海外から日本に戻ったとき感じる、いわゆる「逆カルチャーショック」について

海外生活

日本に帰国できなくなって、三年近くが経過しました。

これまでは、ゼロコロナで、航空機のチケットも高いし、隔離もあるしで、とてもじゃないが、帰れるような環境ではなかったですが、ゼロコロナが解除がされたことで、来年こそは、帰れるような環境になればいいなと思います。

 

日本に帰ってないといえば、実は、自分は、若いときにも三年近く、日本に帰らなかった時期がありました。このときは、東南アジアに住んでいたのですが、若気の至りというか、あまり日本に帰りたいという感じではなく、暇さえあれば、近隣に旅行に行っていた気がします。

ただ、数年後、日本に帰ったとき、かなり、カルチャーショックを受けたのを覚えています。

「えっ、日本ってこんな国やったっけ?」という。

自分の国に戻ってきたときにショックを受けるというのも変な話ですが、たぶん、初めて海外に出て以来、全く日本に帰らなかったので、その間に、自分の中で、勝手に日本のイメージというのを作り上げていたせいもあるかもしれません。

日本の電車の中が、気味が悪いほど静かに感じたり、冬枯れの日本の風景や踏切の音が、妙にわびしく感じたのを覚えています。

まあ、常夏の東南アジアから、冬枯れの日本に来るのだから、当然と言えば当然ですが、これが、いわゆる逆カルチャーショックというものかもしれません。

 

思えば、当時(2000年前後)はインターネットはあることはありましたが、まだまだ黎明期でしたし、せいぜい会社で掲示板を使うとか、そのような使い方をしたことしかありませんでした。

YOUTUBEのような動画サイトもなかったし、レンタルビデオ屋で、日本のTV番組を録画したやつを借りたりとか、国際電話するのに電話料金にビビりながらかけていたような時代でしたので、今よりもずっと、浦島太郎状態に陥りやすかったのです。

 

そう思うと、今は、YOUTUBEをはじめ、ネトフリ、アマゾンプライム、キンドルといったサービスもあるし、ZOOM、微信を使えば、無料で国際通話もできます。そういう意味では、海外暮らしも以前よりは、ずいぶん様変わりしたし、浦島太郎状態には、なりにくくなった気がします。

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