HSKを深圳大学にて受検する

HSK-shenzhen-university

中国滞在も10年を越え、節目として、自分の中国語のレベルをチェックしておきたいという意味もあり、今年の初めに、HSK6級を受検しに行ったのですが、以下、その時のことを少し記録しておきたいと思います。試験会場は、深圳大学です。

ちなみにHSKとは、漢語水平考試(Hanyu Shuiping Kaoshi)の略で、中国語の検定の一つです。英語だとTOEICに近いイメージと思っていただければ結構です。

HSK6級 受検体験記 深圳大学にて

受検会場の深圳大学へは、一般的には、地下鉄の深大駅を降りて、北門から入るのが普通だと思いますが、自分は、一つ先の、桃園駅で降りてしまい、南西の門(正門と思われます)から入りましたが、距離的には同じようなものです。受検会場の深セン大学ですが、非常にキャンパスが大きく、構内には、定期的に、サファリパークで走っているようなオープンカーが走っているほどです。

正門?を抜けると、このような標識が・・・・
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標識は、構内のあちこちにありますが、それほど親切ではないので、ちょっとすると見落としてしまったりします。自分の受検する校舎の位置は、あらかじめ確認しておいたほうがいいでしょう。
HSK-shenzhen-university

右手に、野外音楽堂のような建物がある通りを、左に折れ、そのあと、標識の指示に従って歩くと、このような並木道にたどり着きます。緑豊かなキャンパスで、何も目的がなければ、散歩するにはうってつけだと思いますが、いかんせん、試験の時間が迫っているので、それどころではありません。
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どうやらここが、今回の試験会場の「文科楼」のようです。
駅から歩いて、15―20分位というところでしょうか。今回は、途中で迷ったりしたので、30分くらいかかってます。余裕をもって出発して、助かりました。
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校舎内に入って、教室前の廊下まで来ると、すでに係員が「おーーい」といって手招きしています。もう開始時間のようです。戸口に、すべての受験者の顔写真と名前が、張り出しています。
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教室は、かなり大きく、300人くらい収容できるほどの大教室ですが、6級を受検するのは、さすがに少ないみたいで30人くらいでした。20代位の若い人に混じって受けるのは、はっきりいって、はずかしいものがあります。
冷房は効いていませんでした。もっとも、午前中だったのと、風が結構あったので、そのあたりは特に、気になりませんでした。あと、ペットボトルを横において、試験中にたまに飲むことは大丈夫のようでした。

試験で、一番、気になるのは、リスニングですが、スピーカーの音が割れていて、音質は最悪でした。非常に聞きにくかったです。よく、他の生徒からは、クレームが出ないのが、不思議なほどです。このあたりは、試験会場によって、違うと思います。

全体的な印象としては、以前、HSK5級のとき受検した、深圳深美国际学校(アメリカンスクール)のほうが、教室も小さく、音質もよかったです。

終わったときの感触としては、リスニングが、全然、聞き取れなかったので、駄目かなと、思いましたが、結果的に、6割(180点)はあったようです。(結果は一ヵ月後、ウェブサイト上で通知)
ちなみに、5級と6級は、最近、合格制からスコア制に変わったので、合格・不合格の別は無くなりました。ただ、以前の合格点である6割はクリアしたので、とりあえず、ほっとしました。

以下、中庭の様子。向こうに、微信(ウィーチャット)、QQでおなじみのテンセント(腾讯)本社の建物が見えます。ちょうど、深セン大学の向かいになります。このあたりは、テンセントを中心にして、中国のシリコンバレーのような感じになっています。
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試験後のひととき、団欒する生徒。多分、ほとんど韓国人かあるいはベトナム人ではないかと思われます。韓国人は、お国柄か、HSKとかに非常に熱心で、こういった会場で、かなりの確率で遭遇することに間違いないです。
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深圳大学 ロケーション


深圳大学(上の地図が見えない場合)

深圳大学国际交流学院
深圳市南山区深圳大学师范学院B栋221室 0755-26958126 地下鉄1号線「深大」駅

主催は、国際交流学院ですが、試験会場は違う(文科楼)ので、注意が必要です。ちなみに、こちらが、大学サイトの文化楼までの地図ですが、かなり適当っぽいです。
あと、ここは、外国人の留学生を募集している部門でもあります。時間がないと難しいですが、語学留学も面白そうですね。

使用した教材

book-HSK

今回、受検するにあたって、使用した教材は、これ一冊です。
本番と同様の模擬テストが10回分あるので、2回繰り返しました。しかし、2回目は、どうしても答えを覚えてしまっているので、本番前には、新しい問題をやったほうがいいと思います。
通常テキストをやるより、こういった模試を問題集代わりにしてしまったほうが、テスト対策としては、手っ取り早いと思いました。一番いいのは、通常テキストの復習をしながら、こういったHSKのテキストを並行してやることですね。あと、よくリスニング、語法など項目別に整理したものもありますが、そういうのもまあ、いいんじゃないかと思います。

HSK Q&A

どのくらいの勉強時間で、HSK取得できるか?

