自分の会社は、どんな価値を提供しているのか? ~教育とお金の関係性について

ビジネス

会社をやり続ける上で、常に、「自分の会社は、どんな価値を提供しているのか?」ということを、問うことは、大事だと思います。

なぜなら、それこそが、お客さんがお金を払う根拠になるものだからです。

 

例えば、自分は、小さな語学スクールを経営していますが、スクール経営をしていて、提供している価値の中で、一番、重要なこととはなにか?ということをたまに考えてみます。

「場所を提供していることか?」「講師を紹介していることか?」それとも「領収書(発票)を発行していることか?」

まあ、どれも確かに重要です。

ただ、それと並ぶくらい大きなものとして、お金の受け渡しを、代理しているということにあると思っています。

「なんだ、アタリマエのことじゃないか。」と思うかも知れません。

逆に、「あんたらみたいな中間業者がいるから、レッスン代が高くなるんじゃないか。」と反論されそうですし、自分も、以前はそう思っていました。

しかし、それがそう単純でもないのです。

例えば、ある人が、うちみたいな仲介業者を通さずに、ネット上で、講師を探し出して、スタバかどこかで、落ち合って授業をすれば、一番、安くすむということはあります。(自分も、以前、この方法で、レッスンをしてもらっていたことがあります)

しかし、まず、自分で探すのが面倒ですし、仮に、よい講師を探しだせたとして、値段を決めることから始めなければなりませんが、この値決めというのが意外に面倒だったりするのです。

すんなり、事が運べばいいですが、授業料のことでこじれたりすると、トラブルのもとになったりすることもあります。それでも、双方が、納得の上、授業を受けられればよいですが、一旦、お金のことが意識されだすと、ぎくしゃくして、純粋に、教える、教わるという感じにはなりにくいです。

なので、スクール業者が中間に入って、お金の受け渡しを引き受けるということで、先生と講師が、お金の関係抜きで、気持ちよく、授業できるということはあるかと思います。

 

まあ、ポジショントークとうけとってもらっても構いませんが、教育というものは、本来はお金の関係抜きであるべきなのですが、民間のお習い事というのは、そういうわけにもいかないので、自分のような業者が、お金の受け渡しという微妙な部分を担っているという側面があるわけです。

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