日本のほうは、コロナウィルスの感染者数が、1日あたり1000人超えてきたということで、感染が急速に広がっているようですね。
しかも、ほとんど対策らしい対策もなく、個人任せと聞きますから、心配です。
こちら、中国深センの感染状況は、今の所、割と安定しており、人民がマスクをしている以外は、ほぼ通常に戻っています。
ただ、自分の仕事のほうは、相変わらず、厳しい状況が続いています。日本人相手の商売なので、日本や香港との自由な行き来ができず、それがネックとなっています。
ちなみに、香港のほうは、感染者数の増加で(1日100人超)で、最近、一段と警戒感が増しているようで、TVニュースで連日、◯◯養老院で何人、〇〇茶餐厅で何人発生したと、事細かに、報道されています。(写真:香港TVBニュースよりインタビューに答える男性)
そういうこともあって、海外から香港への渡航は年末まで制限されました。また、中国からの入境も、9月7日まで再延期になりました。 在香港日本国総領事館
また、選挙も一年延期される見通しとのことで、いろいろな憶測を呼んでいます。
香港在住の方とも少し連絡しましたが、今週から、店内での飲食は終日不可(禁堂食)、公共の場ではマスク着用(口罩令)など、行動制限が厳しくなり、生活がより窮屈になっているようです。
ただ、その後、31日から、再び、日中の店内飲食が許可されたようです。(1テーブルにつき、2人まで)市民の不便を考慮してとのことですが、香港政府の方も、結構、バタバタしてますね。
政府宣布明起准許恢復食肆日間堂食 飲食業界表示歡迎(TVBニュースより)
というわけで、以下、広東省、深セン新型コロナ感染者数についてです。感染者数については、あまり変化がないので、今後は、一ヶ月に1回くらい、更新していこうと思っています。
広東省・深セン新型コロナ感染者数(7月27日)
中国全体の概況
まずは、中国全体の感染者数等の概況です(7月27日現在)このところ、倍々で増えている感じです。大連、新疆ウルムチでクラスターが発生しています。
広東省の感染者数(省別)
次に、広東省の推移です。広東省の人口は1億人近くいますので、それを考えると少ないです。
深センの感染者数
相変わらずゼロですが、先日、香港からのトラック運転手の感染が確認されました。
まとめ 深セン羅湖で社区を封鎖も
中国でも、日本同様、特定の地域で増加傾向にあるようです。
しかし、発生後の対応が桁違いというか、大連、ウルムチで、発生したクラスターに対して、大連で全市民600万人、ウルムチでも350万人分のPCR検査を実施するというから驚きです。まあ、このくらい徹底してやってくれたほうが、いいのかもしれません。
あと、先日、深セン羅湖で、以下のようなニュースが有りました。
中国と香港を行き来するトラックの運転手(香港籍)が、深センに戻って4日間ほど滞在後、香港に戻ったところで、感染が確認されたとのことです。
その運転手の中国側の住居は、羅湖と塩田の中間くらいにある「畔山花園」という社区で、現在、s社区ごと封鎖され、また、付近の住民全員、検査を受けているようです。
また、その運転手が深センで立ち寄ったと思われる、龍岡区の年豊高新産業園、興申発印刷公司及び年豊社区内のある腸粉店)に立ち寄った人がいないか、注意を喚起しています。
運転手が深センに入境したのは、18日、文錦渡のイミグレで、その時点では、陰性だったらしいですが、深センに滞在後、22日、同じく文錦渡から、香港に戻ったところ、26日に香港内で、感染が確認されたとのことです。
運転手が、どこで感染したかは不明ですが、最近の、香港の感染の広がり具合から考えると、香港内で、感染したまま、深センに入り、そのまま香港内に戻ったと考えるほうが自然ではないかと思います。
新型コロナウィルス、海外の感染者数 ワクチン開発競争は佳境に
海外の新型コロナウィルスの感染者数、1600万人、死者64万人。(7月27日現在)
感染者数は、爆発的に増加していますが、大量の検査体制が整いつつあることで、感染者数が増えているということもあるといえそうです。
ただ、コロナウィルスは、一回抑え込んでも、第二波、第三波と、何回も繰り返すので、完全に、感染を抑え、経済を元通りにするには、やはりワクチンや治療薬が完備されないと、無理かもしれません。
そのワクチンですが、現在、開発競争も佳境に入ってきているようです。日本での開発状況は知らないですが、世界的には以下の3グループが、特に有望視されているようです。
◯オックスフォード大学とアストラゼネカ(英)
◯モデルナ(米)
◯ファイザーとバイオンテック(ドイツ)
この3グループは、この7月末くらいから、第3相臨床
あと、ノババックスやカンシノ(康希諾)という中国の会社も、ダークホース(黒馬)として、名前があがってます。
これらの会社が、いわば人類の命運を、握っていると言えそうですが、そうはいっても、ワクチンというのは、そんなに簡単にできるものではないらしいので、全滅という可能性もあるということですね。
あまり期待せずに、待ちたいところです。