日常生活を送る上で、自分が、心がけていることのひとつに、他人と比較しないということがあります。
他人と比較すると、だいたいにおいて、ろくなことがありません。隣の芝生は青く見えるではありませんが、他人の生活は、大抵の場合、輝いて見えるものだからです。
しかも、世の中には、年収から、容姿、年齢、学歴、会社、出身・・・と、比較するネタは、ゴロゴロ転がっていて、比較し始めたら、きりがないのです。
例えば、自分の中国人の知り合いで、米国の大手企業に勤務している人がいて、その人が「◯◯ちゃんのところは旅行で海外に行っているのに、うちは厦門にしか行けなかったとか。」とか「自分の友人で、子供を年間十数万元もするエリート学校に行かせている。」とか、やたら嘆いている人がいましたが、
自分のような底辺層からいわせると、ご夫婦そろって一流企業に勤務している時点で、幸せすぎるほど幸せではないかと思うのですが、あまりそういう考え方にはならないようです。
そういう世界では、さらに上がいて、どうしてもそういう人と比べてしまうみたいです。人間の欲望は際限なく、上には上がいるので、比べ始めるときりがありませんし、幸せになれません。(まあ、単に、底辺相手に愚痴っているだけかもしれませんが・・・)
ちなみに、日本人の幸福度は、諸外国に比較して、かなり低いらしいですが(第54位)それは、他人と比較する文化ということも一因としてあるのではないかとも思えます。
というわけで、今回は、他人と比較しないコツというものを、とり上げてみました。
他人と比較しないコツ 4選
1 情報を制限する
他人の発する情報を過度に摂取して、いわゆるSNS疲れなどを、起こしてしまっている人は、情報を一度、遮断してみるのがいいでしょう。いわゆる情報の断捨離です。
友人や同僚のSNSを閲覧しないことでで、心を乱されることは、かなり少なくなるはずです。
2 環境を変えてみる
かの、大前研一大先生によれば、人間が自分自身のちからだけで変わるのは非常に難しく、外部の環境を変えるしか変わることができないらしく、それには、場所を変えるか、付き合う人をかえるか、行動様式を変えるかの3つしかないらしいです。
具体的には、転職、脱サラ、海外移住、・・とかになると思いますが、自分のできる範囲内で検討してみるといいでしょう。特に、海外にでてみると、今まで小さな差異に一喜一憂していた自分が、バカバカしくなるかもしれません。
3 自分の好きなことに没頭する
他人のことが気になるというのは、裏を返すと、自分の中に真にやることがないから、SNSとかが気になってしまうということではないでしょうか。
趣味でも、仕事でもなんでもいいので、自分が夢中になれることに没頭することで、他人の言動なんて、どうでもよくなります。
4 今の自分を受け入れる
他人と比較して思い悩むことを完全になくすことは無理ですが、過度に気にするあまり、くよくよしてしまうと、現在の生活が色あせて見えてしまい、何をやってもつまらなく感じてしまいます。
どんな現状であれ、今のあるがままの自分を受け入れることで、そういう負の感情を断ち切ることで、少しは前向きになれるはずです。
まあ、一種のあきらめといえなくもないですが、時にはそういう態度も必要だということです。
以上、他人と比較しないコツ 4選でした。
人間というのは、弱い存在ですから、なかなか超然として生きることはできないですし、ついつい他人と比較してしまうものです。
それを認めた上で、他人は他人、自分は自分というふうに、割り切ることも必要だと思います。
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