深圳地下鉄の新路線(7・9号線)に乗ってみる

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いつの間にか、地下鉄のゴミ箱が、見える化している。
そういえば、最近、気のせいか、ゴミ箱で、子供におしっこさせたり、したりする風景も、見かけなくなってきたが、このゴミ箱では、さすがの中国人も、気が引けるということなのだろうか。
中国も、しらないうちにマナーが向上しているということなのかもしれない。


さて、最近、地下鉄が開通し、全部で8路線となり、深圳もいよいよ、地下鉄ネットワーク時代に突入した観がある。開通したばかりの7号線と9号線に乗ってみたので、ちょっと記してみる。

といっても、開通(10月28日)してから、もう一ヶ月以上、経過しているので、何のニュース性もないわけであるが・・・・・。

深圳地下鉄の新路線(7・9号線)に試乗してみる

今回、開通したのは、七号線と九号線の二路線。会社(国貿)近くに、新駅ができたという情報を聞き、早速、人民南駅→(九号線)→紅嶺北駅→(七号線)→田貝駅(赤線部分 を試乗してみることに。
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人民南駅 付近の様子

シャングリラホテルから、国貿までの人民南路沿いは、ここ数年来、地下鉄工事で、かなり不便であったが、地下鉄の開通で、かなりすっきりした。まあ、それはいいが、早速、付近一帯、カラオケ広場になってしまっている。最近、毎晩のように、こういった青空カラオケ広場のようなものが、あちこちに建ち始めているが、当局もあまりうるさくは言わないようである。
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そんな青空カラオケ広場を横目にして歩いていくと、「人民南駅」の出入り口があった。
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別に、行くあてがあるわけではないが、とりあえず、下に下りてみる。

人民南駅 構内の様子

真新しいエスカレーターと地下道を歩いていくと、早速、こんな広告が。
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セブンイレブンに加盟して、あなたも社長になりませんか?(加盟7-11由您做老板)」 という、お誘いの広告。

そして、その近くには、ファミリーマート(全家)が。しかし、まだ開店していない様子。(一ヶ月以上経過した現在も、開店していない。)
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日本のコンビニ市場が飽和状態になった今、中国に店舗網を広げる、日系のコンビニ各社であるが、深センのような街では、すでに飽和状態になっている感じがしないでもない。

まあ、それはよしとして、さらに歩いていくと、前方に、かなり大きな地下空間が広がってきた。

天井が高く、広々とした構内。よくもまあ、こんな広い空間を、作り出せたものだなと思う。無駄にでかい入れ物をつくるのは、中国人の十八番であるが、最近の地下鉄の駅は、やたらと構内が広いのであるが、何か、有事の際を想定して、このような地下空間を作っているとしか、思えないくらいである。確かに、このくらいの規模のものを、市内各地に配置しておけば、戦争でもおこったときに、防空壕というか、シェルターとして、使えそうな気がしなくもない。subway-newline-7

これだけ大きな地下空間を持つ地下鉄を、何路線も一気に作っているわけであるから、その土砂がどこへ行くかということを考えれば、昨年暮れ、あの悪夢のような土砂崩れが、おこってしまうのは、必然の道理といってもいいだろう。

mudslide-9 深センの土砂崩れ

誰もいない、切符売り場。もう夜十時近いということもあるが、多分、まだ認知されていないということもあるのだろう。券売機の上に、大型のモニターが並んでいるが、中国人は、やたらと、こういうのが好きのようである。
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券売機(写真)はタッチパネル形式で、切符(というかトークン)を買える。

ちなみに、中国の地下鉄の値段は、大体、2元~7元(30~100円)程度なので、感覚的には、日本の五分の一程度といったところだろうか。

こういった、誰もが利用するものについては、中国は、極めて値段が安く設定してある。(でないと暴動が起こる)

しかし、そう考えると、日本の、あの交通機関の異常な高さは、何かのだろうかと思ってしまうが・・・・・、

まあ、それはさておき、地下鉄のゲートへ。

 

 

 

とりあえず、係員監視のもと、ゲートを通過。にしても、人が少なすぎる。ていうか、自分と荷物チェックの警備員しかいないし・・・・。

誰もいない改札を通って下に下りてみる。この路線は、九号線、別名、内環線ともいわれ、市内をぐるりと半円形に、包み込むように走るのが特徴らしい。色は、グレーである。

床が、気持ち悪いほどぴかぴかして、蛍光灯が全部、反射している。subway-newline-16

現在、4分待ちの表示。電車と電車の時間間隔は、4~10分くらいは、見ておく必要はあるだろう。一本見逃すと、10分くらい待たされることもありうるので、注意が必要である。subway-newline-11

9号線試乗  人民南駅から红岭北駅まで

とりあえず、来た電車に乗ってみる。

シンプルで無駄はないが、面白くもなんともない車内。夜なので、人影もまばら。座席は、全部、スチール製。広東省は、夏ばかりだし、このほうが、衛生上いいが、あまり長く座っていると、お尻が痛くなってきそうだ。

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頭上を見上げると、地下鉄路線図が。こういしてみると、かなりネットワーク化が進んだことがわかる。subway-newline-18

まあ、便利になるのは、結構なことではあるが、皆、自分の住んでいる地域を、路線名と駅名で言うので、見知らぬ地名が、一気に増えて、わからないことが多くなってきた。悲しいことに、新しく赴任してきた日本人に指摘されることすらある。

红岭北駅

红岭北駅到着。降りると、眼の前に、こういう標識があって、これでは迷いようがない。
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駅周辺図の前で、中国人が、スマートフォンと照らし合わせながら、あれこれ話をしている。よくわからないが、地図とスマホアプリを連動させて、目的地への情報を得ようとしているのだろうか? 自分の中では、中国人というのは、地図をみずに、いきなり人に路を尋ねるのが一般的だと思っていたが、もしかしたら、中国人の行動パターンも、徐々に変わりつつあるのかもしれない。
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7号線試乗  红岭北駅から田貝駅まで

红岭北駅の、7号線側のホームに移動。

電車がきたので、とりあえず乗ってみる。

もう午後十一時近いが、こちらは、都心に近いためか、まだ人がいる。やはり、スマートフォンを眺めている人が多いようだ。中国人も最近は、猫も杓子もスマホで、車内に入ると、ゲームに興じたり、ウィーチャットでの交流に余念がない。
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ちなみに、スマホを眺める人のことを低头族(低頭族)(ディートウズー)といい、中国でも、社会現象として注目されたり、事故を引き起こす原因になるので、問題視され始めたりしているようである。
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あっけなく、田貝駅到着。ホームの真ん中に透明なエレベーターsubway-newline-32

更に、乗り換えするために、一旦、上に上っていく。エスカレーターも、だんだん深くなってきた。エスカレーターの長さは、都市化の度合いのバロメーターということは聞いたことがあるが、確かに、それはいえている。subway-newline-33

と思っていたら、下りエスカレーター(扶手电梯)が止まっているので、乗客が、真ん中の階段で下に下りている。中国では、エスカレーターが止まっていることは日常茶飯事だが、これだけの長さだと、それだけで、ちょっとした運動である。これで、昇りが、とまっていたりした日には、目も当てられない。subway-newline-34

乗り換え標識も、結構、わかりやすい。これでは迷いようもない。ちなみに、中国では日本と違って、数字で路線名を呼ぶのが一般的である。subway-newline-36

田貝駅(3号線側)にたどり着く。
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新線の試乗は、これで終了。 あとは、田貝駅から老街方面に戻るだけである。

しかし、何か物足りない。

こうスムーズに、移動できてしまうと何も起こりえないし、普通すぎて、全然つまらない。「ていうか、本当に、ここは中国なのか?」と思ってしまう。

線から面へ ネットワーク化する深センの地下鉄

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今回、開通した地下鉄の路線は、7号線9号線の二本で、これで、深圳の地下鉄路線は、合計8本となったことになる。こうやってみると、深センの地下鉄も、かなりネットワーク化してきた。(7号線、9号線、11号線と、奇数番号の路線が、先行開業しているようだ。)

路線の数だけみれば、かなりのものであるが、実は、これでもまだ全然、足りない。中国は日本のJRとか私鉄にあたる路線がないので、これの倍ぐらいは、必要なのである。現に、地下鉄工事は、まだやっており、全部で20本以上は作るようで、最終的(2030年)には、以下のようになるらしい。
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まあ、街が発展するのは結構なことであるが、だからどうなんだ的なところはある。その頃、自分が深センにいる可能性の方が少ないし・・・・・・・ただ、こういう未来図をみるのは、嫌いではないが。

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