中国語の学習は、発音に始まり発音に終わる?

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たまには中国語の話題でもしておきましょう。

今回は、日本人の苦手とする中国語の発音について、話してみたいと思います。



中国語の学習は発音に始まり、発音に終わる?

中国語の学習は発音に始まり、発音に終わる

中国語を学ぶにあたって、よく言われる言葉です。

確かに、中国語は発音が大切であり、しかも習得が難しい言葉です。「zh,ch,sh,r」など日本人になじみの無い音が多いことに加え、所謂「四声」という高低アクセントに馴染むだけでも大変です。

なので、やはり早い段階で、正確な発音を身に着けておくに越したことがないです。

その際、やはり教室等に通うか、あるいは身近な中国人ネイティブに、矯正してもらうのがいいでしょう。最近は、音源付き教材も多いので、独学もある程度は可能ですが、最初に我流でやってしまうと、後々、その癖を矯正するのが容易ではないからです。

中国語嫌いを大量生産するピンイン練習

ただ、このピンイン練習というのが、非常に面白くありません。

中国語では、どんなテキストでもそうですが、最初はかなりの時間、所謂ピンイン(拼音)の練習に費やすはずですが、かなり単調な作業になりがちで、これで音を上げてしまう人も結構います。
しかも、発音に厳しい講師に当たったりしたら大変です。何回も矯正されて「俺、こんなにがんばっているのに、何故?」となって、心が折れてしまい、その結果、中国語嫌いになってしまう人もいます。

例えば、スポーツにしても、最初にある程度は、正しい型やフォームを身につけることは重要です。しかし、だからといって、実際の珠も打たせてもらえず、ひたすら素振りを繰り返させられたとすればどうでしょうか?しかも、その素振りの形が悪いといって、矯正ばかりされたとすれば、珠を一球も打たない前に、いやになってしまいます。

この、つまらなさの一因として、講師側にも責任がある場合が多いです。中国語を教える経験が少ない講師は、発音矯正しかすることができず、余計に単調になってしまうからです。発音矯正だけだったら、どんな中国人でも出来ます。発音は非常に大切であるということと、講師の能力がないので発音矯正しかできないということは、全く別問題なので、こういう講師にあたった場合は、講師を変えてもらったほうが無難です。

言葉はコミュニケーションの道具  話してナンボ 

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また正しい発音にばかりこだわって「ここは2声だったか、3声だったか?」などと、イチイチ考えていたのでは、話せるものも話せなくなってしまいます。

そもそも、言葉というものはコミュニケーションの道具であり、話してナンボなので、それでは本末転倒です。

言葉というものは、実際に会話をする中で「ああ、こういう風に、発声すれば通じるのか。」という経験を通じて、後から分かってくるところが結構あります。つまり、ある程度、経験を踏んで初めて体得できると面があり、ある日、気がついたら、自然に発声が出来るようになっていたということもあるのです。

また教科書どおり、標準で話してくる中国人など一人としていませんし、実際の会話では、いわゆる文脈、前後関係があるので、多少、発声が間違っていても何とかなってしまうことが多いのです。最初は、発音や細かい文法なんか気にせず、どんどん話すことの方が、大事です。
それは、日本語ペラペラの中国人のやり方をみていればわかります。彼らは、最初は一応、細かいことなんかこだわらず、どんどん話します。時に、そういう姿勢を見習うことも必要です。

発音練習に終わり無し

ただ、そうはいっても、相手に通じなければしょうがないので、その程度には、しっかりと身につけなければならないということです。要は、バランスの問題です。
また、最初に数回、ピンインの学習をしたくらいで全部習得できるほど、中国語の発音は易しくはありません。ある程度、中国語ができるようになってからも、しばらく中国語から遠ざかると、日本式の自分に都合のよい発音に戻ってしまいます。そういう意味で、中国語の発音の勉強にしても終わりは無く、絶えず、チェックが必要だと言うことです。
あのイチロー選手ですら、常に自分のフォームをチェックしているはずです。どんなにレベルがアップしても、随時、チェックする必要があるのです。

「中国語の学習は発音に始まり、発音に終わる」とはそういうことです。

中国の小学生は、どのようにピンインを学習するのか?


汉语拼音 g k h(小学一年级语文汉语拼音优质课教学实录展示)—优酷网
動画は、中国人の子供が、ピンイン「gkh」を学んでいる授業の様子。

実は、中国人の小学生も、ピンインを勉強します。

といっても、彼らは、中国語の音を先天的に身につけているので、ピンイン記号を音と結びつける学習するということだと思います。ちょうど、日本人が、ローマ字を覚えるようなものかもしれません。
ただ、中国人の場合、広東人や訛りが激しい地方出身者の場合は、標準的な普通話を学ぶという意味もあるので、日本人のローマ字とはニュアンスは違うとは思いますが。

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