中国語の学習倦怠期をどう乗り切るか?

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何事もそうだが、中国語の学習も、学びはじめから、簡単な日常会話が話せるようになるまでの初期段階は、非常に面白い時期である。

何しろ、学ぶ内容すべてが新鮮であるし、そもそも本人自身が、やる気満々である。
「なるほど、中国語で愛人(アイジン)というのは、旦那と奥さんの意味なんだ。なんか変な感じだね。」とか「中国語では、ホットドッグは热狗(熱い犬)って、そのままやん!」とか、日本と中国は、同じ漢字でも、微妙に意味がずれていたりするので、イチイチ面白かったりする。

また、中国在住者であれば、初級テキストが終了する頃には、カナリア状態だった外の音が、人間の言葉として聞こえ始めるので、何か世界がぐっと広がったような気がする。また人によっては、「オレって、どれくらいの実力の持ち主なのかしら?」とHSKとか中検の本をぱらぱらめくってみたりするかもしれない。

とにかく、中国語をやっていて、結構、面白い時期でなのである。まあ、それはそれでいいのであるが、問題はその後である。

中国語の学習倦怠期をどう乗り切るか?

中国語を勉強しはじめて1年位すると、テキストもだいぶ進んで、知識も増えてくるし、文章もだいぶ、複雑なものも読めるようになってくる。ある程度、中国人とも会話できるし、日常の用くらいは足せるようにはなる。

しかし、どうだろう。テキストは進むけど、自分が進歩している実感と言う意味では、最初の数ヶ月から半年位のような、新鮮さ、劇的な進歩は、感じられないのではないだろうか。

中国語と付き合い始めて1年、あのころの新鮮な感覚はどこへ?という、要するに中国語の学習倦怠期、マンネリ化である。

人間は忘れる動物である

例えば、ある人は、月に1―2回、なんとなく教室へ行って、なんとなくレッスンをうけ、なんとなくテキストは進んでいるが、上達していると言う実感がない。

しかし、それは、当たり前である。

その程度では、その次に来たときは「そういえば、前回、そんなことを習ったような気がするなあ」といって、前回習った記憶を、リカバリーさせることで精いっぱいで、全く、積み重ねが無いからである。(自宅でしっかりと、自習しているのであれば、また別だが・・・・)

そもそも、人間と言うのは、忘れる動物であって、記憶というのは、使わずに放置しておくと、確実に劣化する。そのような中で、語学をやるということは、例えていえば、下りエスカレーターを逆走して登っていくことに等しい行為といってもいい。本当にやったらアホであるが、要するにそういうものだということだ。

記憶の忘却速度に打ち勝って、上の踊り場にたどり着ければ、次のステージに行けるし、その後は、それほど、レベルは落ちない。逆に、忘却に負けてしまうと、元の階に押し戻されてしまうということになる。語学というのは、あるラインを超えないと、いくら努力しても、実感として感じられないというのはそこなのである。

本気でレベルアップしようとすれば、やはり、勢いは必要だと言うことである。

語学の勉強は、そもそも退屈なもの

「そんなこといったって、自分は、そんな時間が無いし、どうすればいいんだ?」と言うかもしれないが

もちろん、特効薬のようなものはない。できることは、今、目の前にあるテキストを使って継続して、インプットは続ける。そして、時間があるときに、今までやってきたテキストを集中的に復習する。まあ、当たり前のことを、当たり前にするだけである。しかし、その当たり前のことが、なかなかできないのが人間なのである。

逆に言えば、退屈になってきた時が、スタートラインにたったのだと思っていいと思う。なぜなら、語学の勉強というのは、そもそも、地味で退屈なものだからである。

ウェブサイトを見ると「聞き流すだけでできる」とか「1日15分やるだけで・・・」とか、そういう語学に関するの広告の文句が踊っているが、もちろん、そんな魔法のような方法はない。

というか、1日、15分、中国語の勉強をやろうという気持ちになれるというだけで、もうその人はすごいのであって、その教材がすごいわけでもなんでもないのである。

そう考えると、語学って、結構、ダイエットと似たような感覚はあるのかもしれないと思ってしまう。

モチベーションのチェックも

とはいえ、間違った方向でいくらがんばっても、結果はついてこないことは確かである。

そこで自分のモチベーション(動機)のチェックは適宜、必要であろうかと思う。学習の方向性チェック、つまり自分が努力しているベクトルが間違った方向を向いていないかをチェックしてみることである。つまり、自分は、中国語を使って、何をやりたいのか?ということを、今一度、はっきりさせることである。

そのあたりがぶれていると、例えば、会話ができるようになりたいのに、相変わらず、テキストでインプット主体の学習になって、テキストは進むけど、一向に話せるようにならないといった方向違いになりかねない。インプット主体だと、知識が邪魔をして、かえって会話力がにぶってしまうからである。ちょうど日本の受験英語ばかりやっていると英会話が出来ないのと同じ構造である。

あとは、教師との出会いも、結構、大切であったりするが、それは、また機会があればということで。

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