お馴染みのイケア/宜家(イージャア)ですが、中国の主要都市にあり、深センにも南山区に一軒あります。
最近でこそ、あまり行かなくなりましたが、会社を立ち上げた時に、会社の備品をそろえたりするのに、しょちゅうお世話になりました。
今回は、広東省深センのイケアを紹介してみます。
http://www.ikea.com/cn/zh/ 中国イケア ホームページ
とりあえず地下鉄で「世界の窓」へ イケアへのルート
深センのイケアは、南山に一件あるだけです。従って、自分が住んでいる羅湖からは、片道1時間以上かかってしまうので、ちょっとした小旅行となります。
イケアへは、もちろん、直接タクシーで行ってもいいし、あるいは「世界の窓」などへ地下鉄で行って、その後、タクシーで現地までいくのもいいでしょう。今回は「地下鉄⇒バス」という、一番、経済的なルートで行ってみます。
地下鉄の「世界の窓」駅などから、路線バスの「487番」が、「ヨーロピアンシティ(欧州城)」と結んでいます。(以前とバス路線が変わったようです。)あと、海岸城からは、シャトルバスもあるようです。
ちなみに、行きは手ぶらなのでバスでもいいのですが、帰りは手荷物があるので、その大きさ次第で手段を変えたほうがよさそうです。かさばるものを持つ場合はタクシーがいいでしょう。
欧州城に到着
イケアのある欧州城(ヨーロピアンシティ)で下車すると、眼の前に広大な敷地の欧州城が広がっています。その名のとおり、欧州各国の有名大型店が軒を連ねるアウトレットモールとなっており、敷地面積1.25平方キロメートルという広大な敷地内には、IKEA(宜家)のほか、イギリスのホームセンター・百安居(B&Q)、ドイツのスーパー・メトロ(麦徳龍)、フランスのスポーツ用品専門店・迪卡侬(DECATHRON)などが入居しています。
ちなみに、欧州城で下車してもいいですが、あと一つだけ乗ると、イケアの地下駐車場の入り口まで行ってくれます。たいした違いは有りませんが。
イケアへ入城
大きな回転式ドアを入ると、エントランスホールです。
まずは、エスカレーターに乗って2階へ。
2階には、ソファー等のリビング用品、ベッド、キッチン用品、机・椅子といった大型の家具一式と子供用品などのコーナーがあります。
イケア 二階
この日は、平日ということもあって、かなり人通りも少なく、割とのんびりと見て歩けました。週末は、中国人でかなり混雑するので、落ち着いて商品を見たいかたは、平日に行くのが無難でしょう。中国人の生態を観察したいのであれば別ですが。
2階で展示されている家具はサンプルなので、実際の商品が置いてある、一階の倉庫に行って、自分でさがさなければなりません。気に入った商品があれば、商品名と番号、倉庫の格納場所を控えておきましょう。
2階カフェテリア
おなかがすいたら、カフェテリアで軽い食事も出来ます。
野菜のクリームソースあえ、パンプキンのスープ等、北欧風のシンプルな食事
参考動画
ちなみに以下は、ヨーロッパで、イケアのミートボールに馬肉が混入していた事件があったときのもので、深センのイケアの様子が少し出てきます。
中国のイケアは大丈夫なのか?ということで、イケア側は中国のミートボールは、アモイの会社しているとのことで、安全性を強調しています。
瑞典宜家卷入“马肉风波” 56.com(広東語)
まあ、イケアはじめ大手のファーストフードは、こういったことがあれば槍玉にあげられますが、問題は無いと思います。中国の場合、それより、一般の食堂のほうが、衛生管理上、余程問題あります。
1階へ
1階は、食器、カーペット、照明器具、観葉植物など、小物雑貨、お皿、ポットなど日用品が中心。いかにも、北欧っぽいシンプルなデザインのものが多い。お値段も結構、リーズナブルです。
1階の倉庫 チェックした家具を自分で探す
1階の売り場を抜けると、倉庫地区に入ります。
2階で展示されていた家具は、この大倉庫に保管してありますので、あらかじめ、控えておいた商品番号、棚番号を元に、自分で探します。
お目当ての商品があれば、自分で棚から抜いて、カートを使ってそのまま、レジに持っていくという仕組み。要するにセルフサービスです。
番号が分からない時は、端末を利用してもいいし、店員に場所を聞いてもいいでしょう。
その後、レジで会計を済ませます。大きくて、抱えきれない荷物は、カウンターの動く台の上に乗せればOK。
自分で持って帰る場合はバッグ、あるいは簡易式のカートも売ってますので、それを利用してもいいでしょう。
運搬(送貨)/組立て(安装・組装)について
大きくて、持ち運び出来ないものは配達(送貨)してくれます。配送エリアごとに配送料金が異なり、南山が一番安く、羅湖までだと大体100元くらいだったと思います。
イケアの家具は、基本ばらばらなので、自分で組立て(安装・組装)するのが邪魔くさいときは、別途お金を払えば、配達の際に、組立ても、してくれるそうです。
発票
レジを出て、左側に進むと、カウンターで発票も発行してくれます。
お馴染み、激安ソフトクリームも
イケア名物?激安アイスクリーム(2元=40円)とホットドック(5元)ももちろんあります。
スウェーーデン(瑞典)食品のコーナー。こっちはあまり人がいません。
爆睡 見合いパーティー 何でもありの中国イケア
中国のイケアでも、ソファーや寝具の展示場で、客に体感してもらうために、自由に腰掛けられるようにしています。しかし、それをいいことに長時間寝そべったり、酷い場合は、爆睡しているのまでいるといった状況もあるようです。
上海:宜家体验式营销招来“床霸”_土豆_高清视频在线观看
(上海のイケアにて)
「蹭睡」というのは、ただ寝?くらいの意味だそうです。ソファーもそうですが、寝具のコーナーだと、本当にベッドで寝てしまっているのもいます。実際のところ、店側としても禁止することはできないので、こういった熟睡客には、注意を促すなどの方法で対処するしかないようです。
カフェテリアでは集団見合いパーティーも
また、もっと以前、2011年頃ですが、これも上海のイケアで、カフェテリアを使って、集団のお見合いパーティが行われていたことがあって、かなり問題になっていたこともありました。
http://www.recordchina.co.jp/a54639.html
イケアの“飲み放題”カフェを独身中高年が占拠!食べ物持参で…:レコードチャイナ
上海:宜家免费咖啡引来中老年交友热 110906 东方夜新闻—在线播放—优酷网,视频高清在线观看
これは、居眠りどころではないですね。タダであるという意味をはきちがえていると言わざるを得ません。しかも本人たち、罪の意識ゼロという感じで、いかにも中国的な感じですが、こういった人には、常識というのが通じませんので、店も大変です。
しかし、結局のところ、こういった負の要素を補って余りある利益が、今の中国にはあるということなんでしょうね。だから少々のことは目をつぶると。中国人というのは、イケアをはじめとする欧米風のライフスタイルに対する憧れがすごいですから。
先日もこんなのがありましたけど
宿泊費40億円超! 中国の一企業が“爆”社員旅行、6400人でフランス「占拠」- 産経ニュース
イケア・欧州城 周辺図
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