発票が買えなくて・・・中国国税局でたらい回し

就労ビザのところで、外国人に対する審査が厳しくなっているという話をしたが、最近、どうも、当局による管理が、厳しくなっているような気がしてならない。

たとえば、発票なんかもそうだ。

いわゆる「増値税改革(営改増)」の影響で、昨年2017年7月から発票のシステムも大きく変わったので、その対応に四苦八苦している。

昨年暮れから、税務署(国税)に何回も行っているが、現場が混乱していて、「どこで誰に、何を聞けばいいのか?」がわからない。仕方ないので、会計士とか周りの中国人に聞きながら、税務署に行ったり来たりしながら、なんとかやっているが、結構、消耗した。

システム自体が厳しくなった上に、そもそも、自分みたいに、外国人が一人で、会社をやっているなんてことは、想定していないので、窓口の係員に質問しても、機械的な受け答えがかえってくるだけで要領を得ないことが多い。

しかも、自分の連れて行った中国人が、それを鵜呑みにして、あっちこっち、たらい回しされて、ようやく、最近、なんとなく状況がわかってきた次第である。

以下、自分の備忘録として、その顛末をまとめてみたが、一般の日本人の方は、あまり関係ない話だと思うのでスルーしていただいても結構である。

注意:記事は、今年の春頃に書いたので、内容が古いところがあるが、そのまま、掲載した。

発票が買えなくて

そもそも、発票とは

ちなみに、発票(ふぁーぴゃお)というのは、中国の国家が発行する領収書のことである。(写真はネットから拝借したもの)

ご存知のように、中国では、領収書を発行する場合、「発票」という税務署が発行する正式な領収書(発票)を使わなければならない。

税務署が管理する専用ソフトで、何か売上があったとき、そのソフトに入力すると、発票が印刷されると同時に、ネットを通じて、その情報は、たちどころに、税務署の知るところとなるので、脱税を防げるという仕組みみたいだ。

ちなみに、一般の文房具屋で買ったものに会社印を押したものは「收据(しょうじゅ)」とよんで、「発票」と区別している。

「営改増」により、発票システムも変わる

この発票システムが「営改増」という、中国の税制改革の一環によって、昨年の7月から、かなり変わってしまったのだ。
自分の会社のような、小規模会社の場合「増値税普通発票」という種類の発票を発行するのであるが、今後は、発行される側(つまり客)の会社情報(納税者識別番号)を、いちいち発票に記入しなければ、ならなくなった。つまり、いちいち、お客さんに番号を、確認しなければならないし、双方にとって、面倒くさいことこの上ない。

ある中国人が言っていたが、中国の政府は、簡単なことを面倒にするのが得意なのだというが、本当にそのとおりである。

あなたの会社は、発票を発行することができません。

まあ、それはいいのであるが、その発票システムの変更に対応するべく、昨年の暮、税務署(国税)に出かけて、システム変更の申請をしたところ、「あなたの会社は、発票を発行することができません。」と言われてしまったのだ。

「そんな馬鹿な!」

「これまで、7年間、別になんの支障もなく、発票を発行し続けてたのに、何故今更、駄目なのか?」そう、カウンターの職員にかみついたところ、「ここではわからんから、実際に審査をした二階の部署に行け。」という。

仕方なく、二階の審査室?に行って聞いてみたところ「今まで自分の会社は、会計士名義で発票を発行していたが、その会計士が、どうも複数の会社で、名義を貸しているらしく、今後は、それができなくなった。」とのことであった。

こういう場合、通常の会社であれば、誰か、財務の別の中国人の名義を使えばいいだけであって、そんなに難しい話ではないのであるが、自分の場合、一人会社なので、そういう訳にはいかない。会計士の名前を借りられないとなれば、もう自分で発票を発行するしか無いと思い「会計士ではなく、自分で、発票を発行できるように、変更したいが、どうすればいいか?」と伝えると、それも、駄目だということ。

その窓口の職員の言うところでは、国税のシステム上に、自分の名前が見当たらないようなのだ。「なぜ、無いのだ。」と追求すると、その窓口職員が言うには「法定代表が外国人の場合は、発票を発行できないのでは?」とのことであった。

実は、これが全くの出鱈目で、中国人お得意の苦し紛れの言い訳だったのであるが、こともあろうかその話しを、自分の連れてきた中国人スタッフが信じてしまい「じゃあ、誰か、名義を貸してくれる第三者を探すしか無いね。」みたいな流れになり、一旦、引き下がることにした。

しかし、その後、いろいろ当てを探したが、名義を貸してくれるような人もおらず、暗礁に乗り上げてしまった。

会計士の件は、システムが厳格化したから仕方ないとしても、そもそも、何故、システム上に、自分の名前が無いのかが、わからない。また、いくら外国人であるとはいえ、そもそも、自分が代表であるのに、自分で発票を発行できない。というのは、普通に考えれば、おかしな話である。

(続く)

 その他、関連する記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA