「備えあれば憂いなし」 フリーランスほど、リスクに対する備えが大事

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世界的なインフレ、コロナ、戦争、・・・最近、ろくなニュースがありませんね。

先行き不透明で、厳しい時代を迎えつつあると感じる今日このごろ、公務員や安定的な会社にお勤めの方を除いては、今後、ますます、サバイバルな状況になっていくのではないでしょうか。

そして、不景気になると、真っ先にとばっちりが来るのが、我々、フリーランスや非正規のような社会の末端にいる人間です

私事で恐縮ですが、自分も、今でこそ、海外でそこそこの生活を営んではおりますが、これまでの人生を振り返ってみると、景気の下降局面で、よく放り出されてます

例えば、随分前、京都の旅館でバイトをしていたとき、阪神淡路大震災(1995)で、リストラにあったことがあります。

主任から「新幹線が、神戸で寸断されて、西からのお客さんが京都に来れなくなった。ついては、来週からお休みをとってくれへんやろか・・・」みたいな、京都弁のやんわりとした感じの電話がありましたが、体の良いリストラというのは言うまでもありません。

その後も、上京したり、東南アジアで働いたり、非正規的な職業を転々としたり、半ニートになったりしながら、その後、2006年頃、やっと景気が回復しだし、中国に渡り、深センの中国系の会社でサラリーマンしてましたが、2008年のリーマンショックで、またもリストラ。

それから、二年ほど、日本語講師をするなどの大陸浪人を経て、2011年から、自分の会社を立ち上げ、以後、12年経過していますが、経営的には不安定です。

 

要するに、何がいいたいかということですが、雇用が、景気の波に左右されるのは、我々末端の人間にとっては、いかようにもし難いということです。派遣やバイト、フリーランサーは、所詮、雇用の調整弁ですから、嘆いてみても始まりません。資本主義経済というものが、そもそもそういうものなのです。

自分も含め、こういう人たちは、守ってくれるものは何もありませんので、有事の際でも、なんとかやっていけるように、普段から、備えが大切だと思います。

お金を貯めておくというのも、もちろんですが、それ以外にも、副業や投資をしてみる、スキルを磨く、ビジネス上の人間関係を作っておくなど、何でもいいので、リスクをヘッジする手段を複数、持っておくとよいでしょう。

備えあれば憂いなし、こういう厳しい時代こそ、本当の意味での実力が、試されると言えるのかもしれません。

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