先日、日本で暮らしている中国人の知り合いから連絡があり「今度、会社の中で昇進テストがあって、小論文を書かないといけないから、日本語のチェックをしてくれないか。」みたいな依頼を受けました。
彼女は、自分のスクールの元講師なのですが、その後、日本に行って、日本の大学を卒業後、ある会社に勤務しています。
本人が日本の大学に進んだ時に、身元保証人をしてあげたりしましたが、今でも、このように連絡をくれると、嬉しくなりますね。
ちなみに、うちの中国語の講師は、だいたい30歳そこそこになると講師を辞めます。
で、辞めた後どうするか?というと、深センから自分の田舎に戻って所帯をもつか、あるいは、深センに残って働き続けるか、あるいは、上記の人みたいに、日本に行って留学か就職をするか、だいたいこの3つのパターンになります。(あと、香港人と結婚して、香港で暮らしている人もいますね)
日本に行く人は、割合的には少なめで、若い人で親が公務員とか裕福な感じの人が多いです。就職する場合は、やはり不動産の斡旋関連が多いみたいです。
ただ、昨今の円安局面では、日本で勤務しているより、本国の中国で勤務したほうが、収入的にはいいのではないかな?と思ってしまいますが、彼らもそれだけで日本に留まっているというわけではなさそうです。
ひとつには、今の中国みたいな競争社会だと、同じ中国人とはいえ、やはりストレスで疲れてしまうということがあるのでしょう。しかも、昨今のゼロコロナ不況で人余りで、一部の企業では35歳定年説とまで、ささやかれるような状況では、余計にそうかもしれません。いくら収入が高くとも、35歳で解雇されていては意味がないですからね。
そんなストレスフルな中国本土の労働環境で消耗するよりも、競争は緩く、言論に自由があり、治安も良い日本で、まったりと安定的に働くほうがいいのかもしれません。
ちなみに、中国人というのは、快適に暮らせさえすれば、どこの国へ行こうが、あまり頓着しない人が多いように思います。どの国へ行っても、同胞がいっぱいいるからかもしれませんが、それが要するに、華僑マインドというものなのかもしれません。
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