共同経営者(パートナー)は必要?不要?

ビジネス

現在、自分は、一人で会社を運営していますが、実ははじめるとき、中国人の方と一緒にやろうかという話もありました。

ただ、資本金とか権利関係が複雑になってしまうとか、登記が面倒くさそうなので、結局、一人で登記しました。

あと、もともと、性格的に複数の人間と一緒に何かやっていくのが苦手ということもあります。なにか、他人と一緒だと、遠慮しちゃうんですね。

例えば、仕事でも旅行でも何でもそうなんですが、皆で行動する時に、自分の意見を言えなくなるというか。そういう性格なので、一人でやりたいことをしたほうがいい、と思ったわけです。

「え、でも講師はどうなの?」というかもしれませんが、中国人講師と自分とでは補完関係?にあるだけで、職務範囲や命令系統は、はっきりしているので、一緒にやっている感じではないです。

 

ちなみに、独立をお考えの方で、起業するとき、一緒にやっていきましょうという話は有ると思います。いわゆる共同経営者(パートナー)は必要か?という問題です。

もちろん、一人でやるより、複数人でやったほうが、お金も集まるし、より大きな事ができるでしょう。しかも、起業するときは誰しも不安なので、同じ志を持つ人間同士のほうが心強いと思ってしまうかもしれません。

 

しかし、初期段階で、権利関係や、責任の所在、お金の分担範囲を明確に決めておかないと、

「何で、自分ばかりお金出してるの?」とか、「あいつ、ぶらぶらしてるだけじゃん。いったい、何をやってんだよ!!」ということになり、「もう、やっとれんわ!!」という感じで、容易に空中分解してしまいます。

或いは、お互いに依存心がある人ばかりだと、「まあ、あいつがやってくれているだろ。」みたいな感じになり、危機意識を共有できぬまま、知らぬ間に債務が膨らんで、共倒れになる恐れもあるでしょう。

 

これが、ビジネス上の関係だけだったらまだしも、もともと、親しい友人同士で始めた場合は、最悪です。

一旦、金銭関係で傷がついてしまうと、もう元の友人関係に戻ることはできません。そうなると、一緒に、起業したがために、友人関係まで崩壊してしまうとことになりかねないのです。

親しい友人同士で、安直に起業するのはやめたほうがいいというのは、そういうことです。

 

あと、早期退職者とかでお金をもっているという方は、「一緒に、事業をやりましょう」といって、変な人間に寄ってこられることもあるかもしれませんので、注意が必要です。

特に、海外では言葉も通じず、不安ですので、それに乗じて、良からぬ輩が近寄ってくることも多いです。最近はコロナ禍ですので、少なくなったと思いますが、以前は、中国でも、日本語を操る中国人や現地在住の日本人で良からぬことをする輩がいたようです。

国内外問わず、どこに行っても、よからぬ人間は一定数、存在します。そういう意味でも、共同経営する際は、慎重になさったほうがいいと思います。

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