているところだけ、ざっくりと紹介してみる。

罗湖区

和平店
地下鉄「老街」駅、歩いてすぐ。深南東路と和平路の交差点から、西北側に少し入ったところにある。多分、羅湖であれば、ここが一番行きやすいかもしれない。
鸿展广场店(東門)
地下鉄「老街」駅下車。東門のど真ん中にある。歩行者天国の十字路の角、スポーツショップの向いのビルが、美食街のようになっていて、その地下一階にある。

福田区

城市広場店
地下鉄「科学館」駅下車して、D出口から、両脇に商店のある地下街を5分ほど歩いたイオンの中にある。地下鉄の駅からは、少し遠い感じ。
科技大厦店(華強路店)
地下鉄「華強路」駅下車。深南中路の南側、上海宾馆向い。
连城店(リンクシティ)
地下鉄「会展中心」駅。
COCOPARK店
地下鉄「購物公園」駅。COCOPARKのイオンの中にあるので、見つけるのは容易であろう。

南山区

海岸城店
海岸城イオン地下一階にある。イオンの中、となりにココイチもある。

(参考)その他、中国の展開状況。
http://www.yoshinoya-holdings.com/ir/report/shoplist.html
グループ店舗数一覧 | IR情報 | 株式会社吉野家ホールディングス

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