北京Ⅳ 798廠でアートに浸る

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「哪?这!(どこ、ここ)」

さて、昨晩は、ホテルのカウンター職員のとっさの機転により、中国人として偽装された自分は、宿無しになるところを、間一髪で免れた。

北京滞在は、今日一日だけなので、できるだけ、さくさくと要所要所を回ってしまいたいところ。故宮、天壇など有名な観光地や京劇なは、すでに以前に行っているので、今回は、少し、変わったところに行ってみようと思い、小雨のそぼ降る中、こんなところにでかけてみた。

北京798廠 芸術村

798廠(ファクトリー)

「何なのそれ?」ということであるが、(私の周りの中国人もは知らなかった)
要は北京郊外にある、若い芸術家たちが集う芸術村で、798というのはその地区の番地らしい。(下記ページ、参照)
http://media.excite.co.jp/ism/031/column.html
アートシティ・北京|中国現代美術の旅「798廠」:Excite エキサイトイズム

場所の見当は大体ついていた。小雨のそぼ降る肌寒い北京の街を市内からバスに乗ること30分。
降りてから、さらにバイクワゴンの運転手に「798地区というのを知っているか」と聞いやいなや、運転手は、さも心得ているとばかりに発進、5分も行くと到着した。

以下は798地区の玄関口。これ以外、特にこれといった目印がない。

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この芸術村、とにかく北京中の芸術を志す若者たちが、思い思いのスタイルで芸術活動に切磋琢磨しているとのこと。そして、いつの間にか、芸術関係以外の人たちにも有名になってしまったようで、最近では北京観光の一環としてとりいえれられるようになっているとのことである。

実際に行ってみると、観光バスで団体でやってくる人たちもいて、特に、行きかう人々にはフランス人などヨーロッパからの観光客が多くインターナショナルな雰囲気あふれる一種、独特の空間となっている。また、とにかく中は広大。全部じっくり見ようとすると数日がかりとなりそうである。とりあえず、ざっと駆け足で見て、面白そうなところを重点的に見ることにした。

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北京の大学生アートを拝見

その芸術村の一画に、北京の大学生たちがアートというか、オリジナル商品のようなものを出展している場所があったので、早速入ってみることにした。
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体育館のような建物の中は、コンクリート打ちっぱなしの広々とした空間。
コンクリート打ちっぱなし。なんとなく、それだけでアートという感じがするが、上記のHPにもあったとおり、ここは元、国有企業の軍需工場だったとのこと。そういえば確かにそんな雰囲気が漂っていないでもない。
アートにせよ、軍事機器にせよものを作るのであるから、共通点はあるのかもしれない。

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写真:会場の風景

それぞれのブースでは、出展者たちが思い思いに工夫を凝らした展示品を出展している。美術的なものあり、斬新なデザインの製品あり、こういうことがやりたいんだという学生たちの熱い思いが伝わってくる。

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この動物をあしらったミキサーは、深センの百貨店デモ見かけたことがある。

一方では、かなり正統派のアートも。

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さて、この展示会、実は「愛国者(aigo)」という中国のブランド企業が主催している様子である。

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ネーミングが??という感じであるが、この愛国者、携帯電話やデジカメで
中国でも外国ブランドに混じって、一定の支持を得ているようである。
ここにブースを設けているところをみると、これも北京の学生発なのだろうか。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0503/28/news005.html
ITmedia ライフスタイル:中国製デジカメ「愛国者V815」を使ってみた (1-5)

単独主催のアートスペースも

さて、上のような集合スペースだけでなく各人が単独でオープンしているアートスペースももちろん存在する。各館によって、その展示者の個性がでていて面白い。

グロ系も

ちょっとグロイが下のようなものも。

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もうひとつグロ系。館内にお経を怖くしたような音楽が流れる空間。

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空間それ自体をアート

直径10メートルもあろうかと思われる、竜巻発生装置。これは、三階から見たところ。
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内部はカタツムリの貝殻上になっており、外側から、中に入っていくと迷路のようになっており、最後に竜巻の中心にたどり着くといった按配である。一階の中心部から、装置を眺めるとこんな感じ。
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いったい、何がやりたいのか分からないが、そこがまた、アートっぽい。
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いったん外へ出てみる。
ふと横を見るとこんなものが・・。自己との対峙。
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触覚showというのは暗闇の中で、五感の中の触覚だけを使って感じとれってことなんだろうが、はっきりいって怖すぎので、途中ででてきた。
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我こそは中国のアンディウォーホールなり。ちょっと怪しい中年男2人組。男二人でああでもない、こうでもないと、かなり時間をかけて撮影をしていた。
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「そろそろ疲れてきた。」
非日常的な世界はこれくらいでいいだろう。非日常というものは意外に疲れるのである。芸術家というものも楽そうに見えて意外と、しんどい商売なのかもしれない。

ちょうどそこへ、犬が。
下は、カフェ近辺で見かけた犬。食堂で飼われているのか、人見知りしない。しばしの間、犬をなでてやる。
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お見送り、ありがとう。


さて、798地区のいたるところに「哪?这!(どこ、ここ)」という標語が見られた。(冒頭写真)
そして、そのスローガンの宣伝役を務めていたのが、下の彼らである。
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北京Vに続く

北京798廠

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