最後は逃げる勇気を!~過労死と日本人のメンタリティ

生き方

電通の高橋まつりさんという人が、自殺でなくなってからもう7年、経過したということですね。

電通というのは、コネ社員とガチで働く社員が完全に分かれていると聞きますが、ガチで働かされる方だったのでしょうが、若い優秀な方の命が、このような形で終わらざるを得ないというのは、なんとも残念なことです。

最近は、日本の会社もホワイト化していて、逆に「ホワイト過ぎてつまんない」といって、やめていく若い人もいるという話ですが、それでも、やはり一定数、ブラックな会社はあると思います。

もし今、ご自分がブラックな職場にいて、精神的に病んでしまいそうなくらい追い詰められているのであれば、そういう人には、「さっさと逃げろ」といいたいです。(弁護士に頼んで辞めるというお金で解決する方法もあるそうです)

まあ、そうはいっても、自分だけではなく、家族とかがいると簡単には辞められないとは思いますし、世間的に名前の通った会社であればなおさらでしょう。

とはいえ、やはり「命あってのものだね」です。自分の命を絶たなければならないほどであれば、そんな仕事はやるべきではないと思います。

その点、日本人は、変に真面目で責任感が強いので、ギリギリまで我慢しますが、最後は、逃げる勇気?を持ってほしいです。まあ「お前みたいな、年中、逃げている人間がそれを言うな!」と言われそうですが・・・

 

ちなみに「過労死」とか「過労自殺」というのは、日本以外、あまり無いのではないでしょうか。他の国では死にそうになったら、当然のこととして逃げますので・・・

中国でも、一時期、996問題(朝9時から夜9時まで週6日働く?)というのがあって、過労死というものがクローズアップされていたことがあるようですが、あれは多分、競争が超激烈な、IT企業とかのエリート層のことだと、自分的には理解しています。

また、過労死というのが珍しいからこそ、逆に取り上げられたという面もあるのではないかと想像します。

彼らは、そもそも一般人とは報酬が違うので、ハードウォーキングが当たり前ですが、一般の中国人が、そこまで働くイメージが持てないです。一般の中国人は体調が悪ければ、すぐに休みますし、また周囲が、そういうことに対して理解があるので休みが取りやすいです。有休とか取らなければ、逆に取るように上から言われるくらいですので。

また残業の場合、普段に上乗せされた残業代がしっかり付きます。なので、自己犠牲的なサービス残業とかはありえないです。

(996問題については、個人的な考えなので、もし、それは違うという意見があれば、いただきたいです。)

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