時々「どのくらいの学習時間で、HSK〇級取れるようになるのか?」という質問を受ける時があります。(ほとんどは、まだあまり中国語を勉強していない人ですが)それは、その人の、置かれている学習環境によって、様々ですので、はっきりとは申し上げられません。
一般には、その人の年齢、学習に費やせる時間、周囲の環境、等々のファクターに因ります。年齢は、若ければ若いほどいいに決まってますし、費やせる時間ももちろん、多ければ多いほどいいです。環境は、周囲が日本語が通じないければ、通じないほどいいです。

ちなみに、中国現地に夫婦で来中して、勉強している場合は、大体において、奥さんの方が、習得が早いです。これは、いわゆる駐妻、駐在員の妻のほうが、ありあまる時間を利用できるので、習得に有利なのは、当たり前だからです。
逆に、旦那さんのほうは、仕事は忙しいわ、周りは日本語話せるスタッフばかりで中国語を話す機会がないわ、おまけに、頭は、アルコール消毒されて、記憶力が減退しているわで、ほっておくと、全然進歩しないことがあります。(まあ、それでも、生活と仕事には、支障がないからいいんですけどね・・・・・)
しかし、中には、例外もあって、旦那さんの職場に日本語を話せる中国人がいない場合もあり、そういう場合、旦那さんの方が、習得が早かったりします。

HSKを取得しても、会話ができるとは限らない?

たまに、HSKの4―5級を取得しても、会話が全然できない人はいます。
HSKも、リスニングはありますが、やはりペーパーテストですので、会話力を鍛えるというのとは、方向性が違います。ですから、中国語の発話力がなくとも、なんとかなってしまう部分もあるんですね。
そういう人は、中国人と話をする機会がないとかの理由で、目に頼った学習をしているのかもしれません。しかし、一般的には、HSKの能力が高い人のほうが、当然、会話力が高い場合が多いですし、HSKを取得しているという時点で、リスニングと知識は十分ですから、会話の機会を増やせば、キャッチアップは早いと思います。
あと、中国語の会話能力をみるテストもあることはあります。まあ、普通は、そこまでしなくとも、中国人と話をしている時点でわかりますが。

HSKと私

ちなみに、私ごとで恐縮ですが、10年前に、中国に来てから、しばらくの間、中国語の勉強は何もしませんでした。中国にいれば、何となく、話せるようになるんじゃないかと思ったからですが、1-2年経過して、全く、中国語のレベルが進歩していないので、このままではやばいと思い、それからは週1回、2時間のペースで、家庭教師から個人レッスンを受けだしました。その後、HSK5級、6級の順番に取得していきました。自分の場合、意識的に頭を鍛えないと、全然進歩しませんでした。

結局、6級を取得するまでに、7-8年はかかっていると思います。なぜ、そんなに時間がかかってしまったのかというと、中国語の学習に割ける時間が少なかったのと、年齢のことが大きいと思います。自分が、中国語を始めたのは、40歳近かったので、記憶力がすごく減退しているので、学生時代と同じようにはいかないです。

もし、若い方で、大学に留学している人であれば、もっと早く取得できるはずですし、実際そうしないと意味がありません。2年で5級取得、3年で6級取得くらいのペースで、取得できればいいのではないでしょうか。地頭がよく、中国人とよく会話するチャンスがある人であれば、あるいはもっと早く取得できるかもしれません。

今回、自分は、2―3ヵ月ほど、準備して試験に臨みましたが、さすがに記憶力が減退しているようで、きつかったです。もうこういう試験を受けるのは、今回で最後にしようと思いました。

検定を取得する意味は?

HSKなど中国語の検定ですが、個人的には、別に受けなくとも、構わないと思っています。中国語を勉強する目的は、人それぞれであり、検定がすべてではないからです。

また、検定を受けるとしても、その意味あいも、人それぞれだと思います。若い方で、HSKを目指される場合は、転職などで、自分をアピールする材料にもなるので、取得する意味は十分にあると思います。
逆に、40代、50代になってくると、そういう転職云々という意味ではなくて、自分の学習の目標とか、励みにするという意味合いで、目指してみるのも良いのではないかと思います。

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HSKを深圳大学にて受検する」への2件のフィードバック

  1. 量産型zack

    今月より深センより深セン生活を始めました。
    ブログ大変参考にさせていただいております。
    ありがとうございます。

    さて私もHSKを受けたいと考えているのですが、
    日程や申込方法をご教授下さいますと幸いです。

    是非よろしくお願い致します。

    返信
    1. 老板老板 投稿作成者

      量産型zackさま

      いつも閲覧、ありがとうございます。
      まずは、以下のサイトの、「中国側のサイトからの申込み手順」をご参照ください。簡単に、ポイントをまとめております。わからないところがあれば、ここで聞いていただいても構いません。

      HSK受検をお考えの方に ~概要と申し込み方法について | 広東省深圳@老板日記

      HSKは、中国では、ほぼ毎月、実施されているので、日程は、さほど気にしなくとも大丈夫だとは思います。試験会場は、南山のほうになります。
      あと、今年から、HSKの取得が、就労ビザ取得の際にポイントとして加算できるようなので、以前よりも、取得する意味は、増していると思います。

      返信

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