起業に向いていない3つのタイプ

ビジネス

現在サラリーマンの方で、脱サラして、独立、起業してみたいと思う人は多いと思います。しかし、実際に、実行に移せる人は少ないのも現実でしょう。

やはり、起業には、向き不向きというものがあり、向いていない人というのがいるようです。

以下、自分が周りを見渡してみて、こういう感じの人は、独立、起業には向いていないんじゃないかというタイプについて、述べてみたいと思います。

起業に向いていない3つのタイプ

1 完璧主義の人

事前にしっかりと調べないと気がすまないタイプの人は、起業に向いていないかもしれません。

そういう人は、こだわりが強かったり、完璧主義だったりして、あーでもないこーでもないとイロイロ考えすぎた挙げ句、いつのまにか、起業するタイミングを逃してしまいます。

「いくらくらいお金が必要なんだろうか?」「お客さんが来なかったら、どうしよう」・・・

起業する前は誰しも不安です。しかし、その不安は、いくら完璧に準備したとしても、拭い去れる類のものではありません。なぜなら、フリーランスとか会社経営というのが、そもそも、不確実なものだからです。

もちろん、全く無計画というのはまずいですが、ある程度、方向性はつかめたと思ったら、まずは、とんでみて、それから考えるくらいでもいいのではないかと思っています。

起業には、時として、走りながら考えるというフットワークの軽さが大切です。

2 夢を暖めすぎる人

夢を暖めすぎる人も難しいかもしれません。

もちろん、夢を持つこと自体を否定しているわけではありません。

「一国一城の主になる。」「こだわりの喫茶店をつくりたい。」・・・そうやってアイデアを出して、起業プランを考えているときが、いろいろと夢が膨らみ、一番、楽しい時期でしょう。

ただ、それをいつまでも暖め続けるのは、いかがなものかと思います。よく起業するぞするぞといって、いっこうに起業しない「いったい、いつになったら、起業するの?」というような人もいますが、そういう人は、起業をすることよりも、「夢を語る俺、超かっこいい!」みたいに、夢を語ること自体が自己目的化してしまっている可能性が高いです。

そんな、永遠のワナビー、永遠のドリーマーとでも言うべき人は、起業には向かないでしょう。逆に、実際に起業する人は、さっさとしている気がします。

3 過去の栄光が忘れられない人

サラリーマン時代の栄光?が忘れられない人も、起業に向いてないかもしれません。

サラリーマン時代、優秀だった人ほど、それがすべて自分の能力であるかのごとく勘違いしてしまいやすく、起業するときに、その時の成功体験がかえって、じゃまになってしまうからです。

会社時代は、大なり小なり、会社の看板、信用を背景にして、仕事をしていますが、起業をすると、素の自分の信用だけでやっていかなければなりません。そのあたりの差を認識できていないと失敗の原因になりかねないでしょう。

もちろん、本当に優秀な人は、サラリーマンであろうが、起業しようが、結果は出すとは思いますが、会社の信用で、実力が上げ底されていることに気がついていない人もいるということです。

 

以上、いろいろと偉そうなことを書きましたが、自分は別に起業することがいいとは言っていません。

起業、独立には、向き不向きがありますし、自分には向いていないと思ったら、サラリーマンにしがみつくのも全然ありでしょう。

また、起業はあくまで手段に過ぎませんので、過度にこだわる必要はないと思います。サラリーマンで、十分に幸せだという人は、それで全然、問題ないのです。

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