美女か?小姐か? 中国人女性店員への呼びかけ表現

中国で、お店に入ったとき、向こうから注文を取りに来てくれればいいが、忙しい時は、しばしば放置状態というのは、めずらしいことではない。

また、別段、忙しい時でなくとも、中国では、こちらから、積極的に、声をかけないと、店員が気がついてくれないときもある。
そういう時、こちらから、店員にどう声をかければいいか?特に、女性店員の場合、失礼のないように、少し気をつかうところである。

美女か?小姐か? 女性店員に何と呼びかければいいのか

中国では、どんな場所でもそうであるが、こちらから、積極的に声をかけないと、なかなか
店員に気がついてもらえないことが多い。

そういうとき、一瞬にして、女性店員を振り向かせる、魔法の言葉、それが「美女(メイニュー)」である。

これって、日本語に訳して考えてみると、かなり変な状況なので、初めて聞いたときは、冗談で言っているのかなと思ったが、そういうニュアンスはないようで、ごく普通に使われているようである。(少なくとも深センでは)
その際、もちろん、その店員が、実際に、美女であろうが、なかろうが関係はない。男性でも、商売人が客に対して「社長」と言ったりするが、そういうヨイショ的なニュアンスが、多少はあるのかもしれない。

ちなみに、以前、ある駐在員が「美女(メイニュー)」のことを「ずっと、メニューと言ってるのかと思っていた。」といってたが、まあ、そう聞こえなくもない。

また、別の駐在員は、中国人講師に「美女有吗?(美女はいますか)」はOKかどうかと質問していたが、それは、ヤバスギである。中途半端な知識で、使い方を間違えると逆効果だし、下手をするとセクハラと勘違いされて、店からつまみだされかねないので、自信が無ければ、使わないほうが無難であろう。

ちなみに、自分は、これまで、一度も「美女」は使ったことがない。(正直、恥ずかしすぎる。)

小姐という呼びかけは、少し注意が必要

あと、小姐(シャオジエ)という呼びかけを聞いたこともあるかもしれない。

しかし、この小姐という呼びかけ方は、正直、微妙である。中国人に聞いても、別に構わないという人もあれば、駄目だという人もいる。
小姐というのは、要するに、カラオケなど水商売をする女性のことを指すことが多いからで、親父風が「ねーちゃん、ねーちゃん」と呼んでるようなイメージなのかもしれない。

meinv
また、歴史的には「小姐」はもともと、お嬢さんという良い意味だったが、水商売に使われだしてから、その価値がどんどん下がってしまったと聞いた事もある。要するに、地域や年代によって、感覚が違うということである。

さすがに、男モノのネクタイしている女性店員は、少なくなってきたか。

職場での呼びかけ

ただ、会社のオフィスとかで、単に「小姐」を単独で用いるのではなく「李小姐」とすると「ミス(ミセス)李」の意味になり、全く問題なしになるから不思議と言えば、不思議である。仕事では、当たり前に使われているし、自分のことを「我是〇小姐」と、自己紹介する女性もいる。

あと、職場の同僚同士であれば「小〇」という形が、一般的ではないかと思う。小李(シャオリー)、小王(シャオワン)とか、男女問わず、使える。また年配者には「老〇」と呼びかけるらしいが、自分が一番、年配なので、ほとんど使った記憶が無い。

その他の呼びかけ

その他の呼びかけ方であるが、中国人が「欸(エイ)」と大声で、店員に呼びかけているのを聞くことはあると思うが、さすがに日本人には、つかいにくいところ。
服務員(フー・ウー・ユェン)というのがあるが、まあ、これが一番、無難かもしれない。ただ、長いので、少しだけいいにくいのが、難点といえば難点か。

また、你好(ニーハオ)といってもいい。日本語の「すみません」の代用として、使える。

逆に、不好意思(すみません)は、申し訳ないと感じる時に使うので、ちょっと違うだろう。店員に、いきなり、謝罪してもしょうがないし。

ちなみに、随分昔、北京に行ったとき、天安門の近くのある店先で、観光客と思しき、日本人女性3人組が、店の奥に向かって大声で「ドゥイ・ブー・チィー(的不起)」と叫んでいるのを聞いたことがある。日本語的な感覚で「ごめんくださーーーん」と、店の奥に向かって、声をかけているつもりなのだろうが、「この人たち、店に、何、謝罪してるの?」という感じになりはしないのだろうか。「ごめんください」と「ごめんなさい」では、大違いだと思うのであるが・・・
そういうときは、「有人在吗?(どなたか、いますか?)」あたりを使っておくのが無難だろう。

男性に対しては?

ちなみに男性店員に対して、帅哥(シュアイガー、イケメンのこと)と呼びかけるのは、あまり聞いたことが無い。

そのかわり、それに相当する、靓仔(リャンザイ)という呼びかけをたまに耳にする。これも、要するにイケメンの意味で、相手がかっこよかろうが、かっこ悪かろうが、関係なく使えるが、元々は、広東語のようである。

また店員ではないが、男性に対する呼びかけとしては、「大哥(ダーガー)」)と呼びかけもある。兄さん、兄貴という感じで、男性が男性を呼ぶとき、親しみをこめた呼び方である。また「老板(ラオバン)社長」は、当然ある。

あと、夫婦の間で、奥さんが旦那のことを、「李先生」「王先生」というのを言うのは、たまに耳にする。自分の旦那のことを「李さん」とか「王さん」とか、随分、よそよそしい感じがするが、中国人は、夫婦別性なので、そのあたりの感覚が違うのかもしれない。

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