中高年になってくると、役職定年を迎えたり、早期退職になったりで、自分の人生の先行きがほぼ見えてくるので、このままでいいのだろうか?と疑問をいだきやすくなるかもしれません。
また、転職できた人でも、中高年からの転職は、よほどのことがない限り、前職から大幅に条件が悪くなることも多いと思います。
そんなとき、ふと考えるのが、脱サラして「独立、起業」するということではないでしょうか。独立してしまえば、年齢を気にせず働けるし、自分の能力を試してみたいという欲求もあるかもしれません。幸い、手元には、早期退職で手に入った資金もあり、暇もある人もいるでしょう。
しかし、そういう感じで安易に独立するのは、どうなのかな?と思います。
これまで、サラリーマンをしておられた方は、どんな小さなところであれ、会社の信用というものを背景として、商売をされているのではないかと思います。
しかし、これが独立して起業した途端、そういったバックグラウンドというものは、いったんリセットされてゼロに戻ってしまいます。
つまり、どこの誰かもわからない、馬の骨みたいな存在になってしまうわけで、そこでは「◯◯商事で部長してました。」みたいな過去の栄光?は、邪魔にしかならないでしょう。
というわけで、まずは、その変なプライドを捨てなければなりませんが、このプライドを捨てるというのが意外に難しいかもしれません。そういうのは無意識レベルで、長年の間に思想や行動形式に染み込んでいますから、容易には修正できないからです。
特に大会社で、50代くらいになると偉くなりすぎて、プライドがエベレストのごとく高くなってしまっていますからなおさらでしょう。(もちろん、大きな会社にいても、年をとっても、そうではない人もいるとは思いますが、あくまでも一般的な傾向です。)
そういう方は、変に動かずに、その早期退職でもらった年金を、できるだけ減らさないようにしつつ、悠々自適な生活をされれば、いいのではないでしょうか。
それでも「オレは、どうしても、起業してみたいんだ。」という酔狂?な方は、ネット副業からはじめてみてはいかがでしょうか。
幸にして、現在、ネットビジネスが非常にやりやすい時代になったと感じます。何かコンテンツを作ってネット上で売るもよし、ブログ書いてアフィリエイトするもよし、ユーチューバーやるもよしと、何でもありです。
ネットビジネスの最大の利点は、月々の固定費(家賃、人件費)がかからないので、ほぼノーリスクで始められることです。強いて言えば、リスクは、自分の労力と時間くらいのものでしょう。
これは、実店舗ビジネスをやってきた身からすると、羨ましい限りです。なにせ「月々の二大固定費(家賃、人件費)がかからないんだから楽勝やん!!」と思ってしまいます。
しかし、ノーリスクで簡単に稼げるほど、世の中、甘くはありません。ネットはネットで難しい面はありますし、1円も稼げずに、終わっている人も多いはずです。
ただ、それでもいいと思います。結果が出なくとも、無駄にするのは時間だけで、勉強代と思えばいいだけです。自分自身のちからでお金をかせぐ難しさを知れただけでも収穫でしょう。
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