さて、このところの円安を始めとして、相次ぐ増税案、国民への負担増など、日本の先行きに不透明感が増していますが、今後は、若い人を中心に、海外で生活することを検討する人も、多くなってくるのかもしれません。
ただ、そうはいっても、やはり海外はハードルが高く、実際に、行動できる人というのは少ないでしょう。
今回は、海外生活を送るにあたって、こういう人は、海外生活に向いてないと思われるタイプを4つ紹介してみます。
ちなみに、海外にでたほうがえらいとか言っているのではなく、単に、自分がこれまで見てきた中で、こういう傾向がありますという意味です。
海外生活に向かない人、4つのタイプ
1 日本と比較してしまう人
まずは、ことあるごとに、日本と比較してしまう人です。
確かに 気持ちはわからなくもありません。日本は空気もいいし、水もそのまま飲めます。何も言わなくとも、向こうから察してくれるし、サービスも懇切丁寧です。
対して、海外では、サービスは結構、適当だし、いちいち言葉で説明しなくてはならないし、面倒と感じることは少なからずあるでしょう。日本みたいにスムーズにことが運ぶ国というのは、まず無いと思っておいたほうがいいかもしれません。
しかし、だからといって「日本ではこうなのに、こっちはどうして・・・(ブツブツ)」と、事あるたびに、日本と比較してしまう人はつらいと思います。
他にも、細かい事が気になりすぎる人、こだわり感が強すぎる人、コスパや効率性を求める人、日本が好きすぎる人も、この部類に入ってくるかもしれません。
逆に、「ああ、そういうこともあるんだなあ。」くらいのおおらかで寛容な気持ちで、受け入れる事ができる人は、海外にあっているといえます。
2 海外に憧れがある人
海外生活に強い憧れがある人も、向いてないかもしれません。
海外生活に過度なあこがれをもっていると、住んでみると普通すぎて「こんなはずではなかった」ということになりがちです。
というのも、海外といったところで、所詮は日常生活ですから、二、三週間も過ごせば、もう当たり前の世界になってしまい、面白い面白くないの問題ではなくなってしまうからです。
変な例えですが、恋愛と結婚の違いくらいの違いはあるでしょうか。結婚すると、好き嫌いを超えた関係になっていきますが、そういう、ある種の退屈さを内包するものだと思います。
3 自分で行動できない人
自分で行動できない人や自己主張が苦手な人も、結構、しんどく感じるかもしれません。
海外では、基本的にこちらのいいたいことを察してくれたり、空気を読んでくれたりしないので、自分から言葉を発しなければ、ならないことが多いです。
しかし、日本人は、察する文化ですので、自分から話したりするのが苦手な人が多いかもしれません。しかも、外国語でともなると絶望的です。
そういう意味で、他人本位な人、依存心が強い人も向いてないかもしれません。
4 言葉ができない人
最後は言葉ができない人です。
実は、トップでもよかったかもですが、ただ、言葉ができなくとも、生活すること自体はできますので、最後にしました。それは、その人の置かれている立場によると思います。
例えば、駐在員さんとかであれば、好きで海外に来られたわけではない場合もあるでしょうし、ある程度、日常生活が送れるくらいでもかまわないでしょう。げんに、二十年くらい中国に住んでいるのに、中国語、ほとんど話せない人もいることはいますし、それはそれで、別に構わないと思います。
ただ、わざわざ、自分の意思で移住しようとして、他の国へ行く場合、その国の言語を習得することは必須といえるでしょう。
以上、いくつか思いついたまま上げてみました。
繰り返しますが、海外で生活するのは、向き不向きが有ると思いますし、向いてなければ、別に無理に海外にでなくとも、いいのではないかと、個人的には思っています。
ちなみに、自分は曲がりなりにも、20年海外にいるので(中国17年、シンガポール3年)、それなりに、こちらの水があっているのだろうとは思います。多分、細かいこだわりが少ないからではないかと思っています。
コメント