語学マスターへの王道 究極の中国語学習法とは?

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中国語教室を運営していると、いろいろなタイプの講師に出会う。

自分は、基本的に中国人講師に対して、どういう風に教えてくださいとか、そういう指示はいっさいしてない。割と自由にしてもらっているし、マニュアルがあるわけでもない。
お客さんがOKなら、そのままだし、お客さんの反応が駄目なら替える。それだけである。

で、以前、男性の講師で非常にマッチョな教え方の人がいた。(本人は、日本語ペラペラ)

「はい、ここ5回読んで!!」みたいな

そんな体育会系みたいなやり方で、果たして意味あるのかな?と思ったが「いや、ちょっと待てよ。こういうやり方、つまり、言わば筋トレのように頭を語学脳にするべく訓練するのも、一理はあるかも。」と思ったのである。(あくまで一理であるが)

もちろん、5回は多すぎるし、やみくもなマッチョ方式は、絶対に駄目であるが、そうではなく、きちんと内容を理解した上で、音読するのは、アリだという事である。

要するに、脳を語学脳に鍛え上げるべく、筋トレするわけである。

何故、そういうことを言うのかといえば、中国語の学習では、よくテキストを目で読み、ああわかったといって、そこで満足して終了してしまうケースが多いからである。(これは、自分を含めて)

語学の勉強で、理解にばかりに頼っていると「わかった」つもりにはなれるが、いざ話す段になって、さっぱり、単語がでてこないのである。

地味だが侮れない、テキストの音読

その点、テキストの音読というのは、地味ではあるが、基本中の基本で、学習の王道である。まあ、野球選手が、素振りをするようなものと言えるかもしれない。

その時重要なのは、正しいフォームを身につけるということ。闇雲に読んでも、かえって悪い癖がついてしまい、その後、矯正するのに苦労するので、まずは、しっかりと正しい発音と、使い方を教室でマスターした上で、音と意味が頭の中で馴染むまで発声することである。

「理解⇒記憶⇒経験」で定着

語学の勉強は、暗記と理解が密接に結びついており、教室で習ったことが頭の中のメモリーとして残っているうちに、実際の場面で使用する機会があると、それが経験となって蓄積する。「理解⇒記憶⇒経験」の流れである。

しかし、理解だけに頼っていると、具体的に頭の中に残っていないので、実際の会話の中で、その習ったであろう単語やフレーズが出てきても、頭の中でリンクせず、流れてしまうのだ。

「ああ、そういえば、何か習ったことあるなあ。」という記憶はある。しかし、それが、何だったか、すぐに出てこない。

それでは、駄目なのである。自分の頭の中に残さなければ、意味が無いのである。

そして、それをする究極の方法が、あの方法である。

究極の中国語学習方法

以前、こんなことがあった。

中国語講師の面接で、非常に流暢な日本語を話す女性がいて、「どこで日本語を勉強したのですか?日本に留学していたのですか?」と聞いてみると、留学はおろか、一度も日本に行ったこともないという。

で「どういう風に、日本語を勉強したのですか?」と聞くと、テキストの文章を丸暗記したという。

なるほどと、妙に納得したことを覚えている。

丸暗記すると、何がいいかというと、中国語の正しい語順、言い回しが、理屈ではなく経験として、身体で覚えられるということだ。理屈ではなく経験的にということが、重要なのである。日本人は漢字ができるので、意味がわかると、そこで、安心してしまって、そこから先やろうとしない癖がある。それでは頭では理解はできても、喋れないのである。
例えば基本的な例文「他说中文说得很流利。(彼は中国語を話すのが上手です。)」
日本語的な発想だと「話す」という動詞は一回しか使わない。でも、中国語の「話」は二回使う。目で読んでいるだけでは、頭で納得しても、なかなか口から出てこらないことになる。

もちろん、やみくもに丸暗記すればよいと言うのではなく、正確な意味、語法、発音を確認しながら、やらなければいけないことはいうまでもないことであるが、正しい方法でやれば、かなり効果があることは、間違いが無い。
暗証用の文章は、手持ちのテキストの中から、適当に選べばいいが、自分の使っている教材よりは、少しレベル低めの文章が良いだろう。その際、講師に、その文章が話し言葉として自然かどうかと、自分の発音をチェックしてもらいつつ、暗唱すればさらに良いと思う。

しかし、ちょっと、やってみるとわかるが、丸暗記というのは、相当にきつい作業であることは間違いない。特に、脳が衰えている中高年には、正直、かなりこたえるはずである。ヒンズースクワット100回程度には感じるだろう。
しかし、若くて意欲的な方であれば、是非、やってチャレンジしてほしい方法である。中学校のとき、枕草子など古典の冒頭の部分を、よく暗誦させられたが、まあ、あれと同じ要領だと思えばいい。

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