監視カメラの意外な効用か!?中国人ドライバーのマナー向上中? 

中国社会

さて、最近はPCR検査を受けること以外、外出することもめっきり少なくなりましたが、たまに近所を散歩すると、いろいろと変化に気がつくこともあります。

中国人ドライバーのマナーなんかもその一つかもしれません。

 

というのも、現在、そのあたりの信号のない道を渡ろうとすると、車が、人が通る2、3メートル前で待ってくれるようになっているからです。

「そんなん、当たり前やろ!!」というかもしれません。

まあ、日本だったら、車が人に道を譲るのは当たり前なんですが、以前の中国の交通マナーを知るものからすると、この変化というのは、かなり驚きなわけです。

「えっ、先に通っていいの?」という

なぜなら、中国というのは、本来、人と人、人と車、車と車、これらが、皆、ガチンコ勝負で、他者のことなんかお構いなしに、我先に争うように進んでいくというのが常だったからです。そこには譲り合いの精神なんてものは、微塵もありません。他人に道を譲っていたら、自分が前に進めないからです。

自分も中国に来た当初は、ぶつかりそうになるくらいまで接近してくる車に、全然、慣れませんでしたし、「この国には、人権というものが無いのか?」と思ったことすらあります。しかし、最近は、あまりそういう不愉快な経験をした覚えがありません。

交差点でも、以前は、排気ガスにむせながら、渋滞する車と車の間を縫うようにして歩いていましたが、今では、渋滞もなく、かなりすっきりした感があります。

もちろん、これは歩行者としては、喜ばしいことです。ただ、たった数年で、中国人ドライバーのモラルが、根本的に向上したとは、どうも考えにくいのです。

 

というわけで、やはり、あの監視カメラによる抑止力というものは、相当なものだと考えざるをえないわけです。常に見張られているので、さすがの中国人も横着ができないんだと思います。

何かやらかしたら即座に罰金。お金によるペナルティというのは、中国人にとっては、一番、効果的です。

車がジェントルになって、歩行者としては、喜ぶべきことではあるんですが、監視カメラの力で、無理くり、そういう状態にしているというのは、ちょっと、微妙な気持ちにさせられてしまいますね。

 

あと、最近では、新たな問題として浮上してきているのは、デリバリーのバイクです。中国のバイクは、電動式の低速バイクなので、歩道を走っています。

コロナ禍で、特に、出前のバイクが多くなり、ひっきりなしに人と人の間を縫うように通っていきますが、これが危なっかしくてしょうがありません。

まあ「出前を頻繁に利用しているお前が言うな!」と言われれば、それまでですが・・・

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