以前、中国に来て間もない頃、「お前、韓国人か?」と言われることがたまにありました。タクシーに乗ったときとか、コンビニでモノを買うときとか、たまに、そういうふうに声をかけられていたように思います。
また、いつだったか、偶然に入った店が、韓国人の店だったらしく、中国人の店員が気を利かせて、わざわざ、店の奥から韓国人店主を呼んできて、話が通じず、往生したことがあります。
店員としては「お前とこの国の人間が来ているぞ。」くらいな感じで、気を利かしたつもりなんでしょうが、大変な勘違いもいいところです。おかげで、一生懸命、韓国語で話をしてくれる韓国人店主を前に、気まずい思いをしたことは言うまでもありません。
実際、中国人というのは、日本人と韓国人の区別がついていないようで、自分の教室のことも「あの韓国人のやっている教室」とか言ってたりします。時々、子供が自分の教室の前で「アンニョンハセヨ!」とか叫んでたりしますし。
たぶん、中国に出てきている韓国人の数が、日本人よりもかなり多いからというのも、一つの理由なのかなとは思います。深センの南山に、コリアンタウンっぽいところもあるというくらいですから。
ただ、中国人が、こちらのことを韓国人と間違うのは、まあしょうがないのかなと思います。何故なら、彼らだけではなく、自分でも結構、区別がつかないことが多いからです。
例えば、大陸中国人は、一発で、日本人ではないとわかります。髪型、服装、声がでかい・・などで、発話内容を確認しなくともわかってしまうのです。
それが香港人、台湾人になると、ちょっと微妙に感じにはなります。しかし、注意して観察すると、なんとなく日本人と違うということは、わかります。
ただ、韓国人の場合、発話をするまでわからないことがよくあります。そういえば、以前、海外旅行にいって、日本人かなと思って、話しかけたら韓国人だったということもよくありました。
ちなみに、日本人駐在員は、99%、日本人だとわかります。なぜかは、自分でもよくわかりませんが、服装とか髪型、仕草、行動パターンとかで、なんとなく、日本人オーラを発しているのかもしれません。中国人みたいに、ダラっとした感じがないとでもいいましょうか。
ちなみに、今は「お前、韓国人か?」と、全く言われなくなりました。
まあ、単純に外に出かけなくなっただけかもしれませんが、フリーなので、服装が適当になってしまったこと、あと、発話する時のタイミングや速度、間みたいなものが、現地化している?のかなと思います。
そういうものは、現地にずっといると、自然に身についてしまうものなのかもしれません。
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