「簡体字」は本当に簡単か?

中国は、漢字の本場であり、故郷である。

しかし、中国大陸で使われている漢字は、「簡体字(じぇんてぃず)」と呼ばれるもので、日本の漢字とは微妙に違う。

例えば「電話」は「电话」、「雑誌」は「杂志」と、日本漢字とは、近からず遠からずな関係になっている。

そもそも簡体字というのは、中国語には、日本語のひらがな、カタカナに相当する表音文字がないので、まともに漢字を書いていると、大変ということで、生み出された人工の産物のようだ。ただ、今となっては、紙に文字を書くより、パソコンや携帯電話のキーを入力する方が多いので、別にどっちでもいい気がしなくもない。

簡体字は、画数が少なく書くには便利なので、自分も、つい簡体字を使ってしまうこともある。ただ、簡単か?と言われると微妙で、「東京」を「东京」とか、「車」を「车」とか、かえって、わかりにくくしているような気がしなくもない。

以下、主に簡単すぎてわかりにくい簡体字について、クイズ形式にしてまとめてみた。全部わかったら、まずまずの簡体字マスター?といえるだろう。中国語を全く知らない人でも、類推力のある人であれば、半分くらいはわかるはずである。

簡体字クイズ

答えは、下の段を、左クリックのままカーソルを右に動かすと、白字反転で浮かび上がる。

1 元の漢字の一部をとったもの

「飞 广 开 乡 习 云」(簡体字)
飛 広 開 郷 習 雲」(日本漢字)

最後は、ちょっと難しいか。「云(ゆん)」は「雲」のことで、最近では、クラウドのことを指す場合がある。

ちなみに、以下の写真は、ある雲南米線屋のロゴ。雲南の「雲(云)」をかたどっている。あと「云吞面」は「雲呑麺」で、ワンタンメンのことだ。

まあ、それはよしとして、次。

2 元の漢字をくずしたもの

「书 汉 为 专 进 让」(簡体字)
書 漢 為 専 進 譲」(日本漢字)

これも、最後がちょっと、難しいか。

ちなみに、以下の写真は、深センの街路脇にあった交通標識で、「让」が「譲」だとわかれば、わかるだろうか。

また、エレベーターから出るときに「让一下(らんいーしゃー/譲ってください)」という感じでも使うことができる。(まあ、中国人はあまり言わないが・・・)

あと「让」には「させる」の意味もあって、「让您久等了(おまたせしました。/らんにん、じゅーとんら)」と店員から、言われるのを、よく耳にすることがあるかもしれない。

 

では、最後。これは少し難しいかもしれない。

3 原型をとどめていないもの

「买 后 几 义 丰 卫」(簡体字)
買 後 幾 義 豊 衛」(日本漢字)

元の漢字と似ても似つかないものを集めてみた。前半は初級で習うので易しいが、後半は、中国語の勉強がだいぶ進んだ人でも、意外とわかってないかもしれない。

ちなみに「丰田(ふぉんてぃえん)」は「豊田」のことである。

また「几」が「幾」であるとわかれば、さらに類推で、「机」がつくえではなく「機」(マシーン)のことだとわかるだろう。

 

どうだろう。全部できれば、そこそこの簡体字通といえるかもしれない。逆に、中国語を、ある程度やっていて、八割くらいできないようでは、まずい。

それはともかく、簡体字は、ほとんどが日本の漢字に対応しているので、類推できるようにしておくと、中国語の理解がより深まると思う。

まあ「你」「吃」など、中国にしか無い漢字もあるにはあるが、それはまあ、覚えてしまうしか無い。

 その他、関連する記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA