サラリーマンは恵まれている? 

ビジネス

今年の年末で、中国で起業してから、12年になります。

まあ、起業といったところで、自分一人なので、実態としてはフリーランスで、たまたま法人化しているといったところでしょうか。
こんなにしょぼい会社とはいえ、曲がりなりに続いているということは、まあ、一応、社会的に何かしらな役割を、果たしてはいるんだろうと、自分勝手に都合よく解釈しています。

ごくたまにですが、こんなちっぽけな事業でも、「うらやましい」と言われることがあります。何をもって「うらやましい」と言われるのかは、全くもって意味不明ですが(馬鹿にされてるのかな?)、サラリーマンの身分からすると、お気楽で良い感じでみえてしまうらしいです。(まあ、お気楽なことは確かですが・・・)

そういうことを言うのは、だいたい中小の50代位の人に多いですが、多分、そのくらいの年代になると、もう先が見えてしまうから、心細くなってそういうことを言われるのかもしれません。

ただ、自分のような零細フリーランスから言わせてもらえば、サラリーマンの方が、余程、うらやましいです。何が、うらやましいかといって、もちろん、毎月決まった額の給料が振り込まれることです。

サラリーマンは恵まれている?

自分から言わせれば、サラリーマンというのは、かなり、恵まれていると思います。

極端な言い方で申し訳ないですが、会社に行って一定時間をやり過ごせば、月末ほぼ確実に給料がもらえる。この一点ですでにすごいと思うのです。

それに対しては、「バカも休み休み言え!!サラリーマンがどんだけ大変だとおもっているんだ。朝早起きはしなければならないし、自分の好きな仕事をやらせてもらえることもない。気難しい上司や、変な同僚とも上手くやらなければならないのだぞ!!」と言われるかも知れません。

まあ、確かにそのとおりです。自分だって、サラリーマンしたことがないわけではないので、わかります。
しかし、自分から言わしてもらうと、それでも、「固定した給料が毎月もらえる。」という一点において、それらすべての欠点を補ってあまりあると思うのです。

それに対しては「労働というサービスを提供しているんだから、それに対する対価をもらうのは当たり前じゃないか!」といわれるかもしれないし、自分もサラリーマンの時は、そう思っていました。自分の時間を切り売りしているんだから、その対価を貰うのは、当たり前だと・・・・

しかし、その発想が、そもそもサラリーマン的なのです。

独立後は、それが、当たり前ではなくなります。自営・フリーランスの場合、いくら一生懸命がんばろうが、真面目に仕事をしようが、利益が出なければ、ゼロ。いや、ゼロ以下です。そして、元来、自然界の法則的には、そちらのほうが、当然なのです。

フリーランサーというのは、自分で自分の仕事を取らなければならないので、大変です。また景気の変動に左右されやすく、今のようなコロナ禍では、なおさらです。
そのあたりが、会社の信用をバックに仕事をしているサラリーマンだとわかりにくいかもしれません。解雇されて、世の中の労働市場に放り出されて、やっと会社の有り難みというものがわかる人もいるのではないでしょうか。

 

なので、よほど何かやりたいことがあるとか、会社の待遇が悪すぎるとか、サラリーマンに向いていない性格だとかでなければ、サラリーマンをやったほうがいいと思います。(ていうか、そういう人は、もう自分で動いていると思いますが。。)

運よく正社員の仕事についていて、それなりにやれているのであれば、会社にしがみつくのもアリだと思います。どんな会社に行ったところで、不満なところは、ひとつや二つはあります。このご時勢、40歳、50歳を超えて、まともな仕事にありつけているというだけで、よしとしなければなりません。

それでも、独立したい人は?

それでも、どうしても、独立したいという人があれば、とりあえず、ネット副業でもしてみるのがいいのではないでしょうか。

いきなり起業して、実店舗を持ったりすると、家賃や人件費など、月々の固定費が、非常に大きくのしかかってくるので、リスクが大きいです。
その点、ネット副業だと、お金をかけずに、低リスクではじめることができます。幸いにして、今は、これだけネットが発達しているので、個人が手軽に商売を始めるには、いい時代になりつつあります。
ネットショップをやるもよし、ブログを書いて広告を貼るもよし。もちろん、それだけで、飯が食えるほど、甘くはないのでしょうが、副収入であれば、問題は無いでしょう。そのうちに、コツが掴めてきて、本業として独立できそうになったら、その時、考えればいいことです。
もし、独立が無理でも、サラリーの他にキャッシュフローができるということは、非常にいいことだと思うのです。

コメント