四川省の世界遺産 楽山大仏を見に行ったものの・・・

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楽山大佛

今回の旅行のもうひとつの目的は世界遺産である。実は、四川省は世界遺産の宝庫で、九塞溝、黄龍、蛾眉山、楽山大仏・・などがひしめく観光銀座である。。
四川省に行って、一個も世界遺産に行かなかったというとなんとなく決まりが悪いので、今回、ひとつだけ行くことにした。

九塞溝、黄龍については、写真で見れば確かにすばらしいとは思ったが、高山病対策を全くしてなかったので、対象からはずした。また、仏教寺院である蛾眉山も、興味がなく残ったのは大仏である。
大きさでは世界一(座高60m、奈良の大仏が15m)の大仏と言われる「楽山大仏」を見に出かけたのであるが、これが裏目にでてしまった。
全く、大型連休中に中国の観光地なぞ行くものではないのである。

成都からの移動

大仏を見るには、まず楽山という成都郊外の街まで出なければならない。
また、楽山に来たからといって、いきなりそこにどーんと大仏様がいて、ということではないようである。
ルートとしては、以下のとおりである。

成都バスターミナル
(バス2時間)   → 楽山バスターミナル  40元(600円)
(タクシー10分) → 楽山門前        乗り合いバスなら1元、タクシーなら15元くらいか
(山登り、1時間) → 山頂
(列に並ぶ   ) → 大仏

はじめから、こんなに面倒だということがわかっておったらたぶん行かなかったかもしれない。
以下、概要。

楽山の門前。西洋人も多く散見される。門票(入場料)は120元(1800円)・・・・ぼったくり寸前
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大仏は 海を臨む岩に彫られているマガイ仏であるので、山頂まで行かなければ駄目である。
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なまった体に、この階段はこたえるdafo3

楽山ではなく苦山となれり

で、山頂に着いてみると・・・・このとおり

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わっちゃー!

世界一の大仏を一目見ようという、同じような考えをもった連中がわんさか集まって
大仏の周囲を、長蛇の列がとぐろを巻いている。

ここに並べということか・・・(汗)

ある程度は予測していた事態であったが、それにしてもどのくらい時間がかかるのか想像もつかない。
行列嫌いな私としては、これが世界遺産でなければ速攻、帰っていたところである。

15分、30分・・・・・・

時計の針は進めども行例は一向に進まない。
いや、進むことは進むが、どこまで続いているのかさっぱりわからない。

楽山どころか、これでは苦山だな

横をみると、中国人民と外人観光客もちらほら見かける。(日本人らしき人はいなかった)
中国人は割りとこういう状況に慣れているのか、特に不満を漏らしている様子ではない。
アイスクリームをなめたり、ゲームをしたりしている(信仰心ゼロ)やつまでいる。

そうこうしているうちに30分経過。並んでいるうちにわかってきたのであるが、どうも行列は
大仏を取り巻くようにして並んでいて大仏の左肩のあたりに、幾重にも列ができていて、
今やっと大仏の左肩から大仏後頭部までへやってきたようだ。
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大仏後頭部 パンチパーマ利いてます

後頭部を通過し、さらに右肩付近へと移動。涼しい顔の大仏。ダンディな横顔が見える。
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この時点で、列に並んでから一時間経過。たかが大仏の左肩から右肩にいくだけである。
そして、ふと右手を見下ろすと、こんな感じで行列が・・・・・
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くもの糸のように果てしなく続く行列


とほほ・・・

いったい、何時間かかるのか想像もできない。
大仏の右肩そして足元まで、崖を伝うようにして下りていくと全景を拝むことができる
ということらしいのであるが、信仰心がもとからない私は、こんなクレイジーな状況にはたえられないし、そもそも一人では暇もつぶせない。しかも、このまま並んでいたら、このスパイラルから抜けだそうにも抜け出せなくなってしまう。

あかん、やめや!

私は、リタイアをした。列を抜けるとき、警備員が「何で今さら?」という顔をしていたが、苦痛には耐え切れないのだからしょうがない。マラソン選手がリタイアをするときの気持ちがよくわかった。
皆さんも中国の観光地に行くのは構わないが、このような悲劇的な状況に遭遇しないためにも
くれぐれも大型連休をはずされるのが無難であろう。

楽山大仏 – Wikipedia

高さは71メートル。東大寺の大仏の5倍とのことで、大きさだけをみればそうかもしれないが、やはり一概には比較できないだろう。

楽山大仏をストリートビューでどうぞ


ストリートビューで、一応、下から大仏を俯瞰できますが、これが限度でしょう。でも、このくらい、閑散としていれば、大仏見物も悪くないかもしれません。

楽山大仏 周辺図

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